2019年FIA F2選手権第2戦が、アゼルバイジャン・バクーの市街地コースで幕を開けました。このコースは、世界遺産となっている旧市街の中を走る独特のレイアウトで、長いストレートが配され、ハイスピードの公道サーキットとして有名です。
松下信治(Carlin)は、得意とするこのコースで、プラクティスから好調にタイムを伸ばしました。午後1時から45分間のプラクティスセッションで、松下は1分56秒919のベストタイムで、このセッション2番手となりました。
F1のフリー走行1でコース上にトラブルが発生し、その修復に時間を要したため、F2の予選は予定より30分遅れ、午後3時30分からスタートとなりました。
開始早々、全車が1回目のアタックに入ったタイミングで、コース上にストップしたマシンが出て、セッションは赤旗中断となります。約5分後に再開された1回目のアタックで、松下は1分55秒837をマーク。全車が1回目のアタックを終えた時点で3番手につけました。セッション終了間際の2回目のアタックで、松下はさらに速さをみせ、1秒以上のタイムアップとなる1分54秒555を叩き出し、2番手にコンマ4秒以上の差をつける大きな差で予選トップを獲得しました。
F2のレース1は27日(土)正午(日本時間午後5時)にスタート。松下はポールポジションから、レース1優勝を目指します。
順位 | No. | ドライバー | チーム | 周回数 | タイム/差 |
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1 | 2 | 松下信治 | Carlin | 10 | 1'54.555 |
2 | 4 | N.デ・ブリース | ART Grand Prix | 11 | +0.444 |
3 | 8 | L.ギオット | UNI-Virtuosi Racing | 10 | +0.482 |
4 | 5 | S.カマラ | DAMS | 12 | +1.122 |
5 | 16 | J.キング | MP Motorsport | 10 | +1.149 |
6 | 9 | M.シューマッハ | PREMA Racing | 10 | +1.242 |