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AMAスーパークロス
Phoenix
[2002.01.26] |
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第4戦 フェニックス(アリゾナ州) |
2002年 1月26日開催 |
天候:晴れ 気温:昼21℃/夜10℃ コースコンディション:ドライ
観客:49,123人
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カーマイケル今季初優勝!
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開幕戦の負傷の影響により、ここまで表彰台を逃してきてカーマイケルがようやく本領を発揮し、今季初優勝を飾った。オープニングラップ3番手につけたカーマイケルは、6周目にマクグラスをかわしてトップに立つと、中盤以降はパストラーナに対しセーフティリードをキープ。最後は追手に3秒ほどのマージンを残し、見事な逃げきり優勝を果たした。前戦の優勝者ラ・ロッコは、予選ヒートの転倒の影響で4位にとどまった。 |
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決勝レースのホールショットはマクグラス。一瞬フォンセカがトップに出る場面もあったが、マクグラス、フォンセカ、カーマイケル、ビーラマン、パストラーナの順で、1周目のコントロールラインを通過した。ラムゼイは7番手、ラ・ロッコは10番手でオープニングラップを消化する。ラ・ロッコは予選ヒートの3連ジャンプで飛距離不足による転倒を喫していたため、ペースがなかなか上がらない。
腕を負傷したため2戦、3戦と欠場していたフォンセカだが、マクグラスを追い詰めた4周目、3連ジャンプの手前で後輪を滑らせ、3連が飛べずにカーマイケルとビーラマンに抜かれる。2番手に浮上したカーマイケルは、一気にスパート。6周目のフープスでマクグラスに並んだカーマイケルは、次のヘアピンでトップに立った。この時点からマクグラスのペースが落ち、やがて2位にはパストラーナ、3位にはビーラマンが上がって来る。
パストラーナとビーラマンは、テールトゥノーズでトップのカーマイケルを追いかけた。中盤、カーマイケルのリードは2秒まで縮まることもあったが、後半のスパートによってマージンは4秒まで広がる。ここまで来ればカーマイケルの勝ちパターンだ。
一方、スタートに失敗したラ・ロッコは、中盤までに5番手争いに食い込む追い上げを見せた後、10周目にフォンセカをかわして4位に浮上。セカンドグループで奮戦していたラムゼイは、15周目にラ・ロッコに続く5位までポジションを上げた。
勝利を確信したカーマイケルは、終盤になるとクルージングモードに切り替えたが、パストラーナとビーラマンを余裕で振り切って優勝。4戦目にしてようやく待望の初優勝を果たした結果、ランキングも4位まで挽回している。
R.カーマイケル(優勝)
表彰台に戻って来た気分は最高だね。ここからが新たなスタートだ。先々週、先週と4位に甘んじている間に、みんながステップアップしてきたけど、今夜は優勝できてうれしい。まだ左手が痛いけど、どうしたら勝てるかは分かっていたし、表彰台に立てない理由はないし、自分が最もコンディションがいいことも知っていた。ここの会場は自分にとってもゲンのいい会場。一昨年は250で初めて表彰台に上がり、去年、今年と2年連続優勝だ。硬すぎず柔らかすぎずの路面も自分に合っている。ここフェニックス、アトランタ、デイトナがオレの好きなコースだね。今の自分にとってはビーラマンがメインターゲット。彼はすごく乗れてるし、最初の2戦で自信をつけてると思う。30ポイント離されてるけど、オレはどうすればタイトルが取れるか知っているから、ハードに練習を重ねて毎レース攻めて、16戦が終了するまでには捕まえてみせるよ。
M.ラ・ロッコ(4位)
予選ヒートで転倒して、手首を少し痛めていたんだ。だから4位に入れてポイントを余りロスしなかった点は良かった。テクニカルな部分もなかったし、出遅れると抜いて行くのは難しい。フープスが削れてワンラインになっていたからね。今週は自分にとってラフなレースで、上位の3人に対し少しポイントをロスしたけど、次のアナハイムに向けてモチベーションを高め、また優勝を狙うよ。
N.ラムゼイ(5位)
ゲートでスピンしちゃって、あまりいいスタートじゃなかったけど、1周目はいい感じで走って順位をすこし挽回した。レース中はちょっと硬くなったけど、コースが滑りやすかったからかな?マクグラスとフォンセカを抜いたのは、フィニッシュラインの後のストレートで、ストレートに出るところのコーナーがすごく滑りやすい。そこでマクグラスがフォンセカをアウトに押したので、今だぁ!と思ってスクエアに曲がって思いっきりスロットルを開けた。ここで2人いっぺんに抜いたんだ。後半はマクグラスとフォンセカが後ろにいたので、とにかくミスしないように気をつけて走ったよ。自分の走りに満足することはないけど、スピードも上がってきてるし、毎週レベルアップしてる自分を感じる。
E.フォンセカ(7位)
いいスタートを切れて、マクグラスとトップを競り合ったけど、ミスして何人かに抜かれてしまったね。7位のリザルトは、2週間の休み明けにしてはいいんじゃないだろうか。序盤はみんなアグレッシブに走るんだけど、そこでミスしたのは痛かった。直角コーナーのすぐあとの3連だったんだけど、マクグラスをパスしようとしてインに入ったら、スリップして3連を飛べず、後方の何人かに抜かれてしまった。来週は頑張るよ。コースは簡単で他のライダーとの差が出ないから、レースは面白くなるかもしれないけど、自分にとってはタイムが稼げず大変なんだ。
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レース結果などの詳しい情報は、こちらでご覧いただけます。
American Honda オフィシャルサイト

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