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AMAスーパークロス
Minneapolis
[2002.02.16] |
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第7戦 ミネアポリス(ミネソタ州) |
2002年 2月16日開催 |
天候:曇り 気温:昼3℃/夜−9℃ コースコンディション:ドライ
観客:54,651人
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カーマイケル、フォンセカ、1−2フィニッシュ!
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リーダーが4人も入れ替わったエキサイティングなレースを、カーマイケルとフォンセカが1−2フィニッシュで締めくくった。Hondaにとってのグッドニュースは、肩の手術で参戦が遅れていたトーテリが今大会から出場を果たし、レース序盤をリードしたこと。リーダーはトーテリから、フォンセカ、マクグラスと替わったが、後半はカーマイケルとフォンセカが上位を独占した。一方バッドニュースは、ランキング2位だったラ・ロッコが右手首を骨折してしまったことだ。救急ドクターの診断によると、全治2ヵ月と言われている。 |
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ホールショットを取ったのは、今季初出場のトーテリだった。昨秋、肩の手術を受けた後は安静が必要で、今年1月になってから練習を開始したばかりのトーテリが、レース序盤をリードした。カーマイケルは8番手辺りから追い上げを開始。序盤トーテリの背後には、フォンセカとラムゼイが続き、Honda1−2−3の形となる。
4周目には、トップ3にマクグラスが食い込んでくる。5周目、スピードの衰えたトーテリをかわして、フォンセカがトップに浮上したが、次の周にはマクグラスに抜かれてしまった。
セカンドグループから上位に迫っていたラ・ロッコが、不運なクラッシュに見舞われたのは6周目のフープス。ラ・ロッコの背後をマークしていた後続者に追突されて両者転倒した際に、ラ・ロッコは右手首を骨折してしまった。
レースが折り返し点を過ぎる頃、上位陣はマクグラス、フォンセカ、カーマイケル、ラムゼイというオーダーになる。Honda勢のアタックが始まった直後、マクグラスが転倒。ここでちょうどフォンセカを抜いたカーマイケルがトップに立った。
後半はカーマイケルが2位のフォンセカを徐々に引き離し、7〜8秒のリードで独走態勢に持ち込んだ。15周目、後方でラムゼイが転倒。頭と肩を打ってリタイアとなる。最終ラップを迎えたHonda1−2に続き、3番手にはラスクがつけていたが、最終ラップに転倒を喫し、ビーラマンが3位をゲットした。
カーマイケルの優勝は、首位ビーラマンと肩を並べる今季3勝目。フォンセカの2位は250クラス1年目にして早くも自己最高のリザルトである。
R.カーマイケル(優勝)
ミッドパックから追い上げて勝つって、これ以上の勝ち方はないね。すごくうれしい。スタートがいつもの調子じゃなかったけれど、シリーズがここまで来ると、スタートの良し悪しがすごく大事になってくる。なぜかと言うと、みんな速いから、出遅れた場合は少しでも早く前に出るようにしないといけない。ブーイングされるようになってしまったことは、もう気にしないことにしたよ。オレは自分の仕事をするだけ。今年のタイトルをものにするためには、もう少しスピードアップをしなきゃいけないと思う。タイトル争いはビーラマンとの一騎打ちになりそうだけど、彼のことは尊敬してるし、とても光栄に思う。彼はクリーンなライダーだから、競り合っていながら信頼できる相手なんだ。2年ぐらい前と比較したら、彼もオレも成長したからだと思う。今夜の表彰台はアメリカンがオレ一人で、なんだかオリンピックみたいだな。
E.フォンセカ(2位)
スタートラインに並ぶ度に、世界から集まったこんなベストライダーたちとレースしている自分が信じられない。今日はスタートも良かったし、マシンもよく走ってくれたし、必要なものはすべて揃っていたよ。あとは自分がもう少しうまくなって、こういうポディアムフィニッシュを毎回続けなきゃいけないと思う。スタートは大事だよ。カーマイケルとビーラマンはみんなよりも速いけれど、あとは同じようなペースで走っているから、できることならホールショットを取って逃げるのが一番だよ。
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レース結果などの詳しい情報は、こちらでご覧いただけます。
American Honda オフィシャルサイト

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