コメント

牧野任祐(レース1・9位)
「ここもモンツァ同様、オプションタイヤの劣化がかなり激しいコースです。それでチームは作戦を分けて、僕はプライムでいくことにしました。同じ戦略でいくドライバーがけっこういるはずと思っていたら、僕を含めて3人しかいませんでした。しかもプライム組の中では僕が一番前のグリッドだったので、よしいけると思いました。ところがスタート後すぐにセーフティカーが入ってしまって、それで規定周回に達した6周目でオプションに変更する決断を下しました。表彰台に上がったギオットは、そこでピットインせずにそのまま走り続けました。結果的には、それが正解でした。チームはこちらの方がリスクは少ないと、SC中のピットインを選択したわけです。この戦略の一番のリスクは、それだったわけで、序盤にSCが入ると優位が消えてしまう。オプションに履き替えてからは、かなり気をつけて走ったこともあってそんなにタレは酷くなかったです。そのあともう一度プライムに履き替えてからは、ペースは全然悪くなかったです。ライバルたちのタイヤが相当垂れてきたこともあって、かなりの台数を抜くことができました。最後に8番手目前までいけて、8位ならレース2はポールスタートだったのですが。最終周の最初のDRSに入れなかったのが痛かった。あれで、届かずに終わってしまいました。8位になれなかった以上に、SCの時にそのまま走っていたら、表彰台に届いたかもしれないと思うと残念です」

福住仁嶺(レース1・リタイア)
「ギリギリでいけるかと思ったのですが、こすってしまいました。右側の前後輪が接触して、両方ともパンクして、1コーナーの先でマシンを止めました。光線の加減もあって、かなり見えにくいんですよね。すぐ前のクルマがさっとかわして、真後ろにいた僕もとっさによけたんですけど、よけきれなかったです。仕方のない事故ですし、予選であの位置にいなければ起きなかった事故でした。大破しなくてよかったです。(GP3時代のチームメート)ジョージ・ラッセルに『タイトル獲得おめでとう』とこれから祝福にいきます」