Aragon Aragon
  QatarGP
  FP1 FP2 QP Race Standing
ダニ・ペドロサ 1st 2nd 2nd 2nd 4th
アンドレア・ドヴィツィオーゾ 5th 4th 5th RT 3rd
ケーシー・ストーナー 3rd 1st 1st 1st 1st
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第14戦アラゴンGPの決勝は、今季9回目のPPからホールショットを奪ったケーシー・ストーナー(Repsol Honda Team)が、オープニングラップから快走を見せて今季8勝目を飾りました。今大会、フリー走行、予選、ウオームアップでトップタイムをマーク。マシンを完ぺきな状態に仕上げたストーナーは2周目に、1分49秒台前半にタイムを上げると、12周目まで同49秒台をキープ、この時点で2位のダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)に約4.5秒、3位以下に10秒以上の大量リードを築くことに成功しました。

今大会は、Repsolのグランプリ参戦40周年を記念して、Repsol Honda Teamの3台は、スペシャルカラーで出場しました。この記念すべき大会でストーナーは、Repsol Honda TeamのMotoGP100勝目を達成しました。

ストーナーには届きませんでしたが、予選2番手から決勝に挑んだペドロサが、インディアナポリス、サンマリノに続き、3戦連続2位でチェッカーを受けました。今大会は、絶好調のストーナーに、フリー、予選とわずかに届きませんでしたが、地元ファンの声援に応えようと全力を尽くしました。最終的に8秒遅れの2位でフィニッシュしましたが、終盤戦の巻き返しに大きな期待が膨らみました。

予選5番手から決勝に挑んだアンドレア・ドヴィツィオーゾ(Repsol Honda Team)は、オープニングラップに転倒、今季初のリタイアとなりました。

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ケーシー・ストーナー(MotoGP 優勝)
「レースが始まるまでみんな天気を心配していました。朝のウオームアップが始まったころに風が出始めて、昨日までの天気とだいぶん違ってきました。天気がどうなるかわからないので、ハードタイヤも温めて、スタート前は準備していました。スタートはまずまずでしたが、少し左側に寄って、ダニに接触しないようにしました。でも、ベンがアウトからきて、僕は1コーナーで3番手か4番手になりました。でもそこから落ち着いて走ることができました。マシンは快適でしたし、今日はなるべく早く前に出たかったです。何があるか分からないし、だからがんばって前に出てギャップを作りたかったです。ダニが最初の数周ついてきましたが、少しずつギャップをつくることができました。そこからレースをコントロールして、みんなタイヤの温まりに苦戦していたと思います。マシンは最高でした。スライドしても気にならなかったです。チームのみんなに本当に感謝したいです。Repsol Hondaの100回目の優勝はとても特別です」

ダニ・ペドロサ(MotoGP 2位)
「ケーシーの速さは、すでにプラクティスで見てきましたが、レースでもやはり速かったです。最初のセクターでコンマ数秒、ケーシーよりタイムが落ちていました。他の場所でギャップを取り戻したかったですが、それもできませんでした。レース後半はタイヤのグリップに苦しみ、スライドもしていました。ライディングそのものは楽しかったですが、今日はケーシーに離されて残念でした。それで今日は2位になろうと決めて、終盤はスピーズやホルヘとのギャップをコントロールして表彰台に立つことができました。3戦連続で2位というのは悪くはないですが、ここから先は優勝を狙っていきたいです」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ(MotoGP リタイア)
「最初の右高速コーナーで少しスライドしたときに、すべてのウエイトがフロントに行ってしまい、マシンをコントロールすることができなくなり転倒してしまいました。フロントタイヤがまだ温まっていなかったせいだと思います。一生懸命仕事をしてきたのに、1周目の2つ目のコーナーでレースを終えるのは本当に残念でした。今回は表彰台を狙えるペースがあったしチームもいい仕事をしてくれたので本当に残念です。ポイントを獲得することなくアラゴンを去ることになって残念。ダニに対して15ポイントのアドバンテージがあって3位をキープしていますが、これからは表彰台に戻っていい結果を残さなければなりません。昨年のシーズン終盤はいいレースができました。特に日本とマレーシアでは強かったので、このあとのGPでがんばりたいです」

中本修平|HRCチーム代表
「予選までの走りを今大会は、決勝で十分に発揮することができました。ケーシーは終盤、タイヤの消耗に苦しんでいましたが、それまで大きなアドバンテージを築いたので、余裕を持って優勝することができました。ダニはがんばってついて行きましたが、今日のケーシーは速くて、2位狙いの走りに切り替えなければなりませんでした。もちろん、ダニもタイヤに厳しいレースになっていたが、Repsol Honda Teamにとって特別な大会で、こうして、1-2フィニッシュできてうれしいです。次の日本GPでは、04年以来、優勝していないので、絶対に優勝したいです。今日はすばらしいレースをしてくれたケーシーとダニに感謝したいです」

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2011.09.19
Fantastic double podium as Repsol Honda Team celebrates 100th win Today in the Grand Prix of Aragon, Casey Stoner claimed his eighth win of the season in front of over 63,000 spectators.

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