ロシアGP 1日目フリー走行
「明日はQ3進出を狙えるよう願っています」
#RussianGP
#McLarenLIVE
今日はテストと確認作業に追われる忙しい一日となりました。ロシアGPのフリー走行において、ジェンソン・バトンは8番手、フェルナンド・アロンソは10番手のポジションで初日を終了しました。
午前中は空力のデータを取るための走行を行い、午後はマシンのセットアップに磨きをかけるとともに、セッションを通してタイヤの状態を理解するためにロングランを実施しました。
フリー走行1
| 順位 | ゼッケン | ドライバー | チーム | タイム/差 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 6 | ニコ・ロズベルグ | Mercedes | 1'38.127 |
| 2 | 44 | ルイス・ハミルトン | Mercedes | +0.722 |
| 3 | 5 | セバスチャン・ベッテル | Ferrari | +1.048 |
| 4 | 7 | キミ・ライコネン | Ferrari | +1.205 |
| 5 | 19 | フェリペ・マッサ | Williams | +1.238 |
| 6 | 3 | ダニエル・リカルド | Red Bull | +1.523 |
| 7 | 77 | バルテッリ・ボッタス | Williams | +1.675 |
| 8 | 26 | ダニール・クビアト | Red Bull | +2.091 |
| 9 | 11 | セルジオ・ペレス | Force India | +2.160 |
| 10 | 55 | カルロス・サインツ | Toro Rosso | +2.527 |
| 11 | 22 | ジェンソン・バトン | McLaren-Honda | +2.536 |
| 12 | 14 | フェルナンド・アロンソ | McLaren-Honda | +2.644 |
| 13 | 46 | セルゲイ・シロトキン | Renault | +2.771 |
| 14 | 12 | フェリペ・ナスル | Sauber | +2.958 |
| 15 | 33 | マックス・フェルスタッペン | Toro Rosso | +3.007 |
| 16 | 21 | エステバン・グティエレス | Haas | +3.111 |
| 17 | 8 | ロマン・グロージャン | Haas | +3.258 |
| 18 | 30 | ジョリオン・パーマー | Renault | +3.544 |
| 19 | 9 | マーカス・エリクソン | Sauber | +3.835 |
| 20 | 94 | パスカル・ウェーレイン | Manor | +4.356 |
| 21 | 88 | リオ・ハリアント | Manor | +4.560 |
| 22 | 34 | アルフォンソ・セリス | Force India | +5.305 |
フリー走行2
| 順位 | ゼッケン | ドライバー | チーム | タイム/差 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 44 | ルイス・ハミルトン | Mercedes | 1'37.583 |
| 2 | 5 | セバスチャン・ベッテル | Ferrari | +0.652 |
| 3 | 6 | ニコ・ロズベルグ | Mercedes | +0.867 |
| 4 | 7 | キミ・ライコネン | Ferrari | +1.210 |
| 5 | 3 | ダニエル・リカルド | Red Bull | +1.501 |
| 6 | 77 | バルテッリ・ボッタス | Williams | +1.602 |
| 7 | 26 | ダニール・クビアト | Red Bull | +1.610 |
| 8 | 22 | ジェンソン・バトン | McLaren-Honda | +1.613 |
| 9 | 19 | フェリペ・マッサ | Williams | +1.706 |
| 10 | 14 | フェルナンド・アロンソ | McLaren-Honda | +1.817 |
| 11 | 55 | カルロス・サインツ | Toro Rosso | +1.882 |
| 12 | 33 | マックス・フェルスタッペン | Toro Rosso | +1.918 |
| 13 | 27 | ニコ・ヒュルケンベルグ | Force India | +2.212 |
| 14 | 11 | セルジオ・ペレス | Force India | +2.284 |
| 15 | 20 | ケビン・マグヌッセン | Renault | +2.610 |
| 16 | 8 | ロマン・グロージャン | Haas | +2.677 |
| 17 | 21 | エステバン・グティエレス | Haas | +2.925 |
| 18 | 30 | ジョリオン・パーマー | Renault | +3.105 |
| 19 | 12 | フェリペ・ナスル | Sauber | +3.157 |
| 20 | 88 | リオ・ハリアント | Manor | +3.497 |
| 21 | 94 | パスカル・ウェーレイン | Manor | +3.565 |
| 22 | 9 | マーカス・エリクソン | Sauber | +4.069 |
#22 ジェンソン・バトン MP4-31-03
「今日は全体的にポジティブな一日でした。これまでの金曜日のフリー走行では、我々のマシンにも速さがありました。日曜日のレースで燃料をセーブしなければならないことは分かっていますが、明日の予選ではQ3進出を狙い、日曜日の決勝ではポイントを獲得できればと思います。
明日の予選でトップ10に入ると、決勝のスタート時のタイヤ選択が制限されますが、そのポジションからいいレースをすることは可能です。自分たちの前に速いマシンがいるので、DRSゾーン内で走行し、その速いマシンに我々のマシンを引っ張ってもらうことができるのです。
ここのサーキットはタイヤには比較的優しい傾向があり、同じタイヤで多くのラップを走行することができます。ただ、レース中のピットストップはどのドライバーも1回か2回、おそらく1回になることが予想されます。今回はおもしろい週末になると思います」
#14 フェルナンド・アロンソ MP4-31-02
「明日の予選で少なくとも一台がQ3に進出できれば、我々にとってはいい知らせですし、それは可能だと思っています。これまでは金曜日のフリー走行の結果をもとに土曜日の予選で我々にもチャンスがあるのではないかと少し期待し過ぎていた面があるかもしれません。ただ、今日はマシンの感触は良好でした。まだ100%のレベルには達していませんが、車体の方でまだ少し改善ができるはずです。それが予選でトップ10に入るために十分な改善なのかどうか見てみましょう。
一部のコーナーでは、マシンのバランスが少し悪かったです。ですから、パワーを最大限に利用し、タイヤを適温でうまく機能させれば、12番手から上のポジションにあがることは可能です。
明日はマシンのポテンシャルを最大限に引き出せるよう願っています」
エリック・ブーリエ McLaren-Honda Racing Director
「ソチのサーキットは我々を惑わすような難しいコースです。今日のセッションでは、ここで完ぺきなバランスを見つけることの難しさを改めて実感しました。
午前中は、空力やセットアップ面の確認作業を数多く実施しました。そのため、マシンのバランスを正確に読み取ることができず、両ドライバーからはマシンの動きが予測不可能で、自信を持ってドライブしづらいとの訴えがありました。幸いにも、我々は昼食時間にかなりの進化を遂げることができ、ジェンソンとフェルナンドからは午後のセッションではマシンの感触がずいぶんよくなったとの報告がありました。
午後のセッションで両マシンがトップ10入りを果たしたことは、励みになります。明日の予選でトップ10に入れば、日曜日のレースでは戦略面において新たな課題が待ち受けることになりますが、明日の予選で2台ともQ3に進出することが我々の目標です。それが実現できれば、チーム全体にとっていい刺激になりますし、我々が引き続き着実な進化を遂げていることの表れとなるでしょう」
長谷川 祐介 (株)本田技術研究所 主席研究員 F1プロジェクト総責任者
「パワーユニットは両ドライバー共に上海GPから引き続き同じものを使用しており、本日の走行は主に車体のセットアップに終始しました。
フリー走行2でのバトン8番手とアロンソ10番手という順位は、各チームの燃料の搭載量などが特定できないため評価は難しいですが、ソフトタイヤでのロングランは安定しており、ペースは悪くなかったと考えます。
一方、走行データの結果から見て、燃費は想定していたとおりに厳しく、日曜日のレースでどうマネージメントするかが重要なポイントとなりそうです」