FIA-F3選手権第8戦のレース1が9月28日(土)に行われました。
朝方まで激しく降った雨は上がったものの、空には黒い雲が立ち込め、降水確率は80%と、レース中の降雨が予想される状況で、レース開始時間の10時15分を迎えました。気温20℃、路面温度21℃で路面はドライのコンディションです。
好スタートを決めた角田裕毅(Jenzer Motorsport)は、5つポジションを上げ、12番手にジャンプアップします。名取鉄平(Carlin Buzz Racing)は、スタート後の2コーナー過ぎの位置取りが悪く、ややコースアウト気味となり、オープニングラップを24番手で終えました。
4周目にはストップしたマシンが出てセーフティカーが導入。6周目にレースが再開されると、角田は前車をパスして11番手に上がり、入賞目前のポジションとなります。2周目に22番手に上昇した名取は、レース中盤となる10周目には19番手となりました。
ポイント獲得を目指し、順位を上げたい角田でしたが、レース中盤以降ペースが上がらず、9周目に12番手にダウン。その後はポジションを守りきってフィニッシュしました。
一方、名取も終盤ペースが上がらず、14周目に20番手となり、そのままチェッカーを受けました。
レース2は9月29日(日)午前9時55分(日本時間午後3時55分)にスタート。角田は6列目12番手から、名取は10列目20番手からポジションアップを狙います。
角田裕毅選手(レース1:12位)
「スタートはよかったのですが、そのあとは他に比べて全くペースがよくなかったです。タイヤをセーブしていたわけではなく、後半によくなるのかと思いましたが、少しは速くなったものの、追いつくまでに速くはなりませんでした。タイヤのグリップもずっと一定で、よくも悪くもメリハリのないレースでした。特に序盤のペースが遅くて、その原因はまだ分かりません」
名取鉄平選手(レース1:20位)
「スタートはよかったのですが、その後のターン2から4までの位置取りが悪く、スペースがなくなってオーバーランしてポジションを落としました。その後のペースは悪くなく、前を抜いて追い上げて行ったのですが、ターン7で前を抜いた時にフロントタイヤを壊してしまって、アンダーステアが強くなり振動も大きくなってしまい、ペースを上げられない状態でレースを終えました」
順位 | No. | ドライバー | マシン | 周回数 | タイム/差 |
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1 | 26 | M.アームストロング | Prema Racing | 20 | 42'35.319 |
2 | 28 | R.シュワルツマン | Prema Racing | 20 | +1.077 |
3 | 19 | N.カリ | Trident | 20 | +4.911 |
4 | 20 | L.プルチーニ | Hitech Grand Prix | 20 | +6.007 |
5 | 27 | J.ダルバラ | Prema Racing | 20 | +8.349 |
6 | 18 | P.ピケ | Trident | 20 | +9.479 |
12 | 14 | 角田裕毅 | Jenzer Motorsport | 20 | +25.807 |
20 | 29 | 名取鉄平 | Carlin Buzz Racing | 20 | +42.861 |