Indianapolis Indianapolis
  QatarGP
  FP1 FP2 FP3 QP Race Standing
ダニ・ペドロサ 10th 3rd 3rd 4th - -
アンドレア・ドヴィツィオーゾ 7th 5th 5th 5th - -
ケーシー・ストーナー 2nd 1st 1st 1st - -
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2日連続で快晴となったインディアナポリスGPの予選は、ケーシー・ストーナー(Repsol Honda Team)が圧倒的な速さで、3戦ぶり今季7度目のPPを獲得しました。初日1回目のフリー走行は2番手でしたが、2回目の走行でトップに浮上すると、2日目のフリー走行ではサーキットベストタイムを更新する1分39秒台をマーク。午後の予選では、ただひとり1分38秒台を叩き出す快走で、ライバルを圧倒しました。過去3回のインディアナポリスGPでは、優勝も表彰台もないストーナー。Hondaに乗り換えた今年は、インディアナポリスGP初制覇の期待が膨らんでいます。

昨年の覇者のダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は、初日3番手。2年ぶりのPPを狙った予選では、思うようにタイムを短縮できず、4番手へとポジションを落としました。今大会はセッションをこなすごとに、改修された路面のグリップが上がり、それに合わせた車体のセッティングとタイヤの選択に全選手が集中しました。ペドロサもレースの勝敗のカギを握るタイヤのセットアップに集中、ロングランを重点的に行い、順調にメニューをこなしました。しかし、タイムアタックが決まらず、2列目4番グリッドから決勝に挑みます。スタートのうまさには定評があるペドロサ。ストーナーとともに優勝争いに加わることは間違いなく、インディアナポリスGP2連勝に向けて全力を尽くすことになります。

今季6度目の表彰台と、初優勝を狙うアンドレア・ドヴィツィオーゾ(Repsol Honda Team)も、フリー走行、予選ともにロングランを重点的にこなし、決勝に向けて万全の状態を築きました。グリッドは2列目5番手ですが、本番の強さに定評あるドヴィツィオーゾ。今大会はストーナー、ペドロサとともに優勝争いに加わる可能性は高く、Repsol Honda Teamの表彰台独占が期待されます。

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ケーシー・ストーナー(MotoGP ポールポジション)
「インディアナポリスでポールポジションを獲得できてとてもうれしいです。難しいコンディションでしたが、チームがすばらしい仕事をしてくれました。でもレースは明日なので、最後の最後まで気持ちを緩めず、いいセットアップを見つけられるようがんばりたいです。昨年まであったバンプがなくなって、マシンのパフォーマンスをより出せるようになりました。しかし、グリップレベルが安定しないので、ペースが上がってくるとフロントのグリップが不安定でした。舗装のつなぎ目に乗ると、マシンから振り落とされそうになりました。今回は1回目フリープラクティスからあまりセッティングを変えませんでした。レースディスタンスでは、いいペースで走ることができました。今日は、前後ともソフトタイヤで、レースディスタンスより長く走ったのですが、安定していました。明日のコンディションを見て、タイヤは決めたいと思っています」

ダニ・ペドロサ(MotoGP 4番手)
「予選では、フロントタイヤに少し問題を抱え、あまり快適ではありませんでした。そのために力を引き出せず、フロントローを逃しましたが、ポジションに関しては心配はしていません。明日は、ケーシーやベン(スピーズ、ヤマハ)に近づきたいです。彼らはとても速くて安定していました。だから明日の朝のウオームアップで、表彰台争いができるような何かを見つけたいと考えています。明日もとても暑くなると思います。厳しい戦いになるし、タイヤにも厳しい戦いになるはずです。とにかく、レースではいいパフォーマンスができるように全力を尽くしたいです」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ(MotoGP 5番手)
「2列目からのスタートですが、悪くはありません。いいスタートを切って、28周のレースでタイヤのパフォーマンスをキープさせたいと思っています。今回の路面コンディションは、フロントのグリップに比べて、リアがグリップしすぎるようです。そのためにフロントタイヤがオーバーヒートしてしまう。この問題を解消するために、ウオームアップでさらにセットアップに集中したいと考えています。予選では路面温度が51℃まで上がり、タイヤには厳しいものとなりました。ケーシーは速すぎますが、自分もいいリズムで走れています。明日は、ダニやロレンソと表彰台争いができると思っていますし、これを目標にベストを尽くしたいです」

中本修平|HRCチーム代表
「ポールポジションを取れてうれしいです。データから言えば、PPのケーシーと2番手のスピーズとはほとんど差がなくて、この2人の優勝争いになりそうです。しかし、3番手のホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)、4番手のダニも悪くありません。特にダニは、チームのちょっとしたミスでタイムを出し損ねています。2列目からのスタートになりますが、原因が分かっているので、明日は優勝争いに加わってくれるはずです。とにかくチャンピオンシップも、ここからが本番です。一戦一戦、取りこぼしのないように戦っていきます。明日も優勝を目標に、全力を尽くしたいと考えています」

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2011.08.27
Seventh pole of the season for Stoner, second row for Pedrosa and Dovizioso for the Red Bull Indianapolis GP Casey Stoner will start tomorrow's Red Bull Indianapolis Grand Prix from pole position after setting a stunning lap of 1'38.850, 1.2 seconds ...

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