ROUND 02

タイタイ チャーン・インターナショナル・サーキット 2017.04.02(日)・AP250 決勝

第2戦 タイ

サリムがレース1のウイナーに。レース2は山本が勝利

アジアプロダクション250ccクラス(AP250)は、ポールポジションが山本剛大(SIDRAP HONDA IKAZUCHI Racing Team.)、2番グリッドがゲリー・サリム(Astra Honda Racing Team)、小山知良(RAMA Honda)が12番グリッドからのスタートとなりました。

レース1は、サリムがスタートダッシュを成功させ、レーザー・ダニカ・アーレンズ(Astra Honda Racing Team)、アヌパ・サルムーン(ヤマハ)、ガラン・ヘンドラ・プラタマ(ヤマハ)が追従。6台によるトップ争いとなり、サリムは集団の主導権を握ってレースを引っ張ります。最終コーナーでも攻防が行われ、競り勝ったサリムが今季3勝目を挙げました。この優勝により、サリムがそこまでで獲得したポイントが75となり、チャンピオンシップにおけるリードを広げました。

レース2は、山本が好スタートを切り、それを、アーレンズとサルムーンが追いかけます。この3台がトップ争いを繰り広げ、4番手にプラタマ、5番手の座は小山ら5台で激しく争われました。やがて、アーレンズがサルムーンと山本を捕らえ、一時はトップに。しかし、終盤になると前に出た山本が2台を突き放し、今季初優勝を果たしました。2位がアーレンズ、3位がサルムーンとなりました。小山は7位でチェッカー。サリムはスタートすることができず、ノーポイントとなりました。

コメント

ゲリー・サリム(アジアプロダクション250cc 優勝/DNS) ゲリー・サリム 「両親、Astra Honda Racing Team、インドネシアの人々に感謝します。今回は暑く、風が強いコンディションで、なるべく早く集団を抜け出したいと考えました。そのためプッシュしましたが抜け出せずに作戦を変更。ラスト3周でスパートし、最高の結果を引き寄せることができました。CBR250RRを仕上げてくれたチームの苦労に報いることができてうれしいです」

山本剛大(アジアプロダクション250cc 4位/優勝) 山本剛大 「今回のレースは得意のコースなこともあり、レースウイークを通して好調でした。それに、ジョホールからとても短い期間しかありませんでしたが、チームのがんばりで前回の車両をアップデートして挑むことができ、マシンの戦闘力がかなり高かったです。レース1は、最終ラップにおける戦略のミスで、4位と沈んでしまいました。しかしレース2は、その反省を踏まえて戦略を変更し、勝つことができました。新チーム、そしてCBR250RRで勝利を挙げられてホッとしています。次戦は地元の鈴鹿ですので、この調子で勝ちを重ねていきます。応援ありがとうございました」

小山知良(アジアプロダクション250cc 6位/7位) 小山知良 「今回も短いインターバルの中、チームがマシンを仕上げようとがんばってくれましたが、予想以上に厳しいレースとなりました。時間がない中、ハンドルとステップを製作していただいたBabyFaceさんのおかげで、よりいいポジションでレースができました。本当にありがとうございます。ここまで悔しいレースが続いていますが、この悔しさを晴らすためにも、次回の鈴鹿で、チームと相談しながら最善を尽くしたいです」

リザルト

レース1

順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
131ゲリー・サリムHonda1019'10.830
2500A.サルムーンヤマハ10+0.189
3123レーザー・ダニカ・アーレンズHonda10+0.389
411山本剛大Honda10+0.391
5198アーウィン・サンジャヤHonda10+8.847
671小山知良Honda10+9.168
1046ヴォラポン・マラフアンHonda10+11.784
1275ヘルマン・バハルディンHonda10+32.082
2295ブイ・デュイ・トンHonda10+1'21.261
DNS17セシュー・ラジブHonda0+10Laps
DNS44ムクラダ・サラプーチHonda0+10Laps

レース2

順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
111山本剛大Honda1019'07.538
2123レーザー・ダニカ・アーレンズHonda10+1.981
3500A.サルムーンヤマハ10+2.799
4198アーウィン・サンジャヤHonda10+12.351
533仲村優佑ヤマハ10+12.379
699G.ヘンドラ・プラタマヤマハ10+12.464
771小山知良Honda10+12.667
946ヴォラポン・マラフアンHonda10+12.858
1475ヘルマン・バハルディンHonda10+34.197
1895ブイ・デュイ・トンHonda10+1'10.951
DNS17セシュー・ラジブHonda0+10Laps
DNS31ゲリー・サリムHonda0+10Laps
DNS44ムクラダ・サラプーチHonda0+10Laps

ポイントランキング

順位 No. ライダー マシン 総合ポイント
131ゲリー・サリムHonda75
211山本剛大Honda74
3500A.サルムーンヤマハ72
4123レーザー・ダニカ・アーレンズHonda60
5198アーウィン・サンジャヤHonda43
671小山知良Honda41
1246ヴォラポン・マラフアンHonda19
1575ヘルマン・バハルディンHonda8
1944ムクラダ・サラプーチHonda1
2017セシュー・ラジブHonda0
2595ブイ・デュイ・トンHonda0

ランキング詳細


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山本剛大

山本剛大

山本剛大

山本剛大

山本剛大

レーザー・ダニカ・アーレンズ

レーザー・ダニカ・アーレンズ(左)、山本剛大(中央)

ゲリー・サリム

ゲリー・サリム

ゲリー・サリム

ゲリー・サリム

アーウィン・サンジャヤ

小山知良

ヴォラポン・マラフアン

ヴォラポン・マラフアン

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