Round12アブダビアブダビ

FIA-F2 決勝・レース2

2018年11月25日(日)

会場:ヤス・マリーナ・サーキット

19番手スタートの福住が12位完走
牧野は1周目のアクシデントでリタイアに終わる

好天のアブダビ、ヤス・マリーナ・サーキットで、シーズン最後のレースとなる第12戦のレース2が行われました。前日のレース1で9位となった牧野任祐(RUSSIAN TIME)は5列目9番手から、アクシデントでリタイアに終わった福住仁嶺(BWT Arden)は、10列目19番手から追い上げのレースに臨みました。

午後1時35分、気温32℃、路面温度42℃という暑いコンディションで、フォーメーションラップがスタートしました。フォーメーションラップを終え、グリッドにつけないマシンと、ストールしたマシンが出て、エクストラフォーメーションラップを行い、レースは21周となりました。

スタートで出遅れた牧野はポジションを13番手にダウン。福住は混乱した第1コーナーを切り抜け、15番手にポジションを上げます。1周目の第14コーナーで、スピンしたマシンに巻き込まれる形で牧野がストップ。その場でリタイアとなります。

福住はそれらのアクシデントをうまく避けて、12番手で1周目を終えました。5周目、後方から追い上げてきたマシンにポジションを奪われた福住は13番手となり、序盤はタイヤを労わるレース展開となります。レース終盤まで13番手を走行する福住は、大詰めの20周目、タイヤが苦しくなりペースの落ちた前車をパスし12番手に上がりました。

福住はこのまま12番手でチェッカーフラッグを受け、最終戦を完走で終えました。

FIA F2選手権は2018年シリーズ全12戦、24レースを終了し、牧野は48ポイントでシリーズ13位、福住は17ポイントでシリーズ17位となりました。

コメント

福住仁嶺(レース2・12位)
福住仁嶺「スタートは普通で、そのあと順位が上がったのも他がクラッシュしたからだと思うのですが、最初からタイヤはしっかり持たせようと気をつけて、後半に攻めようと思いながら周回を重ねました。でも、どうしてなのか分からないのですが、レース中にDRSを使ってはいけないことになり、それで結構厳しい戦いを強いられました。後半のペースも悪くなかったですし、終盤には前のマシンを抜くことができました」

牧野任祐(レース2・リタイア)
牧野任祐「裏ストレートのシケインで数台が詰まっているのが見えたので、アウト側に逃げたんです。そしたら1台がアウト側に飛び出して、避けきれずにぶつかってしまいました。そこでウィッシュボーンにダメージを負って、エンジンも止まってしまいました。初めてのことだらけでしたが、右肩上がりでよくなっていったし、レース1で勝つこともできて、手応えを感じた一年でした。やはりタイヤのマネージメントは難しいカテゴリーでした。でも、それもレースごとによくなっていって、しっかりできるようになった。手応えは感じられました。F2は練習時間が短いですし、毎周プッシュできるクルマでもない。難しいカテゴリーでしたけど、つかんだものは少なくありません。ドライバーとしてすごく成長できたシーズンでした」

リザルト

レース2

順位 No. ドライバー チーム 周回数 タイム/差
1 21 A.フォコ Charouz Racing System 21 42'48.729
2 19 L.ノリス Carlin 21 +1.713
3 15 R.メリ Campos Vexatec Racing 21 +3.672
48G.ラッセルART Grand Prix 21 +8.548
5 4 N.デ・ブリース PERTAMINA PREMA Theodore Racing 21 +9.458
620L.デレトラスCharouz Racing System 21 +11.050
 
12 12 福住仁嶺 BWT Arden 21 27.843
RT2牧野任祐RUSSIAN TIME 0 DNF

ポイントランキング

ドライバー

順位   ドライバー チーム 総合ポイント
18G.ラッセルART Grand Prix 287
2 19 L.ノリス Carlin 219
35A.アルボンDAMS 212
44N.デ・ブリースPERTAMINA PREMA Theodore Racing 202
5 1A.マルケロフRUSSIAN TIME 186
618S.カマラCarlin 164
         
132牧野任祐RUSSIAN TIME 48
1712福住仁嶺BWT Arden 17

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