アジアロードレース選手権の開幕戦が、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで開催されました。Hondaは、Honda Asia-Dream Racing with SHOWAから、新型CBR1000RR-R FIREBLADEを駆り、ASB1000クラスでの2年目を迎えるザクワン・ザイディと、昨年はCEV Moto2に参戦していたゲリー・サリムが挑戦を開始します。
ザイディは、タイトルを明確な目標とし、母国でもあるマレーシアでの開幕戦への意気込みをみせていました。しかし新型コロナウイルスの影響からスタッフがマレーシアに入国できない事態となり、事前テストにも参加がかなわず、レース参戦をあきらめざるを得ませんでした。
残念ながらHonda Asia-Dream Racing with SHOWAは、開幕戦の参加を断念することになりました。
玉田誠 | Honda Asia-Dream Racing with SHOWA監督
「新型コロナウイルスの影響で、タイやインドネシアのスタッフは出国、入国の問題が発生して、事前テストにも参加できない事態となりました。新型マシンを駆り、多くのデータを得て、それを世界中のHondaを駆るライダーたちに、いの一番に提供できると意気込んでいました。もちろんライダーも、今季にかける強い思いは一緒でした。ザクワンは母国レースですし、開幕勝利のために準備していたので、なんとか参戦できないか、Hondaマレーシアチームと合体してライダーだけでも走らせられないか、フル参戦チームがグリッドにそろわない状態でレース開催できるのかと、さまざまな意見が挙がりました。マレーシアには国としてイベント中止の勧告が出ていないこと、すでに現地入りしているチームが多数あったことなどから、急きょライダーだけ参戦というのもリスクが大きいと判断することになりました。残念で仕方がありませんが、自分たちではどうしようもない事態だったということです。ここから、次の戦いに向けて気持ちを切り替えて、優勝を目指してチーム一丸で取り組んでいく覚悟です」
順位 | No. | ライダー | マシン | 周回数 | タイム |
---|---|---|---|---|---|
1 | 76 | 伊藤勇樹 | ヤマハ | 12 | 28'16.971 |
2 | 24 | A.ウォンタナノン | ヤマハ | 12 | +7.609 |
3 | 500 | A.サルムーン | ヤマハ | 12 | +22.780 |
4 | 28 | M.レイテルベルガー | BMW | 12 | +28.010 |
5 | 87 | L.ザネッティ | ドゥカティ | 12 | +32.584 |
6 | 25 | A.シャー・カマルザマン | BMW | 12 | +43.264 |
順位 | No. | ライダー | マシン | 周回数 | タイム |
---|---|---|---|---|---|
1 | 28 | M.レイテルベルガー | BMW | 12 | 25'29.725 |
2 | 24 | A.ウォンタナノン | ヤマハ | 12 | +7.414 |
3 | 23 | B.パークス | ヤマハ | 12 | +9.353 |
4 | 87 | L.ザネッティ | ドゥカティ | 12 | +9.438 |
5 | 100 | T.ワロコーン | カワサキ | 12 | +10.231 |
6 | 76 | 伊藤勇樹 | ヤマハ | 12 | +11.018 |
順位 | No. | ライダー | マシン | 総合ポイント |
---|---|---|---|---|
1 | 24 | A.ウォンタナノン | ヤマハ | 40 |
2 | 28 | M.レイテルベルガー | BMW | 38 |
3 | 76 | 伊藤勇樹 | ヤマハ | 35 |
4 | 87 | L.ザネッティ | ドゥカティ | 24 |
5 | 100 | T.ワロコーン | カワサキ | 18 |
6 | 23 | B.パークス | ヤマハ | 16 |