San Marino San Marino
  QatarGP
  FP1 FP2 FP3 QP Race Standing
ダニ・ペドロサ 3rd 3rd 2nd 3rd - -
アンドレア・ドヴィツィオーゾ 4th 6th 6th 6th - -
ケーシー・ストーナー 1st 2nd 1st 1st - -
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サンマリノGPの予選は、Honda勢とヤマハ勢の激しい戦いになり、午前中のフリー走行でトップタイムをマークしたケーシー・ストーナー(Repsol Honda Team)が、予選でも快速ラップを連発してポールポジションを獲得しました。これで3戦連続、8度目のPP。今季、優勝している7戦はすべてフロントローからのスタート。PP獲得では4回優勝しているだけに、今大会も優勝候補の筆頭に浮上。ストーナーとしては初の4連勝に期待が膨らんでいます。

初日は2番手。わずかの差でホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)の後塵を拝したストーナーでしたが、2日目のフリー走行でトップに浮上すると、予選ではさらにタイムを短縮。08年に自身がマークした1分33秒378を更新する同33秒138のベストタイムをマークしました。予選セッションでは、やり残したセッティングがありますが、それをウオームアップでトライして決勝に挑みます。

初日3番手のダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は、2日目のフリー走行で2番手に浮上、予選では今季7度目のフロントロー獲得となる3番手につけました。2年連続のPP獲得は逃しましたが、ストーナーと2番手のロレンソとは僅差。決勝レースでは、この3人の優勝争いになることが予想されます。

そのためペドロサは、この2日間、マシンのセットアップとタイヤのテストに長い時間をかけました。金曜日、土曜日ともに最高気温は30℃前後。タイヤにもライダーにも厳しい戦いになることが予想されるだけに、入念に準備を行いました。昨年は念願のサンマリノGP制覇を成し遂げたペドロサ。後半戦がスタートして、これまで2戦、勝てそうで勝てないレースが続いているだけに、今大会はストーナーとともに優勝を目指します。

2列目には、ホームGPに闘志満々のアンドレア・ドヴィツィオーゾ(Repsol Honda Team)が6番手で続きました。アベレージではフロントローに並んだ3人にやや後れを取りましたが、決勝では追い上げのレースに挑みます。地元ファンの声援を一身に集めるHonda勢の選手として、ミサノにかけつける大観衆を興奮させることになりそうです。

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ケーシー・ストーナー(MotoGP ポールポジション)
「セッションごとにマシンはよくなりましたし、今週はまずまず順調でした。午後の予選は、ハードタイヤでセットアップしましたが、少し苦労したものの、最終的にマシンの感触はよくなりました。その後、ソフトタイヤを入れて、すばらしいタイムをマークすることができました。しかし、フロントのフィーリングは、あまりよくなかったです。明日はその部分をよくしたいと考えています。レースは厳しいと思います。ダニとホルヘは、とてもうまく走っています。だから、いいスタートを切ることがとても重要になります。ミサノは何カ所かオーバーテイクのできるところがあります。ラインが1つのサーキットでもありません。全体的に順調でした。明日は、天気を見てタイヤを決めたいと思います。もう少し気温が下がることを願っています」

ダニ・ペドロサ(MotoGP 3番手)
「全体的には、とても満足しています。ほとんどの時間を、タイヤのテストに集中しました。ソフトからハードに換えて、明日のレースで使うタイヤを決めようとしました。いつもなら、予選の前に決まっているのですが、ここは天気と路面コンディションが難しく、決められませんでした。予選セッションでは、たくさんの時間をタイヤに費やしたのですが、最後の数周はフロントロー獲得のためにがんばりました。コース序盤はとてもタイトなコーナーが続くので、フロントローからスタートすることが大事になります。トップ3人のタイムはとても接近しています。ケーシーとホルヘが僕よりアベレージがいいので、今夜、セッティングをもう少し考えて、2人に最後までついていけるようにしたいです」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ(MotoGP 6番手)
「昨日抱えていたピッチングの問題をなくそうと、フリー走行ではセットアップに集中しました。午後の予選セッションでは、レースに向けてハードタイヤを試しましたが、いいリズムで走れました。目標は2列目までに並ぶことでしたし、今日の結果は悪くはありません。明日はいいスタートを切って、前のライダーについていきたいです。ケーシーとロレンソはとても速い。そしてダニはスタートがとても速いので、この3人についていくことが重要になります。チャンピオンシップで、ロレンソとの差を縮め、ダニとの差を広げるためにポイントを獲得したいです。予選でソフトで走ったときよりも、レースタイヤで走ったときの方が戦闘力があるのは明るい材料です。気温が高く、湿度があるので、明日のレースはとても厳しいと思っています。イタリアの観客が力を与えてくれることを願っています」

中本修平 | HRCチーム代表
「全体的に大きな問題はない状態まで仕上げることができました。しかし今回は、ホルヘがすばらしい速さでした。33秒台後半で連続周回していますし、明日もこの走りをされたら、正直、かなわないとは思います。ケーシーは、昨日から今日にかけてよくなりました。もう少しやりたいことがあったのですが、アタックする時間が必要で、やり残してしまいました。ウオームアップで最後の調整に挑みたいと考えています。ダニは、ホルヘとケーシーの2人に比べれば、ちょっとだけ後れ気味なので、もうひとがんばりしたいところです。ドヴィツィオーゾは2列目からのスタートですが、本番に強いので、期待しています。マルコは全体的に悪くないのですが、もう少しペースを上げたいですね。今回はフロントローに並んだ3人と、セカンドローに並んだ3選手が、それぞれグループに分かれてしまった印象です。フロントローに並んだ3人のタイムは接近していますし、厳しいレースになりそうです」

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2011.09.03
Stoner secures eighth pole of the season with Pedrosa third and Dovizioso sixth Today in San Marino, Casey Stoner took his 30th MotoGP career pole position and 8th of the 2011 season, and with it he broke his own record set here in 2008 by two tenths of a second.

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