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AMAスーパークロス
Indianapolis
[2002.02.09] |
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第6戦 インディアナポリス(インディアナ州) |
2002年 2月9日開催 |
天候:曇り 気温:昼12℃/夜1℃ コースコンディション:ドライ
観客:57,803人
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カーマイケル惜しくも2位!
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前戦まで2連勝をマークしていたカーマイケルが、ポイントリーダーのビーラマンに完敗を喫した。レース前半、パストラーナを相手に演じてきた一騎打ちに決着をつけたカーマイケルは、11周目からリーダーとなったが、終盤ぴったりマークされたビーラマンに、最終ラップで逆転を許してしまう。2位でチェッカーを受けたカーマイケルに続き、ラムゼイはベストフィニッシュの4位、ラ・ロッコは5位。なお、フォンセカは11周目に4番手走行中、転倒でリタイアした。 |
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西海岸で開催された開幕5連戦を終え、戦場は東部へと移ってきた。東部の土は軟質でギャップや轍ができやすく、カーマイケルやラ・ロッコが好む土質である。今大会もレースの進行とともに轍が深くなり、決勝のトップ争いを左右するハプニングがその轍の一つで起きた。
ホールショットを取ったのはカーマイケルだったが、2コーナーでパストラーナが前に出る。カーマイケルはビーラマンの先行をも許し、1周目のオーダーはパストラーナ、ビーラマン、カーマイケル、ロンカダ、フォンセカという上位集団になった。
2周目にビーラマンをかわしたカーマイケルは、5周目にパストラーナの前に出るが、次の周に抜き返されて再度2番手に落ち着く。前半はパストラーナ、カーマイケル、ビーラマン、ロンカダ、フォンセカ、マクグラスというトップ6台が連なる混戦状態だった。
アクシデントが起きたのは11周目のコーナー。サイドバイサイドで進入したパストラーナとカーマイケルだったが、イン側の轍に入り損なったパストラーナが、カーマイケルが入った轍の前に再度マシンをねじ込み、両者が接触。二人ともバランスを崩したが、結果的にカーマイケルがパストラーナをアウト側に弾く形となり、パストラーナだけが転倒。この接触でカーマイケルがリーダーとなり、パストラーナは8位までポジションを下げた。
トップに立ったカーマイケルの背後には、終始ビーラマンが1秒弱の差でつけていた。テールtoノーズで迎えた最終ラップ。コーナーでアウト寄りのラインを取ったカーマイケルのインをビーラマンが突き、逆転勝利。カーマイケルは2位に甘んじた。
ここインディアナポリスが地元のラ・ロッコは、スタート9番手から追い上げて5位。ラムゼイは4位でチェッカー。また、序盤4番手を走行していたフォンセカは、11周目の転倒でリタイアした。
R.カーマイケル(2位)
ずいぶんブーイングを受けちゃったけれど、しかたがないさ。レースをやっていれば、よくあることだから。パストラーナとの接触は、彼だけが転倒する結果になっちゃったけれど、あのケースはどちら側にも言い分があると思う。オレの意見を言わせてもらえれば、彼がオレの前に強引に入ってきたということだ。あそこはイン側の轍の取り合いだったんだけれど、彼はいったんアウトに向かった後、あの轍に割り込んできた。オレはすでにコーナリングを始めていたし、避けることができずに接触しちゃったんだ。アウト側にいた者が弾かれるのはしかたがない。彼を弾き飛ばすつもりはなかったし、オレだってもう少しで転倒しそうなくらいだった。あれもレースの一部だし、誰にも不満はない。誰だってフェアなレースをしようと思っているさ。たとえば今夜のビーラマンは、コーナーで何度もオレのイン側に並びかけた時、アウトのクラッシュパッドに向かってオレを幅寄せすることもできたはずなのに、彼はそんなこともせず、クリーンにイン側を突こうとしていた。あれもレースの一部さ。最終ラップでビーラマンにかわされたことは悔しい。言い訳はしたくないけれど、今夜はちょっと腕アガリがあって、十分なリードを作れなかったことが反省だね。もっと限界まで攻めなければ勝てない。それが今年のレベルが高い証拠だよ。もっともこの先どうすればいいかということは、オレが一番よく知っているから、まあ安心してくれよ。
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