レッドブルリンクは予報通り朝から激しい雨に見舞われ、F1のスケジュール変更により、F2のレースは50分遅れ、17時35分開始となりました。強い雨が降る中、セーフティカー先導で走行が開始されましたが、5周を走った段階で赤旗が提示され全車ピットに戻り、天候の回復を待ちます。徐々に雨脚は弱くなり、1時間後の18時35分に再びセーフティカー先導で、レースが開始されました。
4周に渡って先導走行が行われ、レースがスタート。ポールポジションから好スタートを見せた角田裕毅は、少しずつ後続との差を広げて首位を守り、レースは中盤を迎えました。23周目に角田にピットインの指示が無線で出され、その後もサインボードを使ってチームはピットインを指示しますが、角田は走行を継続。上位陣では最も遅いタイミングとなる27周目にピットインした角田は、タイヤ交換作業に手間取り時間をロスし、5番手にポジションを落としコースに戻ります。すぐさま前車をパスして4番手に上がり、上位1台がピットインし3番手となった角田は、ペースを上げて追い上げを開始。29周目の第1コーナーで前車をパスして2番手までポジションをばん回しました。
レース終盤、トップとの差が1秒を切るまでに詰め寄りましたが、首位の選手もペースを落とさずに巧みな走行を続け、角田は背後に迫るまでには及ばず2位でチェッカーフラッグを受けました。角田は参戦2戦目で初表彰台を獲得。レース2では7番手スタートから連続表彰台を目指します。