マフラーはドライバビリティーと共に特有の排気音とパルス感のさらなる進化を追求。高音の雑味を抑え、迫力と快適性の高い次元での両立を目指している。
緻密な車体コントロールを実現する6軸IMU。ピッチ、ロール、ヨーの角速度と加速度を検出する6軸センサーにより、リアルタイムに正確な車体状態を測定し、制御を緻密化。このIMUから得られた情報により、クイックシフター*1/DCT(Dual Clutch Transmission)*2/HSTC(Honda セレクタブル トルク コントロール)/電子制御サスペンション*2/ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)/コーナリングライト*2を的確にコントロールし、走りのトータルバランスを追求している。
*1 別売アクセサリー *2 タイプ別設定
より優れたクラッチの応答と、繊細なクラッチの接続により、発進特性や極低速域のコントロール性を高めたDCT。向上した低・中速トルク特性とIMUを用いた車体状態の検知精度を高めたことで、エンジン特性にマッチしたライダーの感性により近いドライバビリティーを追求している。走行モードには、「ATモード」と「MTモード」を設定。ATモードには、一般走行に適した「Dモード」とスポーティーな走行に適した3つのレベルが選べる「Sモード」が選択可能。またG-スイッチ*2により、ONの時には、オフロード走行時のアクセル操作で車体姿勢を立て直す場合や後輪をスライドさせる場合などに優れた取り回し性を実現。OFFの時には、低速でUターンする時などでもスロットル操作に対する車体挙動を安定させ、旋回時における安心感を向上。スロットル急操作による車体挙動の変化を低減し、ツーリングなど長距離走行におけるライダーの疲労の低減に貢献する。
*1 DCTモデルのみ
*2 DCTに追加されたクラッチ容量をエンジントルクに追従させることができる機能
日常のライディングから本格アドベンチャーツーリングまで。様々な道も安心して走破するための「ライディングモードセレクト」。旅の荷物を積載した状態でも力強い加速フィールが得られる「TOUR」、市街地からワインディングまで幅広いシチュエーションをカバーする「URBAN」、フラットダート等の悪路でも安心感のあるパワーデリバリーを実現する「GRAVEL」、そして本格的なオフロード走行が楽しめる「OFF ROAD」の4つのモードに、さらにパワーフィールやエンジンブレーキの効き等を好みの組み合わせにできる「USER1」「USER2」モードを設定している。
IMUの情報を活用することで、よりスムーズなスリップコントロールを実現するHSTC。スリップコントロールはオフロードでリアを滑らせるようなアグレッシブなライディングから、ウエットな路面でも安心感のある走行ができる7つのレベルを設定。ウイリーコントロールは、あらゆるシーンでフロントアップをおさえるレベル3、急激なフロントアップのみおさえるレベル1、その中間的な制御のレベル2を設定。さらにそれぞれOFFの設定も用意している。
※HSTCはスリップやウイリー挙動をなくすためのシステムではありません。あくまでもライダーのアクセル操作を補助するシステムです。したがって、HSTCを装備していない車両と同様に、無理な運転までは対応できません。運転するときは急なアクセル操作を避け、安全運転をお願いします。