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F1

Round

SCHEDULE

April 10/11/12 2015 2015 Formula 1 Chinese Grand Prix

中国GP 中国GP

2015 CHINESE GRAND PRIX PREVIEW

Hondaは、FIAフォーミュラ・ワン世界選手権(以下、F1)の第3戦中国グランプリ(開催地:上海、4月8日~10日)に向けて現場入りしました。レースに先駆け、開催地の上海インターナショナル・サーキットの情報や、今週末のレースの見所などをレポートします。

コメント

新井 康久|株式会社本田技術研究所 専務執行役員 F1プロジェクト総責任者
「マレーシアでは、パワーユニットの進化について確かな手ごたえを感じていましたが、ERSやターボに不具合が出てしまい、2台ともレースを完走することができず、残念な結果になってしまいました。これらのトラブルがエンジンに影響を及ぼさなかったのが幸いです。

上海インターナショナル・サーキットは、セパンとは気候ががらりと変わり、平均予想気温は18℃前後で、今週末も含めこの時期は雨がぱらつくことが多いです。気候や気温の面ではパワーユニットにやさしいものの、アクセル全開が続く2つの長いストレートに、低速コーナーが加わる特徴的なサーキットは、平均時速も高く、パワーユニットへの負担が大きなコースとなっています。

今週は中国、来週は燃費が厳しい砂漠のバーレーンと、2015年では初めてとなる2週連続のレースとなり、チームは休む間なく準備を進めています。パワーユニットのデータ精度を高め、エネルギーマネージメントと信頼性のバランスを図りつつ、ライバルチームと競い合えるようにがんばります」

<レース日時>
4月10日(金): フリー走行1 10:00~11:30 (日本時間 11:00~12:30)
4月10日(金): フリー走行2 14:00~15:30 (日本時間 15:00~16:30)
4月11日(土): フリー走行3 12:00~13:00 (日本時間 13:00~14:00)
4月11日(土): 予選 15:00~16:00 (日本時間 16:00~17:00)
4月12日(日): 決勝レース 14:00~ (日本時間 15:00~)
※決勝レースは56周完走、もしくは2時間経過時点の周回で終了

<サーキット情報>
サーキット名: 上海インターナショナル・サーキット
所在地: 中国・上海
コース全長: 5.451km
周回数: 56周
トップスピード: 時速326km
特徴: 上海インターナショナル・サーキットは市名に用いられている「上」の文字をモチーフとした、2本の長いストレートと低速コーナーが特徴的なサーキット。13、14コーナー間のバックスレートは1.1kmの距離を誇り、今年のF1カレンダーの全サーキットで最も長い直線となる。レースでの見所は、スタート直後の1コーナー進入と、バックストレートでのオーバーテイク、最終ストレートに入るヘアピン前後でのポジション争い。また、すべてのストレートの後には急な右カーブが控えており、左フロントのタイヤに大きな負担がかかる。決勝レースではミディアムとソフトの2種類のタイヤが用意されているが、この時期の上海は雨が降りやすいため、ウェットレースになる可能性も高く、レース終了までドライバーは気を抜くことが許されない。
気候: この時期の上海は、平均気温が18℃で雨の日が多い。高温多湿のマレーシアと比較すると肌寒く感じる、春の気候となる。

2014年優勝者: ルイス・ハミルトン (メルセデス・AMG・ペトロナス・F1チーム)
2014年ファステストラップ: ニコ・ロズベルグ 1分40秒402 (メルセデス・AMG・ペトロナス・F1チーム)
ラップレコード: 1分32秒239 (2004年、ミハエル・シューマッハ、フェラーリ)

※ FIAとは、Fédération Internationale de l'Automobile(国際自動車連盟)の略称