Italy Italy
  QatarGP
  FP1 FP2 FP3 QP Race Standing
ダニ・ペドロサ 7th - 12th 8th - -
アンドレア・ドヴィツィオーゾ 3rd 1st 6th 4th - -
ケーシー・ストーナー 2nd - 3rd 1st - -
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第8戦イタリアGPの予選は、不安定な天候の中、開催されました。午前中は青空が広がり、最高気温は22℃まで上昇しましたが、午後になるとセッション開始から30分すぎまで断続的に小雨が降り続け、後半の30分間はウエットコンディションとなりました。

サーキットベストタイムを更新する1分48秒034をマークしてPPを獲得したケーシー・ストーナー(Repsol Honda Team)。小雨が降り続くセッティング前半に、しかも、新品タイヤではなく、すでに周回しているタイヤでのベストタイムを更新しました。2戦ぶり今季5度目のPPを獲得したストーナー。初日と2日目のフリー走行では、満足のいく結果を得られませんでしたが、最後の予選セッションでは会心の走りを披露しました。前戦オランダGPのフリー走行で転倒した際に左肩と首を痛めてるものの、今季5勝目に向けて大きく前進しました。

4番手には、地元ファンの熱い声援を受けるアンドレア・ドヴィツィオーゾ(Repsol Honda Team)。3戦連続今季4回目の表彰台獲得に期待がかかります。小雨が断続的に降る難しいコンディションの中に苦しみましたが、マシンの仕上がりはよく、本番に強いドヴィツィオーゾだけに、決勝での追い上げに期待されます。

4戦ぶりにサーキットに戻ってきたダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は右肩をかばいながら、8番手と大健闘しました。決勝では欠場した3戦の後れを取り戻すため、ひとつでも上のポジションでフィニッシュする意気込み。昨年優勝している得意のコースでの復帰初戦に大きな注目が集まっています。

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ケーシー・ストーナー(MotoGP ポールポジション)
「昨日の2回のセッションも、そして今朝のフリープラクティス3も、セットアップにはあまり満足できませんでした。だから、午後の予選セッションでもセットアップを続けたのですが、セカンドマシンのセッティングを変えていったところ、ファステストラップをマークできましたし、すばらしいマシンに仕上がりました。新品のタイヤじゃなくて、すでに使っているタイヤでポールポジションを獲得できたことが、本当にうれしいです。雨が降ったらタイムを上げるのは難しいので、セッション開始から、フロントもリアもソフトタイヤを装着して、雨が降り始める前にいいラップタイムを出そうと思いました。コースに出たら雨の影響があまりなかったので、ピットに戻ってセカンドマシンを調整してフロントタイヤをハードにして走りました。そうしたら安定感が増して、タイムを上げることができたんです。難しいコンディションだったけれど、路面の状態もすべてパーフェクトでした。いい時に、いい選択をしたと思っています」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ(MotoGP 4番手)
「雨のために難しいセッションになりましたが、4番手になれて満足しています。アベレージもよく、全体的に満足しています。このサーキットは、スタートから第1コーナーまで長いストレートがあるので、2列目からスタートするのは重要です。今日はフロントのセッティングを変更して、よくなりました。このサーキットはタイヤの消耗が速いので、レースに向けて、ハードタイヤでのロングランを少ししたかったです。しかし、雨のためにできませんでした。レースは長く、体力的にはきついです。23周、いいリズムをキープするのは簡単なことではありません。でも、決勝に向けて準備はできていますし、いい結果を目指して戦いたいと思います。ムジェロではいつもイタリア人ライダーは、みんなにいい走りを見せられるので、自信はあります」

ダニ・ペドロサ(MotoGP 8番手)
「雨が降り始めたので、30分走っただけで予選セッションが終わってしまいました。しかし、ケガをしている右肩のことを考えれば、雨が降ってきたことはラッキーだったかもしれません。セッションの始めに、思ったよりもいい周回を重ねられました。自分のラップタイムにも驚きました。今の自分のコンディションを考えたら、8番グリッドはとてもいいです。レースが大変なのは分かっていますが、ベストを尽くしたいと思います。23周、全力を尽くすつもりです。今の状態で100%がんばって、どこまで走れるのかを見てみたい。昨日はよく休めましたから、今日は体調がよかったです。しかし、周回を重ねるごとに肩が段々痛くなってくるので、午後は大変でした。明日の朝のウオームアップでは、エネルギーを蓄えておいて、レースで力を出したいと思っています」

中本修平|HRCチーム代表
「ポールポジションを獲得できてよかったです。ケーシーがPP、マルコが3番手。2人がフロントローに並べましたが、4番手のアンドレアには、もうひとがんばりしてほしかった。しかし、3人ともにセットアップは順調で、内容は悪くないと思います。天候が不安定で、やり残したことがたくさんありますが、それはほかのチームも同じだと思うので、仕方ありません。レースに向けて最低限のことはできたと思っています。明日の決勝はドライになってほしいところですが、ウエットでもドライでも、いいレースをしてくれるはずです。ダニは、まだ痛みがあるようで、完調にはほど遠いのですが、8番手につけてくれました。明日の決勝も厳しいとは思われますが、ひとつでも上の順位でフィニッシュしてほしい」

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2011.07.03
Stoner flies in Mugello with Dovizioso fourth and Pedrosa an impressive eighth before rain affects proceedings againThe promise of a substantial improvement in the lap times on the new Mugello asphalt has been accomplished today, on the second day of the Grand Prix of Italy, where Casey Stoner has been the main protagonist.

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