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チームスタッフとともにチャンピオン、カーマイケル
今季10勝目でタイトルを決定したカーマイケル
今季最高位3位入賞のトーテリ
プレストン(左)とカーマイケル(右)でWタイトルを獲得
AMAスーパークロス
Salt Lake City
[2002.04.27]
AMA-SXニュース
AMA-SXレースレポート
第15戦 ソルトレークシティ(ユタ州)
2002年 4月27日開催
天候:雨のち晴れ  気温:昼16℃/夜5℃  コースコンディション:ウェット
観客:38,261人
カーマイケル今季10勝目となる優勝!
最終戦を待たずにチャンピオン獲得!
タイトル防衛に王手をかけていたカーマイケルが、最終戦を待たずに2年連続スーパークロスチャンピオンに輝いた。雨の影響でウェットコンディションとなった、第15戦ソルトレークシティ。カーマイケルは、スタートから飛び出したビーラマンを3周目にかわすと、最後までリーダーの座を譲らずにチェッカーを受け、今季10勝目となる優勝で栄誉をつかんだ。Hondaにとっては、1996年のマクグラス以来6年ぶりのタイトルである。

冬季オリンピックの舞台となったソルトレークシティが、チャンピオン決定の場だった。現地入りしたカーマイケルは、高い標高の影響で頭痛を訴えるなど、決してベストとは言えない体調でこの一戦に臨んでいた。さらに、金曜の夜からレース当日の午後まで断続的に降った雨により、コースはウェットコンディション。それでもカーマイケルは、少ない練習時間で轍やぬかるみを攻略していた。

決勝レースのホールショットを取ったのはカーマイケルだったが、2コーナーのヘアピンでビーラマンがインを差してトップに立つ。王手をかけたカーマイケルと、ランキング2位ビーラマンによるタイトル争いが、こうして始まった。カーマイケルは一瞬チームメイトのフォンセカにも先行されるが、すぐに挽回して1周目を2番手で消化した。

2周目には逃げるリーダーに接近し、ビーラマンとカーマイケルがテールtoノーズになる。早めの勝負を仕掛けたカーマイケルは、リズムセクションでビーラマンが犯したミスに乗じて、3周目にはトップを奪い返した。

トップ2台からやや遅れて、マクグラス。その背後には、5番手スタートから浮上してきたトーテリが迫り、激しい3位争いを展開する。マディを得意とするトーテリは、やがてマクグラスをかわして表彰台圏内を確保する。

レース中盤、カーマイケルとビーラマンは緊張感に満ちた距離を変えないまま周回を重ねたが、後半になると両者の間にはほぼ決定的な3秒ほどのマージンが生まれた。カーマイケルは終始、滑りやすいコンディションを考慮したライディングに徹し、20周を走り切る。フィニッシュラインに仕掛けられた花火の点火と同時に、スーパークロスチャンピオンが確定した。

なお、併催レースの125クラスでは、Hondaサポートチームのプレストンが2位に入り、この結果125ウエストチャンピオンを獲得した。

R.カーマイケル(優勝)
自分のためであることはもちろんだけれど、それだけじゃなくHondaやスポンサーのためにも、チャンピオンシップを防衛することができてうれしい。開幕戦は最低だったけれど、今は最高の気分だよ。あのクラッシュを見た人はみんな、やっぱりHondaじゃだめじゃないかと思ったことだろう。でも、Hondaは勝つことに最大の努力を惜しまないチームだし、大勢の力がこのタイトルを可能にしてくれたんだと思う。Hondaと契約する前にバイクに乗ってみたときから、安定感があって安心して走れるバイクだと思っていた。無理に攻めなくても速く走れるって言うのかな。今夜だってトップに立ってからは、流していたくらいだ。今季を振り返ってみると、メンタル的には楽で、フィジカル的には辛いシーズンだった。それはつまり、チームのバックアップによって楽に走ることができたけれど、開幕戦のケガを治しながら追いかけるのが辛かったという意味。タイトルを争ったビーラマンとは、常にクリーンなバトルができて感謝しているし、彼のことを尊敬もしている。まだ最終戦も残っているし、その後にはアウトドアナショナルが控えているので、いいレースを続けていきたいと思う。

S.トーテリ(3位)
予選ヒートからセミファイナルあたりまではマディだったけれども、決勝の時はそれほど悪いコースじゃなかった。滑りやすいコーナーと、フープスがちょっとトリッキーだったけれどね。マクグラスとのバトルはとてもエキサイティングだった。どちらかと言うと、後ろにつけて彼のミスを待つ作戦だったんだ。とにかくスーパークロスの終盤戦でポディアムに上がれたことは、ナショナル開幕に向けての自信になるし、とてもうれしい。

レース結果などの詳しい情報は、こちらでご覧いただけます。
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www.hondaredriders.com



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