Round 17日本日本GP

決勝

2018.10.07(日)

2018 日本GP 決勝

Red Bull Toro Rosso Honda、鈴鹿で好走し、ガスリーが11位、ハートレーが13位

第17戦日本GPの決勝レースが、午後2時10分より行われました。台風一過の好天となった鈴鹿サーキットは、朝から気温が上昇し、決勝が始まる頃には気温28℃、路面温度42℃となり、夏のようなコンディションとなりました。

Red Bull Toro Rosso Hondaの2台は、ブレンドン・ハートレーが3列目6番手、ピエール・ガスリーが4列目7番手からのスタート。予選Q3進出を果たしたため、Q2でベストタイムを記録した中古スーパーソフトタイヤでのスタートとなりました。

午後2時10分にフォーメーションラップがスタートし、53周のレースが幕を開けました。スタートで若干出遅れたハートレーは10番手にポジションを落とし、ガスリーは7番手をキープして1周目を終えました。3周目、追い上げるレッドブルのダニエル・リカルドにポジションを明け渡したハートレーは11番手となります。8周目、上位車のアクシデントでガスリーは6番手に上がりますが、13周目にリカルドにパスされ再び7番手に。

レースは中盤に入り、スーパーソフトタイヤでスタートした中では、最も遅くまでタイヤ交換を引き伸ばしたRed Bull Toro Rosso Hondaの2台が、タイヤ交換のタイミングを迎えます。29周目にハートレーがピットインし、17番手でレースに復帰。30周目にはガスリーがピットインし、13番手でレースに戻りました。ソフトタイヤに交換した2台は、レース後半に追い上げをかけ、徐々にポジションを上げていきます。34周目、ガスリーは入賞圏内の10番手に上がりました。ハートレーも36周目には13番手までポジションを上げ、レース終盤の追い上げに入りました。しかしレース終盤、タイヤの摩耗が進み、なかなかペースの上げられないガスリーは、残り3周となった50周目に後続にパスされて11番手にポジションを落とし、そのままチェッカーフラッグを迎えました。ハートレーも前車と激しいバトルを展開したもののポジションを上げることはできず、13位に終わりました。

F1第18戦アメリカGPはテキサス州オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズで10月19日(金)~21日(日)に行われます。

コメント

田辺豊治 | Honda F1テクニカルディレクター
「昨日の予選結果が良かっただけに、それを今日のレースに繋げられず非常に残念に思っています。ガスリー選手は終始ポイント圏内を走行していましたが、最終盤にオーバーテイクされ、惜しくも入賞を逃してしまいました。今週末はToro RossoHondaチームが鈴鹿に入ってから、常に多くのファンの方々に温かい声援をいただきました。チームメンバー全員が勇気づけられましたし、それに応える意味でもポジティブな結果を残したかっただけに、悔しい気持ちが強いです。ホームレースでのこの悔しさをバネに、今季の残りのレースおよび来年へのパフォーマンス向上に繋げます」

ピエール・ガスリー
「スタートはうまく決めることができ、ブレンドンをオーバーテイクして順位を上げるなど、最初のスティントは順調だったと思います。マシンの感触もよく、グロージャン選手との差を詰めながら走行していたのですが、ピットでの混雑を避けるためにピットストップを伸ばしたところ、タイミングを誤ったことで何台かに抜かれてしまいました。タイヤをソフトタイヤに交換し、ピットアウト後の数周は周りとのバトルやオーバーテイクも順調だったのですが、リアタイヤにブリスターの症状が出てしまい、その後はレースを最後まで走りきることに必死でした。今日は本来ならもっといい結果を出せるはずだったので、なにが起こったのかこれから解析する必要があります。今日のレースでは正しい判断をできなかったのかもしれませんが、そういうレースも時にはあるのではないかと思っています。“思い返せば、あのときに違う選択をしていれば…”と言うのは簡単なことかもしれません。Hondaのホームである日本で共にポイントを獲得できれば、チームにもHondaにも大きなプレゼントになっただけに悔しいです。予選結果がよかっただけに今日の決勝が残念でなりません」

ブレンドン・ハートレー
「スタートで思い当たるようなミスはしていないはずなのですが、マシンのパワーを路面にうまく伝えることができませんでした。最初のスティントではグリップを感じられず、トラクションコントロールも効かず、タイムロスに繋がってしまいました。セカンドスティントでは、トラフィックに悩まされることになってしまいました。ウィリアムズの2台をオーバーテイクできたのですが、その後エリクソン選手に引っかかってしまいました。予選の順位ではポイント獲得が可能だと思っていたので、チームとして両マシンがポイント圏外となってしまい悔しくてなりません」

決勝

順位 No. ドライバー チーム 周回数 タイム/差
144ルイス・ハミルトンMercedes531:27'17.062
277バルテッリ・ボッタスMercedes53+12.919
333マックス・フェルスタッペンRed Bull53+14.295
43ダニエル・リカルドRed Bull53+19.495
57キミ・ライコネンFerrari53+50.998
65セバスチャン・ベッテルFerrari53+69.873
711セルジオ・ペレスForce India53+79.379
88ロマン・グロージャンHaas53+87.198
931エステバン・オコンForce India53+88.055
1055カルロス・サインツRenault52+1Lap
1110ピエール・ガスリーRed Bull Toro Rosso Honda52+1Lap
129マーカス・エリクソンSauber52+1Lap
1328ブレンドン・ハートレーRed Bull Toro Rosso Honda52+1Lap
1414フェルナンド・アロンソMcLaren52+1Lap
152ストフェル・バンドーンMcLaren52+1Lap
1635セルゲイ・シロトキンWilliams52+1Lap
1718ランス・ストロールWilliams52+1Lap
NC16シャルル・ルクレールSauber38DNF
NC27ニコ・ヒュルケンベルグRenault37DNF
NC20ケビン・マグヌッセンHaas8DNF

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