France France
  QatarGP
  FP1 FP2 FP3 QP Race Standing
ダニ・ペドロサ 2nd 3rd 4th 4th - -
アンドレア・ドヴィツィオーゾ 3rd 6th 3rd 3rd - -
ケーシー・ストーナー 1st 1st 1st 1st - -
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第4戦フランスGPの予選は、ケーシー・ストーナー(Repsol Honda Team)がPPを獲得、2番手にマルコ・シモンチェリ(Team San Carlo Honda Gresini)、3番手にアンドレア・ドヴィツィオーゾ(Repsol Honda Team)と、Honda勢がフロントロー独占を達成した。ダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が4番手と続いた。

今季3回目のPPを獲得したストーナーは、午前中3回目のフリー走行でトップタイムをマーク。午後に行われた予選でもセッション序盤に首位に立つと、次々にタイムを更新、Honda勢同士の激しいPP争いを制した。2戦ぶりのPP獲得となったストーナーは、初日から好調で、すべてのセッションを制した。前戦ポルトガルGPでは、セッティングに戸惑って予選4番手とやや出遅れた。決勝は3位表彰台に立つも、不完全燃焼のレースとなっていた。今大会のフリー走行と予選では、そのうっ憤を晴らす快走を披露、開幕戦カタールGP以来の今季2勝目に大きく前進した。

ドヴィツィオーゾが今季初フロントローとなる3番手だった。開幕戦カタールGPでは予選7番手、決勝4位と表彰台にあと一歩。雨になった第2戦スペインGP では、予選6番手から追い上げのレースを見せるも、タイヤの消耗で12番手へと大きく順位を落としていた。前戦ポルトガルGPでは、予選6番手から今季2回目の4位。今大会は、今季初の表彰台と初優勝を狙う。

初日3番手とまずまずのスタートを切ったペドロサは、この日の低い路面温度に苦戦、いいグリップを見つけられず4番手だった。初日は最高気温が24℃、路面温度は40℃を越えた。しかし2日目は雲が多く、午前中14℃。青空が広がった午後も18℃までしか気温が上がらず、路面温度も金曜日より10℃以上低かった。初日から低い路面温度でベストな状態を見つけられないペドロサだが、第2戦ポルトガルGPで今季初優勝。総合首位のホルへ・ロレンソ(ヤマハ)に4点差に接近しているだけに、決勝では2連勝に闘志満々。この大会で逆転を果たし、首位に浮上する意気込みだ。

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ケーシー・ストーナー(MotoGP ポールポジション)
「今回のポールポジションはとてもうれしい。午後はレースのセットアップに集中した。1台のマシン、そしてもう1台とマシンを少し調整して改善させた。昨日、今日とコンディションが不安定だ。今日は風が少し強くて、マシンの状態が改善されたのか、そうでないのか見極めるのが難しかった。でも、本当にいい走りをすることができた。そして限界までプッシュすることができた。こういう状態は文句なくうれしい。今シーズン3度目のポールポジションとなったけれど、優勝へ向けて一歩前進しただけ。この数戦、ちょっとツキがなかった。今週はもう少し運が向いてくることを願っている。明日は優勝を狙っていきたい」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ(MotoGP 3番手)
「フロントローからスタートできるのは、とてもうれしい。今回のレースはこれがひとつの目標だったから、余計にうれしい。セッション終盤、シモンチェリの後ろを走った。彼のラインについて行ったのがよかった。午後、セットアップを少し変えたら、フロントの感触がよくなった。これで自信を持ってレースに挑める。表彰台争いができると思う。明日のレースは厳しいはずだ。ケーシーはとても速い。そして彼は逃げようとするだろう。自分にはいいペースがあるので、シモンチェリやダニと戦うことになる。とにかく、一生懸命働いてくれたチームに感謝したい。そして明日はいい結果を残したい」

ダニ・ペドロサ(MotoGP 4番手)
「昨日に比べて、かなりよくなったのだが、それでもリアのトラクションが不足しているのか、望んでいるグリップを得られなかった。予選では、セッション開始からソフトタイヤを装着して、いいリズムを見つけようとした。そしてセッションの終盤にもう一度ソフトを履いて走行したのだが、うまくいかなかった。明日のウオームアップで少しマシンを改善しなければいけない。そして決勝レースでは、いいスタートを切ることが重要になる。スタートして最初のシケインは難しいので、どんなトラブルも避けなければいけない。オープニングラップは極めて重要になる。なぜならタイヤはまだ冷えているし、それでも前にいることが重要になるからね。ケーシーは速すぎるけれど、ほかのライバルとは僅差だ。シモンチェリ、ドヴィツィオーゾ、そしてロレンソもよくなっている。長く厳しいレースを戦う準備をしなければならない。エストリルでもそうだったけれど、最後まであきらめず、全力を尽くしたい」

中本修平 | HRCチーム代表
「昨日に引き続き、今日もいい結果を残すことができた。明日の決勝も、今日のような結果を出せるように全力を尽くしたい。久しぶりのフロントロー独占。4位までHondaという結果となったが、好調の要因は、正直、分からない。Honda勢同士が切磋琢磨するという相乗効果も大きな要因かもしれない。いずれにしても、今年一番の内容で予選を終えられた。アンドレアもここに来て調子を上げてきた。明日の目標は優勝。Honda勢同士が優勝を争ってくれれば、よりうれしい」

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2010.05.14
Stoner storms to pole with Dovizioso 3rd and Pedrosa 4th Four factory Honda riders will start of the Grand Prix of France in the first four positions of the grid, with Repsol Honda riders Casey Stoner, Andrea Dovizioso and Dani Pedrosa 1st, 3rd and 4th respectively.

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