アジアプロダクション250ccクラス(AP250)は、ポールポジションが山本剛大(SIDRAP HONDA IKAZUCHI Racing Team.)、2番グリッドがゲリー・サリム(Astra Honda Racing Team)、小山知良(RAMA Honda)が12番グリッドからのスタートとなりました。
レース1は、サリムがスタートダッシュを成功させ、レーザー・ダニカ・アーレンズ(Astra Honda Racing Team)、アヌパ・サルムーン(ヤマハ)、ガラン・ヘンドラ・プラタマ(ヤマハ)が追従。6台によるトップ争いとなり、サリムは集団の主導権を握ってレースを引っ張ります。最終コーナーでも攻防が行われ、競り勝ったサリムが今季3勝目を挙げました。この優勝により、サリムがそこまでで獲得したポイントが75となり、チャンピオンシップにおけるリードを広げました。
レース2は、山本が好スタートを切り、それを、アーレンズとサルムーンが追いかけます。この3台がトップ争いを繰り広げ、4番手にプラタマ、5番手の座は小山ら5台で激しく争われました。やがて、アーレンズがサルムーンと山本を捕らえ、一時はトップに。しかし、終盤になると前に出た山本が2台を突き放し、今季初優勝を果たしました。2位がアーレンズ、3位がサルムーンとなりました。小山は7位でチェッカー。サリムはスタートすることができず、ノーポイントとなりました。
ゲリー・サリム(アジアプロダクション250cc 優勝/DNS)
「両親、Astra Honda Racing Team、インドネシアの人々に感謝します。今回は暑く、風が強いコンディションで、なるべく早く集団を抜け出したいと考えました。そのためプッシュしましたが抜け出せずに作戦を変更。ラスト3周でスパートし、最高の結果を引き寄せることができました。CBR250RRを仕上げてくれたチームの苦労に報いることができてうれしいです」
山本剛大(アジアプロダクション250cc 4位/優勝)
「今回のレースは得意のコースなこともあり、レースウイークを通して好調でした。それに、ジョホールからとても短い期間しかありませんでしたが、チームのがんばりで前回の車両をアップデートして挑むことができ、マシンの戦闘力がかなり高かったです。レース1は、最終ラップにおける戦略のミスで、4位と沈んでしまいました。しかしレース2は、その反省を踏まえて戦略を変更し、勝つことができました。新チーム、そしてCBR250RRで勝利を挙げられてホッとしています。次戦は地元の鈴鹿ですので、この調子で勝ちを重ねていきます。応援ありがとうございました」
小山知良(アジアプロダクション250cc 6位/7位)
「今回も短いインターバルの中、チームがマシンを仕上げようとがんばってくれましたが、予想以上に厳しいレースとなりました。時間がない中、ハンドルとステップを製作していただいたBabyFaceさんのおかげで、よりいいポジションでレースができました。本当にありがとうございます。ここまで悔しいレースが続いていますが、この悔しさを晴らすためにも、次回の鈴鹿で、チームと相談しながら最善を尽くしたいです」
順位 | No. | ライダー | マシン | 周回数 | タイム/差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 31 | ゲリー・サリム | Honda | 10 | 19'10.830 |
2 | 500 | A.サルムーン | ヤマハ | 10 | +0.189 |
3 | 123 | レーザー・ダニカ・アーレンズ | Honda | 10 | +0.389 |
4 | 11 | 山本剛大 | Honda | 10 | +0.391 |
5 | 198 | アーウィン・サンジャヤ | Honda | 10 | +8.847 |
6 | 71 | 小山知良 | Honda | 10 | +9.168 |
10 | 46 | ヴォラポン・マラフアン | Honda | 10 | +11.784 |
12 | 75 | ヘルマン・バハルディン | Honda | 10 | +32.082 |
22 | 95 | ブイ・デュイ・トン | Honda | 10 | +1'21.261 |
DNS | 17 | セシュー・ラジブ | Honda | 0 | +10Laps |
DNS | 44 | ムクラダ・サラプーチ | Honda | 0 | +10Laps |
順位 | No. | ライダー | マシン | 周回数 | タイム/差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 11 | 山本剛大 | Honda | 10 | 19'07.538 |
2 | 123 | レーザー・ダニカ・アーレンズ | Honda | 10 | +1.981 |
3 | 500 | A.サルムーン | ヤマハ | 10 | +2.799 |
4 | 198 | アーウィン・サンジャヤ | Honda | 10 | +12.351 |
5 | 33 | 仲村優佑 | ヤマハ | 10 | +12.379 |
6 | 99 | G.ヘンドラ・プラタマ | ヤマハ | 10 | +12.464 |
7 | 71 | 小山知良 | Honda | 10 | +12.667 |
9 | 46 | ヴォラポン・マラフアン | Honda | 10 | +12.858 |
14 | 75 | ヘルマン・バハルディン | Honda | 10 | +34.197 |
18 | 95 | ブイ・デュイ・トン | Honda | 10 | +1'10.951 |
DNS | 17 | セシュー・ラジブ | Honda | 0 | +10Laps |
DNS | 31 | ゲリー・サリム | Honda | 0 | +10Laps |
DNS | 44 | ムクラダ・サラプーチ | Honda | 0 | +10Laps |
順位 | No. | ライダー | マシン | 総合ポイント |
---|---|---|---|---|
1 | 31 | ゲリー・サリム | Honda | 75 |
2 | 11 | 山本剛大 | Honda | 74 |
3 | 500 | A.サルムーン | ヤマハ | 72 |
4 | 123 | レーザー・ダニカ・アーレンズ | Honda | 60 |
5 | 198 | アーウィン・サンジャヤ | Honda | 43 |
6 | 71 | 小山知良 | Honda | 41 |
12 | 46 | ヴォラポン・マラフアン | Honda | 19 |
15 | 75 | ヘルマン・バハルディン | Honda | 8 |
19 | 44 | ムクラダ・サラプーチ | Honda | 1 |
20 | 17 | セシュー・ラジブ | Honda | 0 |
25 | 95 | ブイ・デュイ・トン | Honda | 0 |