FIA Formula2 Championship
Round10
イタリアイタリア

FIA-F2 決勝・レース1

2019.09.07(土)

Autodromo Nazionale Monza

第10戦 イタリア

5番手スタートの松下が盤石なレース展開で優勝
今季2勝目でランキング6位に浮上

F2選手権第10戦イタリア大会は、モンツァでレース1が行われました。

午後5時のレース開始時、モンツァは好天となり、気温23℃、路面温度33℃のコンディションです。松下信治(Carlin)は、上位車が燃料規定の違反で予選ノータイムとなったため、グリッドが一つ繰り上がり3列目5番手からのスタートとなりました。

好ダッシュを決めた松下は、1コーナーでの混乱したポジション争いをうまくしのぎ、3番手に順位を上げます。2周目の1コーナーでは2番手とのブレーキング争いを制し2番手に。トップとの差を詰める松下は、5周目に首位を捕えてトップに立ちました。ソフトタイヤでスタートした松下は7周目にピットインし、タイヤ交換。同じ戦略のマシンの中では、トップをキープしてレースに戻りました。レース中盤、背後に迫られ、一時はコンマ5秒差まで詰め寄られますが、落ち着いたレース運びで事実上の首位をキープ。全車がタイヤ交換を終えた22周目に再びトップに立つと、後続との差を広げて、危なげなくトップチェッカーを受けました。

松下は、第6戦オーストリア大会以来の勝利で、今季2勝目を飾り、シリーズランキングは6位に浮上。ランキング上位との差を大幅に縮めています。

レース2は8日(日)午前10時50分(日本時間午後5時50分)にスタート。リバースグリッドにより、松下は4列目8番手から連続での表彰台を目指します。

コメント

松下信治選手(レース1・優勝)
松下信治 「持っているものを出せたレースです。これで予選でのミスは償えたかな、と思います。モンツァは得意だし、ペースがいいこともわかっていたので、自分にとっては普通のレースでした。スタートがよかったのですが、(1コーナーは)ちょっと危なかったです。少し接触もありました。ダメージがなくてよかったのですが、最初に当たったのが原因で、結局途中で翼端板が飛んでしまいました。僕はブレーキが強いので、2番手に上がった時、(相手は)同じところでブレーキして止まれなかったのでしょう。トップに立った時は、相手が最初かなり飛ばしてタイヤが苦しくなったのだと思います。抜く時は普通に抜けました。タイヤを交換した後、背後に迫ってきましたが、あの段階では『抜かれてもいい』くらいの感じでした。ちょっと僕がプッシュすると、その分離れたので大丈夫だと思ったし、あそこで無理をするとこちらのタイヤにダメージが出てしまうので、あまり気にはしませんでした。レース2はペースも速くなるだろうし、タイヤマネージメントをうまくやって、また表彰台に上がれるようがんばります」

リザルト

順位 No. ドライバー マシン 周回数 タイム/差
12松下信治Carlin3048'56.512
28L.ギオットUNI-Virtuosi30+5.752
34N.デ・ブリースART Grand Prix30+9.207
411C.アイロットSauber Junior Team by Charouz30+17.213
55S.カマラDAMS30+20.487
616J.キングMP Motorsport30+24.81

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