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AMAスーパークロス
Las Vegas
[2002.05.04] |
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第16戦/最終戦 ラスベガス(ネバダ州) |
2002年 5月4日開催 |
天候:晴れ 気温:昼30℃/夜16℃ コースコンディション:ドライ
観客:39,227人
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カーマイケルが今季11勝目の完勝で
ファイナルラウンドを飾る!
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前戦でタイトルを確定したカーマイケルが、独走優勝でV2シーズンの有終の美を飾った。1周目からトップに立ったカーマイケルは、序盤から2位のラスクを徐々に引き離し圧勝。チームメイトのラムゼイが4位、フォンセカが6位と上位を占める一方で、トーテリが転倒リタイアを喫したが、幸い負傷はしていない。今季11勝をマークしたカーマイケルを筆頭とするチームHondaは、1週間後に開幕するAMAアウトドアナショナルに万全の態勢で臨む。 |
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最終戦ラスベガスのサムボイド・スタジアムは、シリーズの中でも最も小さな会場の一つだが、今回はその狭いフィールドに所狭しとレイアウトされたテクニカルなコースで行われた。
決勝のホールショットは、CRFを駆るルイス。だが、同様に好スタートを切ったカーマイケルが、1周目からトップに躍り出た。2番手に下がったルイスの後には、ラスク、フォンセカ、ロア、ビーラマンと続く。ラムゼイは9番手、前戦で表彰台に立ったトーテリは11番手と出遅れた。
2周目にはラスクが2番手に浮上するが、トップのカーマイケルは序盤からハイペースでリードを広げて行った。中団からの挽回を図るラムゼイは、早々とセカンドグループに進出し、ビーラマンとフォンセカを追う。一方トーテリは、9番手走行中の5周目に、リズムセクション最後のトリプルでショートし転倒。負傷はなかったが、翌週にナショナル開幕を控えているため、大事を取ってリタイアした。
先頭を快走するカーマイケルは、レース半ばにして5〜6秒のリードを確保し、完全に主導権を握った。中盤以降、3位に上がったビーラマンと、フォンセカに代わって4位のラムゼイの間でデッドヒートが繰り広げられたが、ラムゼイがワンミスでタイムロスしてしまい、ポジションに変動のないままフィニッシュを迎える。
終始レースをリードしたカーマイケルの、今季11勝目となる3連勝。フィニッシュジャンプの花火をバックに、V2チャンピオンはワンハンダーを決めた。
R.カーマイケル(優勝)
チャンピオンを決めた後でも気の緩みはなかった。毎レース勝つことが目標だったし、それはタイトルが決まった後でも変わりはない。終盤の連勝でシーズンを締めくくることができたのでハッピーだよ。今夜のスタートは悪くなかった。ルイスにホールショットを取られたけれど、1周目から前に出られたし、スタートが良ければレース運びの75%は成功だと言える。最近はみんなホールショットデバイスを使っているけれど、どういうわけかオレは使ってないんだ。もともとスタートは得意だし、先週だって今週だって使わずに好スタートを切って、優勝もしている。今シーズンはとても辛かったけれど、毎年チャンピオンを取ってきた経験から言うと、タイトルはいつでも1年目より2年目の方が難しい。125のときもそう感じたし、アウトドアナショナルでもそうだった。なぜだかわからないけれど、周囲のレベルアップがそうさせるんだと思う。シーズンオフにトレーニングに没頭したのも、ライバルたちがレベルアップしてくることがわかっていたからだし、ライダーたちのフィジカルコンディションは、2〜3年前とは全然違う高さにあると思う。今季はビーラマンを相手に互角のタイトル争いができた。中盤のデイトナで、ビーラマンからギフトをもらったけれど、開幕戦ではオレが彼にギフトをあげたわけだから、バランス的にはイーブンだ。それ以外のレースを数多く制した者が勝った、というシーズンだったんじゃないかな。
N.ラムゼイ(4位)
今夜はまあまあだったね。表彰台を逃したのは残念だけれど、だからと言ってそれほど悪くはない結果だ。レース中盤は3位のビーラマンに届きそうなところまで追い上げたけれど、その直後にミスがあってまた差が開いてしまったんだよ。リズムセクションを3個まとめて飛ぶところで、ちょっと飛距離が足りなくて、あわや転倒というミスでね。あれさえなければ、ビーラマンはパスできたはずだ。今夜のコースは滑りやすかったから、4ストロークのアドバンテージはあったと思う。来週からはアウトドアナショナルが始まるので、スーパークロスとはまた違った全開のバトルを楽しみにしてるんだ。何しろ250クラスに出場するのは初めてだしね。
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レース結果などの詳しい情報は、こちらでご覧いただけます。
American Honda オフィシャルサイト

AMAオフィシャルサイト
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