FIA Formula2 Championship
Round07
ベルギーベルギー

FIA-F2 決勝・レース2

2020年8月30日(日)

スパ・フランコルシャン

第7戦 ベルギー

角田裕毅はアクシデントにより、9位でレース2を終える

FIA-F2選手権第7戦のレース2がスパ・フランコルシャンで行われました。前日のレース1で優勝を果たした角田裕毅はリバースグリッドにより4列目8番手からのスタートです。

午前11時10分、気温13℃のコンディションでレースが開始されました。スタート後の第1コーナーで行き場を失った角田はアウト側のコース外に逃れ、アクシデントを避けざるを得ない状況となります。その後、ケメルストレートでは背後を突かれポジションを11番手に落としました。その先の第7コーナーで前車と接触。さらにポジションを落とし、1周目を12番手で終えました。混乱する1周目には、他のアクシデントも発生しセーフティカーが導入されます。

3周目にセーフティカーが解除されレースが再開されますが、すぐにまたアクシデントが起こり再びセーフティカー導入となりました。このアクシデントによって角田は10番手にポジションを上げています。

6周目にレースが再開されると、接近した集団で角田は上位を狙います。9周目に9番手、13周目に8番手、14周目に7番手と前車をパスしてポジションを上げました。レース終盤、タイヤが厳しくなりながらもペースを保ち7番手でフィニッシュしますが、他車との接触に5秒加算のペナルティーが科され、角田は9位に終わりました。

レース2ではノーポイントに終わりましたが、第7戦では予選ポイントとレース1優勝によって29ポイントを獲得し、シリーズランキングは3位となっています。

 

コメント

角田裕毅(9位)
「スタートはまあまあうまくいったのですが、外側だったので1コーナーで押し出されるのは仕方ないと思っていました。それで、その後のストレートでスリップにつかれて、サイドバイサイドになり、ポジションを落としてしまいました。第7コーナーで、前方にコースオフしたマシンが戻ってきて、そのため前のマシンが急ブレーキをかけ、避けられない状況で接触してしまいました。レース後、当たってしまったドライバーがチームに『自分が急ブレーキをかけてしまったので、ユーキも避けられなかったと思う』と言いに来てくれて、それには感謝しています。避けられない状況だったので、ペナルティーは少し厳しい裁定だという思いはあります。その後のペースはよく、前を抜くこともできました。7番手で終えられただけに残念なレースでした。今回のベルギーではポールポジションとレース1の優勝でポイントを重ねランキング3位になりましたが、まだ接戦が続くので、これからも自分にできることをしっかりやり、気を引きしめて今後のレースに臨みたいと思います。予選とレース1は、今回のようにやれればいいと思いますし、レース2では混戦をどのように切り抜けるかを勉強して臨みます」

リザルト

順位 No. ドライバー チーム 周回数 タイム/差
121R.シュワルツマンPREMA Racing1842'44.391
220M.シューマッハPREMA Racing18+9.025
33G.チョウUNI-Virtuosi18+11.193
424N.マゼピンHitech Grand Prix18+20.945
525L.ギオットHitech Grand Prix18+21.907
611L.デレトラスCharouz Racing System18+25.182
 
97角田裕毅Carlin18+30.559

ポイントランキング

ドライバー

順位 No. ドライバー チーム 総合ポイント
121R.シュワルツマンPREMA Racing132
24C.アイロットUNI-Virtuosi122
37角田裕毅Carlin111
420M.シューマッハPREMA Racing106
53N.マゼピンHitech Grand Prix101
63G.チョウUNI-Virtuosi92

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