ROUND10

イギリスイギリス シルバーストーン・サーキット 2017.07.16(日)

2017 BRITISH GRAND PRIX - 決勝

2017 BRITISH GRAND PRIX - 決勝

「堅実かつ見事なストフェルの走り」

#BritishGP

シルバーストーン・サーキット、7月16日(日)

本日午後に行われたイギリスGPの決勝レースにおいて、ストフェル・バンドーンは今季初の入賞を惜しくも逃したものの、11位で完走しました。

8番手からスタートしたバンドーンは、タイヤ交換のためにピットインするまでは、最高7番手でレースを走行。ただ、4.02秒というピットストップでの遅れにより、フェリペ・マッサ選手(Williams)に追い抜かれ、事実上、ポイント獲得の望みが絶たれる結果となりました。

一方、フェルナンド・アロンソにとっては、またもや残念なレースとなりました。20番手からスタートしたアロンソは、徐々にポジションを上げ、数周後には最高13番手を走行。しかしながら、レース終了まで残り半分となったところで燃料システム系の不具合が発生し、レースをリタイアすることになりました。

コメント

フェルナンド・アロンソ

MCL32-04
スタート 20番手
レース結果 DNF(※燃料システム系の不具合によってリタイア)
ファステストラップ 1分34.263秒 22周目(トップとの差 +3.642秒、18番手)
ピットストップ 1回:20周目(ピットストップ時間 3.20秒) [オプション→プライム]

フェルナンド・アロンソ「私たちにとっては、難しい週末でした。ペナルティーによってレースを最後尾からスタートし、前方にいる複数のマシンを追いかけている際に、また問題が発生しました。

不具合によるPUへの損傷がなく、今後も引き続き使えることを願っています。

今日、ストフェルは11位でした。それを考えると、我々には入賞できるほどのスピードはなかったと思いますし、仮に私が完走していたとしても13位か14位だったでしょう。今日のリタイアは悔しいですが、入賞のチャンスがあるときに、リタイアによってポイントを逃すよりはまだよかったと思っています。

ここからは、次のハンガリー戦に目を向けます。次回は、我々にとって今回よりもいい週末になるはずです」

ストフェル・バンドーン

MCL32-04
スタート 8番手
レース結果 11位
ファステストラップ 1分34.263秒 22周目(トップとの差 +3.642秒、18番手)
ピットストップ 1回:26周目(ピットストップ時間 4.02秒) [オプション→プライム]

ストフェル・バンドーン「再び入賞を、惜しくも逃してしまったことは残念です。それでも、今週末にはポジティブな点がたくさんありました。

今日のレースでのペースは、とても励みになりました。このようなサーキットで、Force IndiaとWilliamsの両マシンとあれだけ接近して走行できたことは、本当にポジティブになれる点だったと思います。

ただ、レースではすべてが完ぺきだったわけではありません。ピットストップが思ったほどスムーズにいかなかったので、ピットを出たときにフェリペ・マッサ選手とサイドバイサイドになり、ポジションを明け渡してしまいました。我々のペースはマッサ選手のペースと非常によく似ており、彼の前のポジションで完走するチャンスは確実にあっただけに残念です。

残念ながらポイント獲得には至りませんでしたが、今日はとても前向きになれる要素がありました。我々の時代はいつか来ると確信しています」

THE MANAGEMENT

エリック・ブーリエ McLaren-Honda Racing Director
エリック・ブーリエ「グリッド後方から力強いスタートを切ったフェルナンドは、周回遅れのマシンを追い越しながら徐々にポジションを上げ、レースを3分の1走りきったころには、13番手で堅実に走行。一方のストフェルは、9番手で着実な走りをみせていました。

そのため、燃料システム系のトラブルが発生し、それにより出力を失い、フェルナンドが35周目でリタイアを余儀なくされたことは残念でした。同不具合の原因については、現在も調査中です。

残り10周の時点で、ストフェルはマッサ選手と10位をかけてバトルをしていました。結局、ポイント獲得というストフェルの望みはかなわなかったものの、堅実かつ見事な走りでした。

我々は、ここから次戦が開催されるハンガロリンクに移動します。ハンガロリンクにはカーブやコーナーが多数あり、それらが短いストレートでつながっています。次戦では競争力が少し上がることを願っています」

長谷川 祐介 (株)本田技術研究所 主席研究員 F1プロジェクト総責任者
長谷川 祐介「ここまでいいかたちで週末を過ごせてきただけに、あと少しのところでポイント獲得に至らず、悔しい結果となりました。

ストフェルはいい位置からスタートし、粘り強く中団での戦いを続けました。レースを通して全力でプッシュを続けてくれたと思いますが、惜しくも11位に終わりました。

フェルナンドは最後尾のスタートから大きく順位をあげ、ポイント圏内に迫っていましたが、燃料システム系のトラブルによりリタイアせざるを得ませんでした。原因については現在調査中です。

結果は残念なものになりましたが、ここ数レースでは競争力が向上していますし、今日もポイントを獲得できるだけのペースはあったと思っているので、悔しいレースの中にもいくつかのポジティブな要素はあったと思います。

我々のマシンと相性がいいハンガリーでは、いいレースができると思います。ポイントを獲得できるよう、チーム一丸となって準備を進めます」

決勝

順位 No. ドライバー チーム 周回数 タイム/差
144ルイス・ハミルトン Mercedes511:21'27.430
277バルテッリ・ボッタス Mercedes51+14.063
37キミ・ライコネン Ferrari51+36.570
433マックス・フェルスタッペン Red Bull51+52.125
53ダニエル・リカルド Red Bull51+65.955
627ニコ・ヒュルケンベルグ Renault51+68.109
75セバスチャン・ベッテル Ferrari51+93.989
831エステバン・オコン Force India50+1Lap
911セルジオ・ペレス Force India50+1Lap
1019フェリペ・マッサ Williams50+1Lap
112ストフェル・バンドーン McLaren-Honda50+1Lap
1220ケビン・マグヌッセン Haas50+1Lap
138ロマン・グロージャン Haas50+1Lap
149マーカス・エリクソン Sauber50+1Lap
1526ダニール・クビアト Toro Rosso50+1Lap
1618ランス・ストロール Williams50+1Lap
1794パスカル・ウェーレイン Sauber50+1Lap
NC14フェルナンド・アロンソ McLaren-Honda32DNF
NC55カルロス・サインツ Toro Rosso0DNF
NC30ジョリオン・パーマー Renault0DNS

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