2019年FIA F2選手権第11戦が、ロシア・ソチで幕を開けました。シリーズは残り2大会4レースとなり、ランキング6位の松下信治(Carlin)は、目標であるランキング4位以上を目指して戦いに挑みます。
午前9時30分より45分間のプラクティスが行われました。気温22℃、路面温度23℃のコンディションです。松下は、20周を走行し、ベストラップは1分49秒587をマーク。トップからコンマ7秒差の5番手でプラクティスを終えました。
午後5時からの予選は、厚い雲が空を覆い、降水確率は60%と今にも雨が降りそうなコンディションでスタートしました。松下は1セット目のアタックは、途中までハイペースだったものの、セクター3でタイヤをロックさせてしまい1分49秒139にとどまります。すぐにピットインしタイヤを交換した松下は、降雨を見越してすぐに2セット目でアタックを行います。このアタックで1分48秒396をマークし、その時点で6番手につけました。セッション終盤、すでに2セットのアタックを終えた松下はピットにとどまりセッションは終了。小雨がぱらつき出したものの、ラップタイムに影響はなく、通常通り2セット目のアタックを仕掛けたクルマがタイムを伸ばして、松下は10番手となり予選は終了しました。レース1では5列目10番手のスタートポジションから、上位進出を狙います。
レース1は28日(土)午後4時45分(日本時間午後10時45分)にスタートします。
松下信治選手(予選:10番手)
「雨が降る予報だったので、1セット目のアタックでは(早目にタイムを出そうと)いつもと違うタイヤの温め方をして、タイヤをうまく機能させられずに、ロックアップして壊してしまい、タイムを伸ばせませんでした。すぐにピットに入り、雨を見越してすぐに2セット目のアタックに入りました。その時も、普段はアウトラップからウォームアップしてプッシュなのですが、アウトラップですぐにプッシュしたので、ウォームアップが足りずにタイムは伸ばしきれませんでした。最初の自分のミスが原因でそうなってしまったので仕方ないですね。レースはストラテジー次第だと思うので、これからエンジニアと相談します。いずれの戦略にしても、レースペースはいいと思うので、勝負できると思います」
順位 | No. | ドライバー | マシン | タイム/差 | |
---|---|---|---|---|---|
1 | 4 | N.デ・ブリース | ART Grand Prix | 1'47.440 | |
2 | 6 | N.ラティフィ | DAMS | +0.260 | |
3 | 11 | C.アイロット | Sauber Junior Team by Charouz | +0.297 | |
4 | 8 | L.ギオット | UNI-Virtuosi | +0.327 | |
5 | 7 | G.チョウ | UNI-Virtuosi | +0.403 | |
6 | 5 | S.カマラ | DAMS | +0.591 | |
10 | 2 | 松下信治 | Carlin | +0.956 |