Monthly コラム

2021.2.12
Vol.35
車両保険入るべき?クルマとバイクそれぞれの加入メリットと補償内容
果たして「車両保険」に加入すべきなのか?

果たして「車両保険」に加入すべきなのか?これは、クルマやバイクの保険契約を検討する際に迷うことの一つでしょう。車両保険は任意保険の一種で、自分の車両が事故などで損害を受けた場合に修理や代車の費用を補償してもらえるというもの。クルマではメジャーな保険ですが、バイクの場合、そもそも車両保険自体を用意していない保険会社もあり、必ずしも必要ではないと考えているライダーも多いようです。そこで今回は、クルマとバイクそれぞれの車両保険の補償内容を確認。加入するメリットとデメリットについてご紹介します。

新車を購入したばかりの人やローンを組んでいる人、運転初心者は、いざという時の経済的な負担を考えると加入しておくのが安心です。

まず、クルマの車両保険は、事故や自然災害、いたずらなどによって自分のクルマが破損したとき、修理代その他をカバーしてくれるものです。新車を購入したばかりの人やローンを組んでいる人、運転初心者は、いざという時の経済的な負担を考えると加入しておくのが安心です。
次に、バイクの場合。車両保険が必要かどうかの判断のポイントとなるのは、車両の時価額です。支払われる保険金は、契約時の時価額に基づいて決定されます。つまり、車両の時価が大きいほど、加入するメリットは高くなるということ。修理が必要になったときに十分な補償を受けられるので、経済的なダメージが軽減されます。また、免許を取り立てで事故を起こす確率が高い人や、バイクがないと日常生活に支障がある人、バイクのローンが残っていて破損時の経済的負担が大きくなる恐れのある人も加入の必要性が高いといえます。

車両保険のデメリットとして考えられるのは、万が一のための心強い備えになる一方で、保険料が高くなるという点

車両保険のデメリットとして考えられるのは、万が一のための心強い備えになる一方で、保険料が高くなるという点です。クルマやバイクに乗る機会が少なく自損事故のリスクが低い人は、支払った保険料に見合うだけのメリットを得られない可能性があります。また、バイクの車両保険は、一般的に盗難に対する補償がない、年式の古い車両やカスタム車は引き受けが難しいなど、クルマと比較して補償範囲が狭いことも加入のネックになるかもしれません。しかし、幅広いバイクを受けいれている保険会社もあるので、複数のプランを比較検討してみることをおすすめします。