Round08ハンガリーハンガリー

FIA-F2 決勝・レース2

2018年7月29日(日)

会場:ハンガロリンク

福住が終盤の追い上げで6位入賞
9番手スタートの牧野は12位でフィニッシュ

朝から好天のハンガロリンクで、F2シリーズ第8戦のレース2が行われました。牧野任祐は5列目9番手から、福住仁嶺も同じく5列目、10番手からスタートしました。

午前11時20分、快晴、気温31℃というコンディションで、レースはスタート。1周目の激しいポジション争いで、福住は12番手、牧野は17番手とポジションを落としました。ともにアクシデントはありませんでしたが、厳しいスタートとなりました。

抜きにくいコースであり、上昇する路面温度によって、レースは終盤のタイヤ勝負の様相となり、中盤はポジションが変わらぬまま進みました。残り10周の時点で、福住は11番手、牧野は14番手。しかし、レース終盤、タイヤの厳しくなったマシンが出始め、ポジション争いが激しくなりました。21周目、福住は前車を追い抜き10番手に上がると、24周目には集団の中でポジションを上げて8番手に。さらに26周目に7番手に上がると、最終ラップの最終コーナーで前車に並び、ほぼ同時でフィニッシュ。その差1000分の1秒、福住が前でフィニッシュラインを通過し6番手となりました。牧野はスタート直後のポジションダウンをばん回できず、12番手でレースを終えています。

F2第9戦はベルギーのスパ・フランコルシャンで、8月24日(金)~26日(日)に行われます。

コメント

福住仁嶺選手(レース2・6位)福住仁嶺
「ステアリングは昨日と同様に曲がっていました。アジャストしたはずなのですが、右に曲がったままです。そのままスタートして、曲がったままでブレーキングすると完全に普段の感覚と違ってしまうんですね。それでいつものようなブレーキングもできませんでしたし、右コーナーはどこまでステアリングを切っていいのかも分からない状況でした。そういう中で最後に4台を抜きましたが、僕のペースが特に速かったわけではなく、上位のマシンが勝手にタイヤをダメにして、落ちてきた感じです。課題はたくさんあります。こういう問題を抱えたままだと、僕らは絶対にトップチームにはなれません。僕自身の課題は、レース1ですね。最低でも8位にならないと、レース2で好結果を残せません。次のスパは高速コースで、ここと全く特性が違いますが、どん底状態は脱したのかなと思います。エンジンシャッフルの影響は、明らかにいい方向に出ていますし。単独で走っていてもエンジンフィーリングは悪くないし、とんでもない速度差で抜かれることもありません。昨日今日は、久しぶりにレースをしている感じでした。自分自身のレベルをさらに上げていけるよう、がんばります」

牧野任祐選手(レース2・12位)牧野任祐
「スタートがまず悪くて、急いで2速に上げてもホイールスピンが治まりませんでした。そのまま1コーナーで両側から挟まれる形で左フロントが接触して、そこからはステアリングが曲がったままで走り続けました。ペース上げられないし、タイヤも厳しかったです。チームメートはタイヤがもっとひどい状態になっているし、セッティングの方向性を失敗したのかもしれません。今週末はフリー走行でクラッシュしたのが、すべてでした。それで予選でまともにアタックできず、レース1の速さはそんなに悪くなかったのに、結果に繋がりませんでした」

リザルト

レース2

順位 No. ドライバー チーム 周回数 タイム/差
15A.アルボンDAMS2844'47.130
214L.ギオットCampos Vexatec Racing28+9.465
318S.カマラCarlin28+11.371
419L.ノリスCarlin28+13.638
59R.メリMP Motorsport28+28.210
612福住仁嶺BWT Arden28+34.144
 
122牧野任祐RUSSIAN TIME28+41.535

ポイントランキング

ドライバー

順位 ドライバー マシン 総合
1G.ラッセルART Grand Prix 171
2L.ノリスCarlin 159
3 A.アルボン DAMS 141
4A.マルケロフRUSSIAN TIME 114
5 N.デ・ブリースPERTAMINA PREMA Theodore Racing 114
6 A.フォコ Charouz Racing System 112
 
16牧野任祐RUSSIAN TIME 20
18福住仁嶺BWT Arden 11

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