Aragon Aragon
  QatarGP
  FP1 FP2 QP Race Standing
ダニ・ペドロサ 1st - - - -
アンドレア・ドヴィツィオーゾ 5th - - - -
ケーシー・ストーナー 3rd - - - -
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今年で2回目を迎えるアラゴンGPは快晴の中で開幕し、Honda勢は好調なスタートを切りました。昨年、2位となったダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は、周回を重ねるごとにタイムを短縮し、最終ラップにベストタイムをマークしました。

セッション終盤まではトップタイムをマークしていたケーシー・ストーナー(Repsol Honda Team)は、最終的に3番手。マルコ・シモンチェリ(Team San Carlo Honda Gresini)が4番手で続き、ここまでが1分50秒台をマーク。アンドレア・ドヴィツィオーゾ(Repsol Honda Team)は5番手に入りました。

トップタイムをマークしたペドロサは、バルセロナで行われたホームGP、第5戦カタルニアGPをケガで欠場していたため、バルセロナに近い今回のア ラゴンGPでは、その雪辱を果たす意気込みにあふれています。地元ファンの声援の中で、初日から気合いの入った走りを見せました。今大会はチェコGP以来 3戦ぶり今季2回目のPPの期待がかかります。

体調不良の影響で前戦のサンマリノGPを3位で終えたストーナーは、今大会は好調なスタートを切りました。最終的に3番手のタイムとなりましたが、 セッション開始からトップタイムを連発しました。この日は、路面のグリップが低いために、タイヤの消耗という課題を抱えていましたが、2日目の予選では、 ペドロサとともに、今季9回目のPPに期待が膨らみます。

シモンチェリは、上位3台と同じ1分50秒台の好タイムをマークして4番手に入りました。この日は、他の選手同様に、タイヤの消耗に不安を抱えてい ましたが、路面のグリップが上がる2日目には、その不安も解消されることが予想されるだけに、6戦ぶりのフロントロー獲得と、今季2回目の表彰台が期待さ れるスタートとなりました。ドヴィツィオーゾも、同様の課題を抱える一日となりましたが、着実にタイムを上げて5番手につけ、2日目はフロントローを狙い ます。

第7戦オランダGPで痛めた背中がほぼ回復し、万全の体調で今大会を迎えた青山博一(Team San Carlo Honda Gresini)は、5番手タイムをマークしたドヴィツィオーゾから、1分51秒台に7台がひしめきあった中で10番手につけました。路面のグリップが上 がらないため、チームメートのシモンチェリ同様に、タイヤの消耗に不安を抱えましたが、2日目のばん回に闘志を燃やしています。ホームGPに気合を入れて いるトニ・エリアス(LCR Honda MotoGP)は16番手。2日目のポジションアップを狙います。

この日は、電力不足のために停電となり、MotoGPクラスとMoto2クラスの2回目の走行がキャンセルとなりました。そのため、土曜日のフリー走行は、1時間15分に延長されて行われます。

Moto2クラスは、ホームGPに闘志を燃やすマルク・マルケス(Team CatalunyaCaixa Repsol)がトップタイム。以下、1秒差以内に14台が入るという接戦となり、高橋裕紀(Gresini Racing Moto2)は10番手、2戦連続代役出場となった小山知良(Technomag-CIP)は32番手でした。

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ダニ・ペドロサ(MotoGP 1番手)
「午前中はトラックのフィーリングを確認しました。そして、いいスタートが切れました。マシンはよかったです。ただ、ソフトでは柔らかすぎると思いました。気温が高くなったらレースでは使えません。そのため、ミディアムコンパウンドを試しましたが、こちらは快適でした。午後のプラクティスはキャンセルとなりました。コンディションがパーフェクトでしたので、キャンセルになり残念でした。明日の朝のセッションが長くなりますが、同じコンディションで比較できないのが残念です。45分のセッションを2回走れれば、データを分析して次のプラクティスで必要な調整をすることができますからね。1時間15分のセッションではそれができません。でもこれは他の選手にとっても同じです。明日すべてうまくいくことを願っています」

ケーシー・ストーナー(MotoGP 3番手)
「今朝は時間が足りませんでした。45分間だけの走行では、思ったほどのデータを得られませんでした。今日はタイヤの消耗がとても早かったです。ソフトタイヤで走ったら3、4周で終わってしまいました。そのため、セッション終盤に路面のグリップが上がるのを待っていました。でもあまり変わりませんでした。午後のセッションを楽しみにしていましたが、キャンセルになってしまいました。いつもなら大雨とかが原因なのですが、今日は、サーキットの停電が原因で、いつもと少し違っていました。今日キャンセルになった分、明日の走行時間が増えるので、長い一日となって大変だと思います。明日はできるだけいいセットアップを見つけることに集中したいです。幸い、ここ数日、天気は安定していますので、明日のセッションに集中したいです」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ(MotoGP 5番手)
「奇妙な一日でした。午前中のプラクティスではセットアップよりもタイヤに苦戦していました。路面があまりキレイではなかったので、たくさんスピンをしました。リアタイヤは、10周走ったら終わってしまいました。だから新しいタイヤを使わなければなりませんでした。明日は1時間15分のフリープラクティスがあります。セットアップの作業をするためには重要なセッションとなるだろうと思います。特にリアのグリップをよくして、スピンを減らさなければなりません。明日は路面コンディションがよくなると思います。今日はダニが速かったですが、ダニを除けば、ロレンソとはわずか0.3秒差です。明日のセッションにベストを尽くしたいです」

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2011.09.16
The Repsol Honda Team starts strong at Aragon in single practice session The Grand Prix of Aragon began this morning at the Alcaniz circuit and Dani Pedrosa finished the first forty five minute free practice session on top of the time sheets with Casey Stoner in third and Andrea Dovizioso in fifth. The second free practice session was at first postponed and then cancelled due to several power shortages.

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