CIVIC WORLD

開発メカ裏話

開発メカ裏話〈6代目〉

クラスを超えた高品質な価値の創造へ。

新たな“走りの喜び”を目指して生まれたシビック、その開発裏話をご紹介。

1995年に発売した6代目シビックは、これまでにない価値の創造を実現した。

求められた環境対応に加え、デザインや操作性にも独自のこだわりを貫いた。

クルマを走らせる楽しさ

=シビックの本質。

6代目シビックのコンセプトは『バリュー・レボリューション』。クラスを超える高い価値の創造を目指してモデルチェンジを行った。1990年代に入り、低燃費をはじめとする環境への対応は必須事項になってきた。そのためこの6代目には、新たなVTECエンジンが搭載された。

新開発の高出力型低燃費エンジン「3ステージVTECエンジン」、次世代無段変速オートマチック ・トランスミッション「ホンダマルチマチック」、ビルトインタイプのリモコン機能付「ホンダナビゲーションシステム」などの先進技術が搭載された。

開発者は「90年代という時代であったため、低燃費は非常に重要な要素ではあるが、我々はそれと同じくらいにデザインと操作性にもこだわった」と語っている。その言葉通り、無駄のないスポーティーでシャープな中にも、力強さを実感できる魅力的なエクステリアデザインが完成。3ドアは引き締まった印象の台形フォルムを持った、スポーツユーティリティカーに仕上がった。4ドアは乗りやすさと確かな存在感を主張する、高質で使い勝手に優れたセダンとなった。

開発者の熱い想いを表現した6代目(通称:ミラクルシビック)は1995年に発売され、3度目の日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞している。誕生から6代目までのシビックの開発ストーリーを辿ってきた中で、歴代シビックに受け継がれてきたことが浮かび上がってきた。それは “いつの時代も、走る喜びを提供し続けた”ということである。

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