ROUND11

ハンガリーハンガリー ハンガロリンク 2017.07.30(日)

2017 HUNGARIAN GRAND PRIX - 決勝

2017 HUNGARIAN GRAND PRIX - 決勝

「情熱を持ったレーシングチームであり続ける」

#HungarianGP

ハンガロリンク、7月30日(日)

本日行われたハンガリーGPの決勝レースにおいて、McLaren-Hondaは今シーズンで最もいいパフォーマンスを披露し、ワールドチャンピオンシップポイント9点を獲得しました。

フェルナンド・アロンソは、見事なレースを展開し、6位で完走しました。2コーナーでカルロス・サインツ選手(Toro Rosso)を外側から果敢にオーバーテイクし、プライムタイヤで臨んだ第2スティントではすばらしい走りを披露。そして、69周目にはレースの最速ラップタイムを叩き出すというパフォーマンスを見せました。

一方、ストフェル・バンドーンは、彼にとって今季ベストとなる10位で完走しました。バンドーンは、ダニエル・リカルド選手(Red Bull)の後方で、1周目のアクシデントに少し引っかかったものの、すぐにばん回し、トップ10圏内を走行。レース終盤には、Force Indiaのエステバン・オコン選手と9番手の座をかけてバトルを展開し、オコン選手のわずか0.6秒あとにフィニッシュラインをまたぎました。

コメント

フェルナンド・アロンソ

MCL32-05
スタート 7番手
レース結果 6位
ファステストラップ 1分20.182秒 69周目(1番手)
ピットストップ 1回:35周目(ピットストップ時間 3.5秒)[オプション→プライム]

フェルナンド・アロンソ 「今日は7位か8位を目標にしていました。リカルド選手がリタイアしたことで6位に入賞できましたが、この結果は週末を通して懸命に努力した結果だと思っています。いいかたちでフリー走行を実施し、力強い予選を経て、完ぺきなレースができました。

シーズン中に、我々が競争力のあるパフォーマンスを披露できる可能性のあるレースは3回から4回あります。ですので、それらのチャンスを最大限に利用し、自分たちのポテンシャルを十分に活かす必要がありますが、今週末はまさにそれができたと思います。(今後グランプリが開催される)スパやモンツァは、我々にとっては難しいレースになります。ただ、まずは今日の結果をともに喜び、難しいレースについてはそのときがきたら考えたいと思います。

サインツ選手とのバトルは接戦でした。サインツ選手と私は、スタートとセーフティカー導入後の再スタートの際に、近いポジションにいました。同じタイミングでピットインし、一緒にコースに復帰しましたが、新品タイヤで本当にプッシュできるのは2周だけだということは分かっていました。

最初の2周以降にプッシュするのは不可能だと思っていたので、神風のような動きでサインツ選手にプレッシャーをかけ、最終的にはオーバーテイクに成功しました。

また、レース終盤で最速ラップタイムを出せたことには驚きました。プレゼントをもらったような気分ですが、遠慮なくいただきます!

今日は間違いなくいいレースでしたし、笑顔で夏休みを迎えましょう」

ストフェル・バンドーン

MCL32-04
スタート 8番手
レース結果 10位
ファステストラップ 1分21.960秒 44周目(トップとの差 +1.778秒、12番手)
ピットストップ 1回:42周目(ピットストップ時間 6.7秒)[オプション→プライム]

ストフェル・バンドーン「私にとっては、かなりポジティブな週末でした。ここでは競争力があると予想して現地入りし、実際に週末を通してトップ10圏内で走行することができました。

このようなチャンスが訪れたときには、それをガッチリとつかまなければなりません。そして、今日はそれができました。ピットストップの前には、後方のマシンとのタイム差を見ながら、オーバーカットを試みました。ただ、ピットストップの際に小さなミスをし、タイヤをロックアップさせてしまったので、予定よりも長いピットストップになり、結果的にはうまくいきませんでした。

それでも、今日のレースでのペースは今後への自信になりました。

ここではForce Indiaよりも我々の方が確実に速かったものの、オーバーテイクをするのは非常に困難でした。でも最終的にはポイントを獲得できたので、チームにとってはいい週末でした」

THE MANAGEMENT

エリック・ブーリエ McLaren-Honda Racing Director
エリック・ブーリエ「今日は、これまで難しいシーズンを強いられているにもかかわらず、我々は心の中で情熱を持ったレーシングチームのままであることを再認識できたいい一日でした。9ポイントを獲得し、レースで最速ラップタイムを出せたことは、チャンスさえあれば、我々はそれを活かす準備ができていることを示せたと思います。

今日のフェルナンドの走りは、本当に見事だとしか言いようがありません。彼はコース上で常に攻めていましたし、ピットストップをしてプライムタイヤに履き替えてからは、最後までペースを十分にコントロールすることができました。

カルロス・サインツ選手に対するオーバーテイクは、本当にすばらしかったです。タイヤがまだ新品なうちにオーバーテイクしなければならないことは分かっていて、それをやってのけたのです。そこから、フェルナンドはスピードに乗って、速いラップを何周にもわたって走行し、最終的に残り2周の時点でレースの最速ラップタイムを叩き出しました。フェルナンドの今日の走りは、彼がなぜ並外れた才能を持つレーサーなのかを物語っていました。

一方、ストフェルも非常に力強いレースをしました。スタートではリカルド選手がストフェルのすぐ前でスローダウンしたため、気を抜く暇もなく、最後まで力強い走りをしました。次回の母国グランプリを迎える前に、1ポイントを獲得できたことをストフェルは喜んでいるでしょう。これは、ストフェルと彼のチームのひたむきな努力と懸命な取り組みのおかげです。

これから夏休みとシーズン後半に向けて準備をする中で、今日の結果は、我々が目的と決意を持って取り組んでいることをさらに実感できる機会になりました」

長谷川 祐介 (株)本田技術研究所 主席研究員 F1プロジェクト総責任者
長谷川 祐介「今日は今季初の2台そろってのポイント獲得となり、McLaren-Hondaにとってポジティブな一日になりました。

昨日の予選結果から2台ともにポイント獲得は可能だと思っていましたが、酷暑の中でのレースとなり、簡単なコンディションではありませんでした。そんな中で、フェルナンドもストフェルも高い集中力を維持しながら、果敢にプッシュを続け、チームにポイントをもたらしてくれました。

またフェルナンドのオーバーテイクにつながったチームのピット戦略もすばらしかったと思います。

今日の結果については、チームがここまで積み上げてきた努力の結果ですし、懸命の努力を続けてくれているチームのメンバー全員に感謝したいと思います。

いいかたちでサマーブレイクを迎えることになりますが、当然のことながら前半戦の結果については満足していません。我々の目標としている場所に少しでも近づけるよう、引き続き全力で開発を続けていきます。このいい流れを保ちながら、後半戦の開幕を告げるベルギーでも、いいレースを披露できればと思います」

決勝

順位 No. ドライバー チーム 周回数 タイム/差
15セバスチャン・ベッテル Ferrari701:39'46.713
27キミ・ライコネン Ferrari70+0.908
377バルテッリ・ボッタス Mercedes70+12.462
444ルイス・ハミルトン Mercedes70+12.885
533マックス・フェルスタッペン Red Bull70+13.276
614フェルナンド・アロンソ McLaren-Honda70+71.223
755カルロス・サインツ Toro Rosso69+1Lap
811セルジオ・ペレス Force India69+1Lap
931エステバン・オコン Force India69+1Lap
102ストフェル・バンドーン McLaren-Honda69+1Lap
1126ダニール・クビアト Toro Rosso69+1Lap
1230ジョリオン・パーマー Renault69+1Lap
1320ケビン・マグヌッセン Haas69+1Lap
1418ランス・ストロール Williams69+1Lap
1594パスカル・ウェーレイン Sauber68+2Laps
169マーカス・エリクソン Sauber68+2Laps
1727ニコ・ヒュルケンベルグ Renault67DNF
NC40ポール・ディ・レスタWilliams60DNF
NC8ロマン・グロージャン Haas20DNF
NC3ダニエル・リカルド Red Bull0DNF

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フェルナンド・アロンソ

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ストフェル・バンドーン

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