2019年FIA-F2選手権第10戦が、イタリア、モンツァで幕を開けました。高速コースで名高いモンツァでの戦いはヨーロッパラウンド最後のレースとなります。シリーズ終盤に入り、ランキング7位の松下信治(Carlin)はビッグポイント獲得を狙います。
午後1時より45分間のプラクティスが行われました。午前中、時折り雨が降り、コースは微妙なコンディションでしたが、F2のプラクティス時には雨が上がり、路面もほぼドライのコンディションとなりました。松下は、13周を走行し、ベストラップは1分33秒388をマーク、プラクティスを4番手で終えました。
午後4時55分からの予選は、小雨が降る空模様ですが、路面はセミウエットとドライの中間という微妙なコンディション。ほぼ全車が、ドライタイヤでアタックを開始し、松下は1セット目のアタックで1分34秒419をマークし上位につけました。そのままプッシュを続けた松下ですが、ターン4の縁石に当たってスピン。そのままコースオフしてグラベルに捕まり、2セット目のアタックを行うことなく予選を終えました。その後も雨は降り続き、全体としては、タイムアップが難しいコンディションとなりました。松下は6番手で予選は終え、レース1では3列目6番手スタートのポジションを獲得し、上位進出を狙います。
レース1は7日(土)午後4時45分(日本時間午後11時45分)にスタートします。
松下信治(予選:6番手)
「すごくフィーリングがよく、雨が降っていたのでプッシュの連続という予選でした。ベストラップの時は、やや飛び出していたのにいいタイムが出ていたので、結構いける感じでした。もっといけると思って行ったのですが、雨が強くなっていて、ターン4で縁石の内側に当たってスピンしてしまいました。バイザー越しに雨が強いのはわかっていたのですが、『大丈夫だろう』と思って行ったら、その箇所は雨がさらに強くなってました。でも、2セット目でみんな(タイムを)伸ばしてくると思ったら、コンディションが悪くなり、6番手で終われたのはラッキーです。このポジションならレースでは十分チャンスはあるので、がんばります」
順位 | No. | ドライバー | マシン | 周回数 | タイム/差 |
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1 | 11 | C.アイロット | Sauber Junior Team by Charouz | 13 | 1'33.887 |
2 | 7 | G.チョウ | UNI-Virtuosi | 13 | +0.143 |
3 | 3 | N.マゼピン | ART Grand Prix | 14 | +0.176 |
4 | 4 | N.デ・ブリース | ART Grand Prix | 15 | +0.269 |
5 | 5 | S.カマラ | DAMS | 14 | +0.385 |
6 | 2 | 松下信治 | Carlin | 5 | +0.532 |