走行性能

Photo:CRF1100L Africa Twin Adventure Sports ES Dual Clutch Transmission

ライディングポジション

あらゆる使用条件を想定したライディングポジション

CRF1100L Africa Twin〈s〉は、オンロード・オフロード・荷物積載の長距離走行・普段の使い勝手など、様々な使用条件での性能を高い次元でバランスさせた従来のライディングポジションを踏襲。CRF1100L Africa Twin Adventure Sports ESは、ハンドルバーとステップの位置はキープしながら、長距離移動ではリラックスしたポジションを実現しつつ、ワインディングではアップライトなポジションでアクティブなライディングを可能としている。

ライディングポジションイメージ図
ライディングポジションイメージ図

フレーム&サスペンション

軽量化と剛性バランスを追求したフレーム

フレームは、オフロードでのエキサイティングな走りと共に、高速道路でのタンデム走行、荷物の満載時など、様々な状況でのトータルバランスを追求している。

電子制御サスペンション

シーンを選ばず走りのトータルバランスを高める電子制御サスペンション
(CRF1100L Africa Twin Adventure Sports ES)

電子制御サスペンションEERAは「オンロード走行性能⇔オフロード走破性」など相反する走行シーンに求められるサスペンション特性を高次元で両立。様々な走行シーンに対応する4つのサスペンションモードをライディングモードと連動させることで最適なサスペンション性能を発揮する。電動プリロードアジャスターは車両状態に応じて ①一人乗り ②一人乗り+積載 ③二人乗り ④二人乗り+積載を選択可能とし、USERモードも採用。さらに走行中のプリロードの切り替えを可能とし使い勝手の向上を図っている。

*Electronically Equipped Ride Adjustment

EERA作動イメージ図

●EERAサスペンションモード
EERAのサスペンションモードは、MID・HARD・SOFT・OFF ROAD・USERモードの5つの選択肢を設定。ライディングモードに応じて、最適なサスペンションモードが自動で選択される。

Photo:CRF1100L Africa Twin Adventure Sports ES
Dual Clutch Transmission

フロントサスペンション

トータルバランスに優れた走りを支える
フルアジャスタブルタイプ倒立フロントサスペンション

[Africa Twin〈s〉]
フロントフォークは、クラス最長230mmのストロークとフルアジャスタブル機構を備えた倒立式。減衰力のセッティングを最適化し、オフロード走破性とオンロードの快適性を両立させている。
[Africa Twin Adventure Sports ES]
フロントフォークは、210mmのストロークとフルアジャスタブル機構を備えた倒立式電子制御サスペンション。フロントホイールの19インチ化に伴い、サスペンションストロークとセッティングを最適化。低重心化を図り、快適なハンドリングと取り回しを向上している。

*オフロード車1000ccクラスにおいてHonda調べ(2024年2月時点)

Photo:CRF1100L Africa Twin Adventure Sports ES
Dual Clutch Transmission

リアサスペンション

オフロード走破性とオンロードの
快適性を追求したリアサスペンション

[Africa Twin〈s〉]
アクスルストロークを220mmとし、最低地上高250mmを確保、オフロードでの走行性能を追求している。
[Africa Twin Adventure Sports ES]
アクスルストロークを200mm、最低地上高を220mmとしたことにより低重心化すると共にハンドリング性能を向上。オフロードでの走行性能とオンロードでの安心感を両立している。

Photo:CRF1100L Africa Twin Dual Clutch Transmission〈s〉

ABS

さらなる熟成により様々なシチュエーションでの安心感を高めるABS

[選択式ABSモード]
オンロードとオフロードの2通りのモードを備え、それぞれに適したABSセッティングとすることで、ライディングモードと連動して、走行シチュエーションにあった制動性能と安心感を追求している。

[IMUを備えたABS]
コーナリング中にブレーキをかけた時には、IMUの信号から算出した車体バンク角、前後車輪速センサーから算出した車体減速度及び前後輪スリップ率から、ホイールロックが発生しないようバンク角に応じて、ABSが制動力をコントロール。また、急制動時にはIMUの情報よりリアタイヤの浮き上がり傾向を検知し、ブレーキ圧を緻密にコントロール。高い制動性能を発揮しながらもリアリフトを抑制する。これらにより直進時やコーナリング中など、様々な場面でブレーキング時の安心感を追求している。

[ABSオン/オフ切り替え]
ライディングモードがOFF ROADもしくはUSERモードの時にはリアのABSをオフに設定でき、オフロード走行の使い勝手を向上。

また、ABSの設定をCRF1100L Africa Twin〈s〉はサスペンションセッティングに合わせて最適化し、リアの安定性を維持しながら減速度を向上。CRF1100L Africa Twin Adventure Sports ESはABS、コーナリングABSの設定を悪路での安心感を維持しながら、19インチフロントホイールに合わせてオンロード用に最適化している。さらにブレーキ本体は、フロントにラジアルマウントの4ポッドキャリパー+φ310mmダブルディスクを、リアにはφ256mmのシングルディスクを装備している。

※ABSはライダーのブレーキ操作を補助するシステムです。ABSを装備していない車両と同様に、コーナー等の手前では十分な減速が必要であり、無理な運転までは対応できません。運転するときは急なブレーキ操作を避け、安全運転をお願いします。ABS作動時は、キックバック(揺り戻し)によってシステム作動を知らせます。

Photo:CRF1100L Africa Twin Dual Clutch Transmission〈s〉

  • 写真は海外仕様車で、アクセサリー装着車。また、海外で撮影したものです。
  • 走行写真は、プロライダーによる走行を撮影したものです。一般公道で走行する場合は制限速度を守り、無理な運転をしないようにしましょう。