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  QatarGP
  FP1 FP2 FP3 QP Race Standing
ダニ・ペドロサ 11th 3rd - - - -
アンドレア・ドヴィツィオーゾ 5th 5th - - - -
ケーシー・ストーナー 2nd 4th - - - -
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第9戦ドイツGPの1日目フリー走行は、気温16℃、路面温度21℃というコンディションで1回目のセッションが行われ、痛恨の転倒を喫したダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が転倒の影響を感じさせないすばらしい走りで3番手に浮上しました。ペドロサは第4戦フランスGPで右鎖骨を骨折。第8戦イタリアGPで復帰して、これが復帰2戦目となりますが、完全復活を感じさせる鋭い走りに大きな拍手が送られていました。ザクセンリンクでは、最高峰クラスで2勝。昨年の独走優勝は記憶に新しく、この日の走りも、復帰後初優勝を期待させるものでした。

ペドロサ同様、1回目の走行で転倒したケーシー・ストーナー(Repsol Honda Team)は、4番手で続きました。ストーナーは、1回目のセッション開始直後に冷えた路面に足下をすくわれ、痛恨の転倒を喫します。すかさず2号車で走り出し、1回目のセッションは、シモンチェリに続いて2番手。コンディションのよくなった2回目の走行では、2台のマシンを乗り比べてセットアップを進めましたが、思うようにタイムを短縮できず4番手でした。この日は、転倒した1号車の状態が完全によくならず、完ぺきに修復して挑むことになる2日目は、今季6回目のPP獲得が期待されます。

ペドロサとストーナーに続いて、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(Repsol Honda Team)が5番手で初日を終えました。気温も路面温度も低かったことから、1回目のセッションからセットアップに集中します。コンディションがよくなった2回目もレースタイヤでロングランをこなし、着実にアベレージを上げることに成功。確実に前進する一日となりました。これまで3戦連続で表彰台に立ってきたドヴィツィオーゾ。今大会は4戦連続表彰台はもちろん、今季初優勝を狙う戦いとなります。

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ダニ・ペドロサ(MotoGP 3番手)
「朝のプラクティスでアクシデントがあったにも関わらず、思ったよりもいい一日になったと思います。転んだのは、右の高速ダウンヒルコーナー。ここで何人も転んでいましたが、何の兆しもなく、いきなり転倒してしまいました。幸い、ケガがなくてよかったです。転倒の後はコースに出る時間があまりなかったので、タイムも順位も上げることができませんでした。しかし、2回目のセッションは順調で、ラップタイムを上げることができました。午後は太陽が出て、路面温度も少し上がりました。午前中に転んだ11コーナーのグリップもよくなりました。路面コンディションは昨年より悪いと思いますが、タイムは昨年に比べてそれほど悪くありませんでした。明日も引き続きセットアップに全力を尽くしたいです。もしかしたら、月曜日にムジェロでテストした新しいスイングアームを試すかもしれません」

ケーシー・ストーナー(MotoGP 4番手)
「今日の結果には、あまり満足していません。午前中のセッションでは、2周目に転倒してしまいました。これが最後まで影響しました。この転倒で時間をかなり無駄にしてしまいました。ツナギを着替えて、セッティングの決まっていない方のマシンで走らなければなりませんでした。だから午前中は、最後の数周を除き、ほとんど無駄になってしまいました。午後は修復したマシンで走りましたが、フィーリングがおかしかったので、もう一台のマシンで走ることにしました。フロントとリアにハードタイヤを入れて走り、セットアップはかなり進んだと思います。でも、まだまだ完ぺきにはほど遠いです。転倒してあっちこっちを打撲したので、まだ痛みはありますが、明日へ向けて気持ちを引き締めたいです。トップとの差を、もう少し差を詰められたらと思っています」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ(MotoGP 5番手)
「今日はまずまず順調だったので、とても満足しています。ここは複雑なサーキットで、右コーナーがたったの4カ所しかありません。右側のタイヤの温度を上げるのが難しいのですが、今朝は思っていたより寒くて、右コーナーで転倒者が多かったです。そのため、限界まで攻めることはせず、コンスタントに走ることに集中しました。このサーキットではタイヤのエッジグリップに頼ることになるので、いいリズムをキープして、タイヤに負担をあまりかけないように走れるようにしたいです。今日は午前から午後にかけて確実に前進することができました。30周の決勝では、最後までいいリズムを維持するのが難しいです。明日もレースタイヤで、なるべく長くコンスタントに走るようにしたいです」

中本修平|HRCチーム代表
「FP1では、ケーシーが転び、その後ダニも転び、アッセンを思い出してしまいました。午前中は気温も路面温度も低く、グリップしなかったようです。十分に気をつけていたようですが、同じ11コーナーで転んでしまいました。午後は気温も路面温度も上がり、やっと普通の状態で走れるようになりました。マシンの評価も、このセッションからできるようになりましたが、ケーシーもダニもマシンのセットアップが遅れています。明日は、この遅れを取り戻さなくてはなりません。ケーシーは打撲がひどく、レントゲンを撮りましたが、骨折はありませんでした。痛みがあるかも知れませんが、ライディングには影響はないようでよかったです。アンドレアは、もう少しセッティングをつめていかなければいけない部分はありますが、大体まとまってきています。マルコは順調で、強いて言えば、左側のグリップをもう少し上げたいようです。過去2戦、オランダとイタリアでは、色々あって優勝を逃しているので、今回はそのリベンジ。決勝に向けていい状態を作りたいです」

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2011.07.15
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