 |
|
 |
 |
 |
AMAスーパークロス
New Orleans
[2002.03.16] |
|
第10戦 ニューオリンズ(ルイジアナ州) |
2002年 3月16日開催 |
天候:曇り 気温:昼27℃/夜18℃ コースコンディション:ドライ
観客:35,259人
 |
カーマイケル4連勝!
シリーズポイントリードを10に広げる!
 |
前戦でランキング首位に浮上し波に乗ったカーマイケルが、ニューオリンズ戦でも連勝を果たし、ランキング首位の座を固めた。スタート3番手につけたカーマイケルは、2周目に僚友のラムゼイをかわした後、リーダーのフェリーとテールトゥノーズのバトルを見せたが、5周目にフェリーの転倒によりトップに浮上。以後、追手はビーラマン、ロンカダと替わったが、カーマイケルはセーフティリードを保ったままチェッカーまで逃げきり、4連勝を達成した。なお、トーテリは、練習中の転倒で腰を強打したため、出走を見合わせた。 |
|
粘土質のコースは硬く締まっていたが、削れた土が玉のように浮いた部分があり、グリップを失って転倒するケースが多かった。また一部に轍もあり、深く険しいフープスに象徴されるテクニカルなレイアウトと合わせ、非常に難しいコースだった。
決勝レース、ホールショットを取ったフェリーに続き、フォンセカが2番手で1コーナーを抜ける。だがオープニングラップを終えると、オーダーはフェリー、ラムゼイ、カーマイケル、フォンセカ、ビーラマンという順になった。フォンセカは上位グループのスピードに乗り切れず、徐々に後方集団に飲み込まれてゆく。
2周目、チームメイト同士のラムゼイとカーマイケルのラインが交錯し接触。ここでラムゼイが転倒してしまい、カーマイケルが単独2位となる。カーマイケルがフェリーを猛追すること3周、フェリーがフロントを滑らせて転倒。直後につけていたカーマイケルは、辛うじて難を逃れてリーダーとなる。
カーマイケルの背後には、肩の負傷が完治していないビーラマンがつけ、2〜3秒差で追走していたが、ちょうど中間ポイントの10周目からは、ロンカダが2番手に上がりカーマイケルを追いかけた。後半になると、コースが荒れてきたこともあり、カーマイケルが何度かバランスを失いかけ、一時は4秒差まで詰め寄られる場面もあったが、カーマイケルは慎重な走りに切り替え、ロンカダを突き放した。
転倒者が多くタフなレースではあったが、終盤まで堅実に走り切ったカーマイケルが、今季初の4連勝を達成。ランキング2位のビーラマンが、ロンカダに次ぐ3位でフィニッシュしたため、首位カーマイケルのポイントリードは10点となった。
R.カーマイケル(優勝)
とてもきついレースだった。コースレイアウトが難しくて、攻めれば攻めるほど、なんだかどんどん遅くなるような感じだった。プラクティスを走った後「これは長い週末になりそうだ」って思ったくらいだよ。でも、こういうレースもシーズンのうちに何戦かあるものだし、だからといって勝てないわけじゃない。本当に貴重な1勝になった。メインレースの序盤ではちょっと無理に攻めすぎたし、特にフープスのラインが悪くて失敗した。真横に向いたこともあったよね。コーナーも滑りやすかったので、全然気が抜けなかった。ライバルのビーラマンが肩をケガしていることは知っていたし、プラクティスや予選でも本調子には見えなかった。でも彼は絶対に来ると思ってたから、レース中はずっと後ろを気にしていたんだ。案の定、オレの後ろまで上がってきたね。脱帽ものだよ。今夜のビーラマンは立派だった。今後は彼のコンディションがもっとよくなって、最終戦までチャンピオン争いをしていきたいと思う。
N.ラムゼイ(6位)
いいスタートが切れたのに、こんな結果になってしまったのは残念だね。2番手にいたから、せめて表彰台ぐらいは行けたと思ったのに……。転倒したのは左コーナーで、ちょっとリッキーとラインが交錯してぶつかっちゃったんだ。レースが始まってすぐの転倒だったから、起き上がった時にはもう最後尾で、追い上げるのが大変だった。もうコケないようにって、それだけを念頭に置いて走ったよ。転倒はよくあることだからしかたないけれど、毎戦もう少しのところで表彰台を逃しているのが悔しい。
S.トーテリ(DNS)
最初のプラクティスで転倒した時に、腰を痛めてしまったんだ。フープスで前転して、地面に叩きつけられたでしょう。2度目のプラクティスも走ってみたんだけれど、3連ジャンプの着地などで腰の痛みが激しくなったので、今夜は出走しないことにしたんだ。2〜3日休めば大丈夫だと思うので、来週のヒューストンには間に合うよ。
|
レース結果などの詳しい情報は、こちらでご覧いただけます。
American Honda オフィシャルサイト

AMAオフィシャルサイト
|