Monthly コラム

2021.1.15
Vol.34
慣れない雪道運転の不安を解消!知っておきたいトラブル回避策
いよいよ寒さも本番。例年、東京でも初雪が観測されるこの時期、いざ積もってしまってから慌てないためにも、今回は、雪道で起こりがちなトラブルを回避するための対策や、いざというときの対処法をご紹介します。

いよいよ寒さも本番。例年、東京でも初雪が観測されるこの時期、いざ積もってしまってから慌てないためにも、今回は、雪道で起こりがちなトラブルを回避するための対策や、いざというときの対処法をご紹介します。


冬の高速道路や山道では、路面が凍結していて危うくスリップしそうになったり、通行止めや渋滞に巻き込まれたりと、予想外のトラブルが起こりがちです。出かける前には必ず天気予報と交通情報をチェックし、大雪の恐れがある道や、峠を越える道は極力避けるなど、ドライブルートを事前に確認するようにしましょう。
急な吹雪や地吹雪による視界不良にも注意が必要です。雪道を走るときは、日中でもヘッドライトを点灯し、車間距離を十分とるよう気をつけます。
また、タイヤの装備はもちろんのこと、バッテリー上がりやウォッシャー液の凍結を防ぐ対策も必須です。遠出の前には必ずバッテリー点検を行い、ウォッシャー液は寒冷地用の濃度の濃いものに交換しておくと安心です。

雪道は、時間帯や雪の量によって路面状況が常に変化します。「大丈夫だろう」と装備を怠ったり、普段通り走行したりすれば、スタックやスリップなどを引き起こす危険が高まります。

雪道は、時間帯や雪の量によって路面状況が常に変化します。「大丈夫だろう」と装備を怠ったり、普段通り走行したりすれば、スタックやスリップなどを引き起こす危険が高まります。
スタックとは、雪道や砂地などにタイヤがはまって空転してしまい、前にも後ろにも進むことができなくなってしまう状態のこと。このとき、焦ってアクセルを踏み続けるのは逆効果です。脱出するためには、スコップなどでタイヤ周辺の雪を取り除き、雪を押し固めるようなイメージでゆっくりとクルマを前後させます。フロアマットなどをタイヤの下に敷き、同様の動作を試すのも手です。ただし、こうした対処が一人では難しい場合に無理は禁物。周囲に助けてくれる人がいれば、牽引ロープで引っ張ってもらうか、ロードサービスを呼ぶことも検討しましょう。

モバイルバッテリー機能付きのジャンプスターター

最後に、雪道のトラブル対策に用意しておきたいアイテムをご紹介します。スタック時に役立つスコップは、無理の利きやすい金属製がおすすめ。折り畳み式ならコンパクトに収納できます。また、牽引ロープも常備しておくといいでしょう。バッテリー上がりの対策には、モバイルバッテリー機能付きのジャンプスターター(右写真)が便利です。スマホやタブレットの充電に使用できるものもあり、災害時にも重宝します。最近は、必需品がまとまった車載用の雪道対策セットなども販売されているので、活用するのもいいでしょう。
慣れない雪道では、万が一のことを考えた装備と行動が大切です。対策を万全にして冬のドライブを楽しんでくださいね。