Round 17日本日本GP

プレビュー

2018.10.04(木)

2018 日本GP プレビュー

初めてHondaが冠スポンサーを務める日本GPで、Red Bull Toro Rosso Hondaがファンの注目に応える走りを誓う

鈴鹿が特別な一戦であることは言うまでもありません。Toro Rossoとともに、ホームの熱狂を味わうのを楽しみにしています。情熱的なファンと独特な8の字型のコースが生み出す、ドラマティックなレースが待っています。時速300㎞以上で通過する130Rのようなコーナーもあり、高速かつ流れるようなレイアウトには、バランスの取れたセットアップが不可欠。パワーユニットにとっても大きなチャレンジとなります。

コメント

田辺豊治 | Honda F1 テクニカルディレクター
「鈴鹿で行われる日本グランプリは、1987年の初開催から今年で30回目、またその歴史の中で初めてHondaが大会の冠スポンサーを務める記念すべき大会となります。

鈴鹿サーキットはそのテクニカルでチャレンジングなレイアウトゆえ、多くのドライバーに愛されてきました。第一セクターのS字コーナーや、ハイスピードで駆け抜ける130Rに加え、年間カレンダーで唯一、8の字型の立体交差を有するなど、ユニークな特徴を持ったサーキットです。PUとしては、連続する中速コーナーに対応するためのドライバビリティーやエネルギーマネジメントの設定が課題になります。

Red Bull Toro Rosso Hondaとして初めての日本グランプリですが、ドライバーやチームメンバーはファクトリーを訪れるなど、到着直後から多忙な日々を送っています。今回のレースでは、先週のロシアGPの金曜日に初投入した新型スペックのPUを使用します。チームとして日本のファンの皆さまへのお披露目レースで、Toro Rossoと一緒に力強い走りを見せられればと思っています」

ブレンドン・ハートレー
「鈴鹿サーキットは間違いなく年間カレンダーのハイライトの一つです。特に高速セクションであるセクター1は、F1に携わる人間ならだれもが一度は口にしたことがあるでしょう。現代のF1マシンをもってしても限界までプッシュしなくてはいけないセクター1は、ドライバーにとって最もマシンのすばらしさを感じられるセクションだと思います。過去には鈴鹿サーキットをシミュレーターで走ったことがありますし、今回のレースに向けて数週間前も走りました。

世界耐久選手権シリーズでは、富士スピードウェイで合計4度のレースに参戦しました。富士では1勝を挙げており、何度か3位表彰台も獲得するなど、いい成績を残しています。日本人ファンの情熱的な応援も印象に残っていますね。鈴鹿サーキットでは、Honda、そしてToro Rossoファンからの盛大な応援を受けられることを期待しています。日本に行くのは大好きなので、レースが今から待ちきれません。

ソチでのロシアGPが終わったらすぐに日本へ向かい、栃木にあるHRD Sakuraを含め、Hondaの施設をいくつか訪れる予定です。HondaのPUを積んでの鈴鹿でのレースは、僕たちにとって非常に大切な大会です。日本のファン、そしてHondaのためにもいい走りを見せて、ポイントを獲得できることを願っています」

ピエール・ガスリー
「昨年スーパーフォーミュラ(SF)にHondaから参戦していた僕にとって、日本は第2のホームです。レース、そしてサーキット以外でも本当に特別な時間を過ごすことができましたし、日本にはすばらしい想い出がたくさんあります。僕は日本の文化、そこで暮らす人々の考え方や精神がとても好きです。

昨年、HondaからSFに参戦したことで、彼らがどのように仕事に取り組むのか、その姿勢を学ぶことができましたし、それは今シーズンでも非常に役立っています。日本にF1ドライバーとしてHondaと共に戻ることを、ずっと心待ちにしていました。鈴鹿サーキットでのレース前には、さまざまなHondaの施設を訪ねる予定になっているので、それも楽しみにしています。レースでは、観戦に来てくれる日本人ファンの声援に応えられるような結果を獲得したいです。

世界最高峰のサーキットの一つである鈴鹿サーキットを走るのは大好きです。かの有名なS字コーナーが配置された最初のセクションは、ドライバーにとって本当にすばらしいチャレンジになります。カレンダー上で見ても、最もすばらしいコーナーの一つだと思います。スピードがあるのはもちろん、マシンの限界も試されるコーナーですからね。また、元F1ドライバーのジュール・ビアンキが亡くなった場所でのレースは、僕にとっては非常に感慨深いことでもあります。鈴鹿サーキットに行く際は、黙祷を捧げるために、必ず彼がクラッシュを起こした場所を訪れています」

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