Indianapolis Indianapolis
  QatarGP
  FP1 FP2 FP3 QP Race Standing
ダニ・ペドロサ 10th 3rd 3rd 4th 2nd 4th
アンドレア・ドヴィツィオーゾ 7th 5th 5th 5th 5th 3rd
ケーシー・ストーナー 2nd 1st 1st 1st 1st 1st
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快晴の下で行われたインディアナポリスGP決勝で、Repsol Honda Teamが今季4回目の1-2フィニッシュを達成しました。ホールショットを奪ったのは予選4番手から絶好のスタートを切ったダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)。その後方では、PPからオープニングラップ3番手とやや出遅れたケーシー・ストーナー(Repsol Honda Team)が2周目に2番手に浮上、2周目からRepsol Honda Teamが1-2態勢を築き、その後、首位に浮上したストーナーが、28周のレースで真っ先にチェッカーを受けました。

今大会、フリー、予選とライバルを圧倒してきたストーナーは、序盤は慎重な走りを見せますが、7周目にペドロサを抜いて首位に立つと一気にペースアップ、チームメートをじりじりと引き離す会心の勝利でした。過去、インディアナポリスでは一度も表彰台に立ったことがないストーナーでしたが、Hondaに乗り換えた今年は、自身とRC212Vのパフォーマンスを存分に発揮、今季2回目の3連勝で7勝目を達成し、今大会4位に終わったロレンソに総合ポイントで44点のリードを築きました。

その後方では、インディアナポリスGP2連覇に闘志を燃やしたペドロサが2位でフィニッシュ。今季6回目の表彰台に立ちました。今大会は、改修された路面のグリップに苦戦、思うようにセットアップを進めることができませんでした。しかし、好スタートを切った決勝では、6周目までトップを快走、優勝こそストーナーにゆずりましたが、3位以下に大きなリードを築くすばらしい走りを見せました。前戦チェコGPの転倒ノーポイントで総合5位へとポジションを1つ落としていましたが、今大会の2位表彰台で総合ポイントで再び4位に浮上しました。

予選5番手から今季6回目の表彰台を狙ったアンドレア・ドヴィツィオーゾ(Repsol Honda Team)は、オープニングラップの混戦で6番手へと順位を落とし苦しい展開。序盤は、マルコ・シモンチェリ(Team San Carlo Honda Gresini)、ニッキー・ヘイデン(ドゥカティ)とし烈な4位争いを繰り広げ、中盤以降はそのグループから抜け出して単独4位を走行、終盤はロレンソに肉薄してスタンドをわかせますが、惜しくも届かず5位でフィニッシュしました。

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ケーシー・ストーナー(MotoGP 優勝)
「スタートはまずまずだったが、第2コーナーに入ったとき、ダニが結構強いブレーキングをしました。そのとき自分のブレーキはまだ温まっていなくて、ぶつからないように止まるのが大変でした。こうして最初の周をなんとか切り抜けられてラッキーでしたが、あとで振り返れば、スタート直後の第1コーナーでもう少しアグレッシブにいけば、そういう危険を回避できたかもしれません。とにかく、今日は厳しいレースでした。とても暑くて、フリーや予選のときより路面は少し滑りやすかったように思います。そのため、どれだけプッシュしたらいいのか判断するのが難しかったです。一度、危ない滑りがありましたが、なんとかふんばることができました。そこからがんばってダニをパスし、数周いいラップタイムを刻んでアドバンテージを築きました。難しいトラックコンディションの中で、すべてがうまくいきました。すばらしいマシンに仕上げてくれたチームに感謝したいです」

ダニ・ペドロサ(MotoGP 2位)
「今日の2位は、いろんな意味でうれしかったです。昨日の予選ではケーシーに1秒の差をつけられていたし、それをなんとか縮めたかったです。あんなに離されるのは普通ではなかったですからね。前回のブルノで転倒したあとに、こうして2位でフィニッシュできてうれしい。自分のレースペースは、ケーシーほど速くないのは分かっていたけれど、チームはとてもいい仕事をしてくれました。今日はフロントの感触がよくなりました。いいリズムを見つけることもできました。ケーシーに離されてからは1人で走るつらいレースになったけれど、自分の走りに集中しました。そして、最後に自己ベストラップを出すことができました。自分のパフォーマンスに満足しています。ブルノで転倒したあとに、ここで20ポイント獲得できたのは悪くありません。来週のミサノでまた一歩前に進むのが楽しみです」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ(MotoGP 5位)
「今日の結果には満足できません。目標は表彰台でしたし、総合ポイントでもロレンソに追いつくことでしたから。残念な結果ですが、最終ラップでレース中の自己ベストタイムとなる1分40秒台を出せたのはよかったです。今日は暑かったし、難しいコンディションの中で最後まで速いラップタイムをキープできました。とにかく、今日はスタートが悪すぎました。ニッキーにブロックされ、第4コーナーではベン(スピーズ、ヤマハ)と接触しました。そのためにポジションを失ってしまいました。そこから全力で追い上げました。厳しいレースになるとは思っていましたが、本当にその通りになりました。今日はリアのグリップがなくて、特に1周目はひどかったです。でも、気持ちを切り替えて走りに集中しました。次戦はホームGPとなるミサノ。いい結果を残すつもりだし、自信はあります」

中本修平|HRCチーム代表
「ケーシーは、フリー、予選を通じて速かったですが、その走りを決勝でもきちんと再現してくれました。この優勝で、総合ポイントでもさらにリードを広げることができました。インディアナポリスでは2連勝。今大会も優勝できてうれしい。ダニは、朝のウオームアップでセットアップを見直し、ペースを改善できました。しかし、途中からエンジンに不調が出ていたというので、それを確認しています。優勝したケーシーから少しずつ遅れてしまいましたが、昨日の予選の遅れを考えれば、今日の2位はよかったと思います。アンドレアは、スタート直後の混雑の中で遅れ、その遅れを取り戻そうとプッシュしてフロントのタイヤを消耗させてしまいました。しかし、最終ラップにベストタイムをマークするなど、最後までがんばってくれました。シモンチェリはタイヤの消耗で厳しいレースになったようです。次のサンマリノは連戦になるので、この勢いをキープして、次も優勝を目標に全力を尽くします」

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2011.08.29
Stoner storms to seventh victory of the season with Pedrosa second and Dovizioso fifth Casey Stoner completed a perfect weekend today with his victory at the Red Bull Indianapolis Grand Prix, celebrating Honda's second successive win here at the brickyard and marking Honda's third consecutive win on American shores...

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