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AMAスーパークロス
Anaheim
[2002.02.02] |
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第5戦 アナハイム(カリフォルニア州) |
2002年 2月2日開催 |
天候:晴れ 気温:昼22℃/夜6℃ コースコンディション:ドライ
観客:45,050人(ソールドアウト満席)
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カーマイケルが前戦に続く快走で今季2連勝!
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カーマイケルが前戦に続く快走で、2連勝を飾った。スタート6番手で決勝レースを始めたカーマイケルは、序盤から激しいチャージでトップグループに食い込み、10周目にリーダーのマクグラスをかわした。後半は2位に浮上したロンカダが接近してきたが、リードを守りきったカーマイケルが優勝。4位にラ・ロッコ、5位にはラムゼイと、いずれも後方から追い上げたHonda勢が続いた。 |
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決勝でホールショットを取ったのは、マクグラスだった。2番手にはロンカダがつけ、パストラーナ、ロア、ウィンダム、カーマイケルと続く。ラ・ロッコは7番手、ラムゼイは8番手、フォンセカは11番手でオープニングラップを終えた。
序盤から白熱するトップ争いは、マクグラス、ロンカダ、パストラーナによって繰り広げられ、その後方にカーマイケルが迫る。4周目、パストラーナの転倒脱落により、カーマイケルが3番手に浮上。一方、出遅れていたラ・ロッコは、3周目には5番手、8周目には4番手とポジションを挽回してきた。
三つ巴のトップ争いは、9周目にロンカダをパスしたカーマイケルが、次の周にマクグラスもかわしてリーダーになると、ひとまず決着を見る。後半はマクグラスに代わって2位に浮上したロンカダが、リーダーのカーマイケルを4秒ほどの差で追走する展開となる。
トップ3の後ろでは、ラ・ロッコとビーラマンのバトルが展開された。普段のラ・ロッコであれば、ここからさらに上位へ迫るところだったが、前戦で手首を負傷したため、ペースがいまひとつ上がらず、14周目にはビーラマンの先行を許してしまった。
終盤になると、慎重に周回を重ねるカーマイケルのリードが、ロンカダの追撃によって少しずつ削り取られ、マージンは3秒ほどに減ったが、1位カーマイケル、2位ロンカダのオーダーのままチェッカー。3位のビーラマンに続き、4位には終盤マクグラスをかわしたラ・ロッコが入った。
依然としてコンスタントなリザルトでランキング2位を守るラ・ロッコに続き、反撃を開始したカーマイケルが3位まで挽回してきた。波乱に満ちた開幕5連戦を終え、シリーズは来週から東部へと移っていく。
R.カーマイケル(優勝)
優勝は何度経験してもいいものだけれど、今夜の優勝は特にうれしい。先週の10倍うれしい。なぜかと言うと、今はリーダーに対する30ポイントのビハインドを追いかけているわけだし、先週、そして今夜と勝つごとに自信を強く持てるようになってきたからね。今のオレを採点すると、開幕戦のケガはすっかり治ってフィジカル的には100%だけど、メンタル面では95%ぐらいなんだ。でも、こうして1勝で1%ずつ積み上げていけば、完璧になることはわかっている。その過程が今始まったというわけなんだ。リーダーのビーラマンに追い付くためには、毎戦オレが優勝して、ビーラマンが毎戦2位以下になればいい。そういう計算はできるけれど、去年みたいに連勝できる保証はまったくないでしょう。それにこれから先は、転倒なんて絶対に許されないし、慎重に走らなければならない。今自分が置かれている状況はとても厳しいけれど、それでも1勝ずつ積み重ねていけば逆転できることはわかっているし、そのために必要なこともわかっているつもりだよ。
M.ラ・ロッコ(4位)
今日はフープスが上手くなかったね。1回コケそうなミスをしちゃったし、ビーラマンとの競り合いにもそこで負けたし、ポイントランキングで上にいるヤツを先に行かせたのはまずかった。ランキングは今のところ2位だけど、下からリッキーが近づいてきている。だからリッキーを勝たせちゃったことも、オレとしてはまずかったね。先週ちょっと手首を痛めたので、今回はトレーニング不足だったかもしれない。ウエストの5連戦もひとまず終わって、来週からは東部に戻れるのはうれしい。東部のソフトな土はリッキーにとってもアドバンテージになるだろうけれど、とりあえず来週のインディアナポリスはオレの地元だし、誰にも譲れないラウンドだから楽しみにしていてくれよ。
N.ラムゼイ(5位)
開幕当初のドタバタからはすっかり脱却して、最近は3戦連続5位と安定してきた。ここまで来ると表彰台の匂いがしてくるね。本当だよ、もう少しで届きそうだ。客観的にいいリザルトを安定して残すことができるようになったのは歓迎すべきことだけど、自分の気持ちとしてはもっと上に行きたいし、そんな実感も持てるようになってきたのでハッピーだ。今夜は硬くて滑りやすいコースだったので、予選の時からずっともがいていたんだけれど、トータル的にはまあ満足している。こういうコースでは4ストロークのアドバンテージがあっただろうって、みんなに言われるけれど、自分としては回転を上げすぎてしまう反省もあるし、このバイクのポテンシャルをもっと生かせるように、走り込みの時間を増やしていきたいと思う。
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レース結果などの詳しい情報は、こちらでご覧いただけます。
American Honda オフィシャルサイト

AMAオフィシャルサイト
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