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ラ・ロッコは不得意な路面をノーミスで乗り切った
4階席最上段まで埋まった、クアルコムスタジアム
不安を払拭したカーマイケルの走り
手堅く3位入賞を果たしたラ・ロッコ(右)
AMAスーパークロス
San Diego
[2002.01.12]
AMA-SXニュース
AMA-SXレースレポート
第2戦 サンディエゴ(カリフォルニア州)
2002年 1月12日開催
天候:晴れ  気温:昼21℃/夜9℃ コースコンディション:ドライ
観客:68,415人
ラ・ロッコが3位入賞!
クラッシュから復帰したカーマイケルは4位
開幕戦のクラッシュで痛恨のDNFを喫したカーマイケルが、戦列に復帰した。決勝レースは、序盤にリーダーとなったビーラマンが、パストラーナを振り切り優勝。3位の座はカーマイケルとラ・ロッコの間で争われたが、終盤における強みをここでも発揮したラ・ロッコが17周目に前に出て、2戦連続の表彰台をゲットした。なお、トーテリは依然欠場。フォンセカは負傷のため、予選ヒート途中でリタイアしている。

開幕戦の翌日、アナハイム近くの病院を退院したカーマイケルは、精密検査を受けるためにフロリダに飛んだ。ダメージは顔面と左手の打撲のみで、異常なしとの診断を受けたが、自宅での時間のほとんどを第2戦に備える休養にあてた。カーマイケルは前日の金曜日にサンディエゴに戻り、土曜のプラクティスを2本走っただけでレース本番を迎えることとなった。

カーマイケルの安否はこの第2戦で最大の関心事ではあったが、予選ヒートをトップで通過し周囲を驚かせた。その一方で、右腕を打撲したフォンセカが、スローダウンの末にリタイアするハプニングがあり、Hondaとしては一喜一憂の予選ヒートであった。

決勝レースは、ホールショットのウィンダムを即座にかわしたパストラーナのリードで始まった。1周目のオーダーは、2番手ビーラマン、以下ウィンダム、ラ・ロッコ、カーマイケルと続き、序盤のトップグループを形成。スタート7番手だったラムゼイは、3周目にエンジンをストールさせて16番手まで後退した。

上位集団のポジションは、3周目にカーマイケルがラ・ロッコを抜いて4番手、4周目にはビーラマンがトップへと変動する。7周目になるとカーマイケルとラ・ロッコが、ペースの落ちたウィンダムを捕えて3、4番手に浮上。この頃には、ビーラマンのリードが3秒ほどとなった。

レースが後半に差しかかると、ビーラマンとパストラーナの間隔が詰まったが、逆転には至らないままチェッカー。テールトゥノーズで展開されていた、カーマイケル対ラ・ロッコの3位争いは、17周目に仕掛けた勝負で前に出たラ・ロッコに軍配が上がった。

惜しくも表彰台を逃したカーマイケルではあったが、ビーラマンの連勝を阻止すべく、来週からは練習を全開モードに戻す予定だ。

M.ラ・ロッコ(3位)
コースが滑りやすかったから、あまり無理なチャージができなかった。以前は苦手だったカリフォルニアの硬いコースにもずいぶん慣れたし、先週のアナハイムの土質はまだいい方だったけれど、今夜のコースは土が崩れて石ころが散らばったような部分が多くあって、思いきりトラクションをかけることができなかったんだ。リッキーに抜かれた後、抜き返すまでにずいぶん時間がかかってしまったのは、慎重になりすぎた結果かもしれない。でも、2位や3位の表彰台を続けた挙句、ランキング2位とか3位なんて成果に満足するつもりはまったくないし、条件さえよければもっと攻めるレースができるはずだ。

R.カーマイケル(4位)
先週のクラッシュから1週間、通常のメニューをこなせないで臨んだ割には悪くないリザルトだと人は言うけれど、優勝できなかったことはやっぱり悔しい。予選ヒートでもトップだったし、勝てる自信はあったんだ。でも、ちょっと身体が硬くなっちゃったね。アナハイム(開幕戦)の翌日にフロリダに帰って、診察を受けたり身体を休めたりしていたから、コンディションはベストとは言えなかった。ケガは大したことない。左手がちょっと痛いだけだよ。2週連続で負けて、追いかける立場にいるわけだけれど、こういうシチュエーションも好きだよ。焦りは全然ないし、むしろ意欲が湧いてくる。オレに必要なのは優勝。来週のアナハイム(第3戦)で、まず1勝してみせるよ。

N.ラムゼイ(8位)
そこそこいいスタートが切れて、序盤はトップ10以内にいたのかな。そこで2周目か3周目にエンジンをストールさせてしまって、もう一度出直し。結果的に8位でフィニッシュできたのはラッキーだけれど、もう少し上位に入れたと思うと少し残念だ。ポジションを挽回する途中でマクグラスを抜いたけれども、いつもの走りじゃなかったので、特に感慨はないよ。今年は開幕からいろんなことが起きているけれど、来週あたりからみんな本来の力を発揮してくるんじゃないかな。オレも含めてね。

E.フォンセカ(DNQ)
プラクティスで転倒した時に右腕を打撲してしまい、腫れていたんだけれどアイシングして予選ヒートに出てみた。2〜3週間前に同じ所を痛めていたせいもあったのかもしれないけれど、走っているうちにスロットルをコントロールできないくらい右腕が利かなくなったので、リタイアするしかなかったんだ。その後ドクターと相談して、今夜はセミファイナルにも決勝にも出ないことにした。骨折はしていない。痛めたのはたぶん前腕の筋肉だけだと思う。開幕戦で調子がよかっただけに残念だけれど、まず腫れが引くのを待って、それから来週のレースに備えるつもりだ。

レース結果などの詳しい情報は、こちらでご覧いただけます。
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