2012年の全日本選手権フォーミュラ・ニッポンは7大会8レースで争われ、DOCOMO TEAM DANDELION RACINGの#41 塚越広大選手、#40 伊沢拓也選手が、それぞれフォーミュラ・ニッポンでの初勝利を挙げる活躍をみせました。#41 塚越選手はシリーズランキング2位、#40 伊沢選手は3位に入り、2選手の所属するDOCOMO TEAM DANDELION RACINGはチームタイトルの栄冠に輝きました。

Honda勢は、開幕戦となった鈴鹿の予選1回目で#41 塚越選手がトップタイムをマークすると、#16 山本尚貴選手(TEAM 無限)が2番手で続き、絶好のシーズンスタートを切ります。2回目では#16 山本選手がトップタイムをマーク。決勝グリッドを決める3回目では#40 伊沢選手がトップとなり、参戦後初のポールポジション(PP)を獲得。さらに#41 塚越選手が2番手となり、Hondaドライバーがフロントローを独占する最高の形でシーズンが幕を開けました。翌日の決勝でも#41 塚越選手が序盤でトップを走る健闘をみせ、2位表彰台を獲得。Honda勢は上々のスタートを切りました。

第2戦もHonda勢は好調を維持し、迎えた第3戦では、#41 塚越選手が予選でコースレコードを2秒以上更新する新記録を樹立してPPを獲得。決勝でも#41 塚越選手と#40 伊沢選手が1-2態勢を築き、そのままチェッカーを受け、#41 塚越選手は参戦4年目にして初優勝を飾ります。

第5戦で#41 塚越選手が今季3度目の表彰台を獲得すると、#40 伊沢選手も5位に入り、DOCOMO TEAM DANDELION RACINGの2選手がダブル入賞を果たし、今季のフォーミュラ・ニッポンを盛り上げていきます。

続く第6戦は、#15 佐藤琢磨選手(TEAM 無限)のスポット参戦によって熱気が増す中、#40 伊沢選手が今季2度目のPPを獲得。2番手には#41 塚越選手がつけ、Hondaドライバーがフロントローに並びます。ウエットコンディションとなった決勝では、#40 伊沢選手が一度もトップを譲らず、参戦5年目にして初の栄冠をつかみとりました。#41 塚越選手が2位となり、Honda「HR12E」が今季2度目の1-2フィニッシュを果たしました。

11月の最終戦鈴鹿のレース1では、#40 伊沢選手が前戦に続いて2連勝、#41 塚越選手が3位に入り、2戦連続でHondaの2選手が表彰台登壇。レース2でも、#41 塚越選手は3位に入り、4戦連続の表彰台獲得を決め、シリーズランキング2位となりました。

また、シーズン終了後に行われた特別戦・富士スプリントカップでは、#40 伊沢選手が優勝を飾り、今季を有終の美で締めくくりました。