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カーマイケルはこの3連勝でランキング首位
デイトナスピードウェイのグランドスタンド前が会場
惜しくも3位を逃したトーテリの激走
3年連続デイトナを制したカーマイケル(中)
AMAスーパークロス
Daytona Beach
[2002.03.09]
AMA-SXニュース
AMA-SXレースレポート
第9戦 デイトナビーチ(フロリダ州)
2002年 3月9日開催
天候:晴れ  気温:昼28℃ コースコンディション:ドライ
観客:未発表
カーマイケル3連勝!
ランキング首位浮上!
連勝中のカーマイケルが地元フロリダのデイトナを制し、今季初めての3連勝を達成した。ホールショットを取ったカーマイケルは、1周目にフェリーの先行を許したが、2周目にトップの座を奪い返してからは徐々にリードを広げ、独走でチェッカーを受けた。ポイントリーダーのビーラマンが肩の負傷で欠場したこともあり、ランキングはカーマイケルが逆転して首位に立つこととなった。

スタジアムでナイターで行われる通常のラウンドとは異なり、日中にスピードウェイで開催されるデイトナは、最もユニークで苛酷なレースである。30台がスタートする決勝グリッド、1分30秒を要するコース長など、何から何までスペシャルだ。今年は昨年よりも暑く、脱水症状を起こすライダーもいたほどだが、そんな悪条件もカーマイケルの連勝をストップするには至らなかった。

決勝レースでホールショットを取ったのはカーマイケル。その背後にはフェリー、パストラーナ、マクグラス、フォンセカ、ハフマン、ラスクと続く。トーテリは9番手、肩の負傷から復帰したラムゼイは12番手と出遅れた。1周目、カーマイケルは一時フェリーにリーダーの座を譲るが、2周目には再びトップに返り咲く。

3周目からは2番手にパストラーナが上がるが、カーマイケルは徐々にリードを広げ、中盤までに8秒ほどのマージンを稼ぐ。11周目にはパストラーナが転倒リタイアし、2番手にフェリー、3番手にラスクというトップ3となったが、この時カーマイケルは20秒以上の独走にあり、レースの大勢はほぼ固まった。

終盤になるとラスクの背後にトーテリが迫り、表彰台をかけたバトルが激しくなる。トーテリは15周目にラスクをかわしたが、次の周にワンミスでポジションを失い、以後ペースが衰え4位に定着した。

結局、終始レースを優位に運んだカーマイケルが、独走でチェッカーを受け、ミネアポリス、アトランタに続く3連勝。この優勝によってカーマイケルは、負傷欠場したビーラマンを5ポイント上回るシリーズリーダーに浮上した。

R.カーマイケル(優勝)
デイトナで勝つのはこれで3年連続だけれど、とにかく勝ちたかった。ホンダのため、そして自分自身のためにもね。ホールショットを取ったけれど、1周目はフェリーがいい走りをしていたので苦しめられたよ。パストラーナが2番手に上がって来てからは、結構プレッシャーを与えてくれたけれど、とにかくハイペースで引っ張ってやれば、そのうちに疲れてくれると思ってた。20周のうちの15周をスムーズに走ることができれば、展開は自分のものになると信じてたし、終盤はクルーズモードで流せた。予選ヒートで転んだのは、たぶん気持ちが高ぶりすぎていたからだと思う。あんな走りじゃデイトナの20周を乗り切ることはできない、もっとリラックスしなきゃいけないって、ピットに戻ってから気持ちを切り替えたのがよかったみたい。涼しくて楽なインドアでのスーパークロスから、この暑くて長いデイトナにスイッチするのはとても難しい。でも、フィジカルコンディションには自信があったし、マシンもパーフェクトだったから心配はなかった。ビーラマンの欠場によって、ポイントリーダーになれたけれど、まったく楽観はできない。来週からはまた彼の反撃が始まると思うし、チャンピオン決定は最終戦までもつれ込むことになるんじゃないかな。

S.トーテリ(4位)
表彰台を逃したことは悔しいけれど、デイトナに自分のすべてを注ぎ込むことができたので、その点では満足している。スタートがあまりよくなくて、中団から追い上げるのにずいぶん体力を使ってしまった。中盤ラスクとの3位争いに勝って前に出た直後、ちょっとしたミスでまた4位に下がった頃から、疲れを感じるようになってペースが落ちてしまったんだ。自分は体力には自信がある方だと思うんだけれど、それでもデイトナは厳しかった。レースに復帰できてこれで3戦目になるけれど、長い休みだったせいかいつになくモチベーションが高いし、表彰台もすぐそこに見えている。調子がいいのは新しいマシンのおかげだと思う。エンジンはパワフルだし、シャシーはとてもコントローラブルだ。デイトナはスーパークロスとナショナルの中間的なセッティングが必要な所なんだけれど、実はセッティングがこんなにうまくいったのは今回が初めて。これも新しいフレームのおかげだと思う。

N.ラムゼイ(6位)
ミネアポリスで肩を負傷して以来のカムバックレースなので、ちょっと身体が硬かったし、走りも相当荒れていたね。予選では転倒やらエンストやらミスを連発したけれど、決勝では自分の走りを出すことができた。リザルトはもっと上が欲しかったけれど、今回は復帰することがテーマだったので、ただそれだけでうれしい。長いシーズンの中で休んだのが前回のアトランタだけで済んだのは、アトランタの後に1週間ブレークがあったこともラッキーだったのかもしれない。その間に世話になったトレーナーのジェフ・スペンサーに感謝したい。

レース結果などの詳しい情報は、こちらでご覧いただけます。
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