AMA-SXニュース Honda Racing AMA-SX checker
Honda ホームページへ
モータースポーツ
AMA-SX
Honda Racing News Formation
AMA-SXニュース
参戦計画
オフィシャルサイト
クラッシュ後2位まで這い上がったラ・ロッコ
今年も満員御礼のアナハイム
2ストマシンCR250R
4ストマシンCRF450R
AMAスーパークロス
Anaheim
[2002.01.05]
AMA-SXニュース
AMA-SXレースレポート
第1戦 アナハイム(カリフォルニア州)
2002年 1月5日開催
天候:晴れ  気温:昼22℃/夜16℃ コースコンディション:ドライ
観客:45,050人(ソールドアウト満席)
ラ・ロッコ2位、フォンセカ3位!
カーマイケルは痛恨のクラッシュでDNF
新加入のカーマイケルが、序盤2番手走行中のクラッシュでリタイア……というハプニングで始まったキックオフ。このクラッシュに巻き込まれたラ・ロッコが再スタート後4番手から、リーダーのビーラマンを猛追したが及ばず2位、11番手スタートからステディに走りきったフォンセカが3位入賞を果たす結果となった。なお、カーマイケルはクラッシュの際に顔面を強打しており、検査のために病院に向かったが、大事には至っていない模様だ。

今季のチームHondaは、トーテリに加えてカーマイケル、フォンセカ、ラムゼイの3人を新たに迎え入れた。また、新監督に元ライダーのエリック・キーホーを抜擢するなど、万全の態勢でニューシーズンに臨んでいる。サテライトチームのファクトリーコネクションには、例年通りベテランのラ・ロッコも控えており、トータルで5人という最強の布陣だ。残念なことに、トーテリが肩の手術後療養中であるため、シーズン途中からの参戦となるが、リフレッシュされたチームの雰囲気は明るい。

マシンはラムゼイが駆る4ストのCRF450R以外、全員がフルモデルチェンジされた2ストのCRだが、将来的にはCRFが増強される可能性もある。

予選ヒート1ではラ・ロッコが、ヒート2ではカーマイケルが各々トップで決勝に駒を進め、最高の形でスタートを切ったHondaではあったが、決勝レースには思わぬハプニングが待ち受けていた。

ホールショットを取ったのはラ・ロッコの僚友、バーン。2番手以下にはビーラマン、ブラウン、カーマイケルと続く。ラ・ロッコは9番手、フォンセカは11番手からのスタートとなる。2周目にはビーラマンがトップに浮上し、これをカーマイケル、ラ・ロッコが追いかける。この接近戦の6周目に、アクシデントが起きた。

フープスの前に設けられていた、ステップアップジャンプの着地でカーマイケルが前転クラッシュ。直後を走っていたラ・ロッコも、マシンが絡んで転倒。ラ・ロッコはすぐに再スタートできたが、カーマイケルは顔面から着地したため、すぐに立ち上がることができず、その場でリタイアとなってしまった。

このハプニングでトップのビーラマンは約10秒のリードを得たが、中盤以降は2位まで挽回してきたラ・ロッコが、じわじわと詰め寄る展開となった。ラスト4周、ラ・ロッコの猛追はビーラマンとの差を1周1秒ずつ切り詰める勢いだったが、3秒強差まで迫ったところでチェッカーが振られた。ラ・ロッコが2位、そして15周目に3位に浮上したフォンセカが、開幕戦のポディアムを飾った。

M.ラ・ロッコ(2位)
予選ヒートでも1位だったし、今日は優勝できるチャンスだったけれど、2位でも十分満足しているよ。決勝の序盤、リッキーが目の前でクラッシュした時は、彼のバイクを避けることができなくて巻き添えを食ってしまったけれど、すぐに再スタートしてビーラマンに次ぐ2位に上がれた。大差があっても追い付く自信はあった。でも、ペースアップしようとすると転倒する危険を感じたので、用心しながら攻めたんだ。今夜のアナハイムの土は硬くて滑りやすかったからね。終盤になってぐっと追い詰めたけれど、いつものストーリーで時間切れ。あと2〜3周あれば、ビーラマンをかわすことができたと思うけれど、こればっかりはしかたがないね。スタートがヘタクソなオレが、今夜は序盤からトップグループに上がれたのは、Hondaのニューマシンのおかげ。ものすごくパワフルで気に入っている。

E.フォンセカ(3位)
意外なレース展開だったよ。自分は後方集団からポジションを上げていったんだけれど、追い上げたというよりは、前がいなくなったおかげだったし……。でも、開幕戦で表彰台に上がることができてとてもうれしい。この成績には自分でも驚いているんだ。ミスをしないで堅実に走りきった結果だと思う。初めての250クラス、Hondaに移籍して初めてのレースということでかなり興奮していたけれど、満足のいく成績を残すことができてほっとしたよ。

N.ラムゼイ(17位)
なんともひどい1日になってしまったね。周回遅れだなんて……。フープスで2回も転倒したのが痛かった。去年のナショナル最終戦以来のレースになるので、入れ込みすぎていたのかもしれない。でもこれからは毎週レースが続くので、実戦の感触はすぐに取り戻せると思う。ニューバイクのCRFにはシーズンオフの間にたっぷり乗り込んでいたから、すっかり自分の物になっているし、去年まで乗っていた4ストロークバイクよりも気に入っている。だから今後の課題は、今夜のようにあわててミスをしないように、気持ちをリラックスさせて臨むことだけだ。

S.トーテリ(DNS)
去年の開幕戦で傷めた肩の手術をシーズンオフにして以来、まだバイクに乗れない状態なんだ。骨折などとは違って、筋が完全につながるまで4ヵ月ぐらい安静にしている必要があるらしい。今のところ順調だから、これからライディングを始めて、2月後半からレースに復帰するつもり。新しいマシンには一度も乗ったことがないけれど、カーマイケル、ラ・ロッコ、フォンセカのスピードを見て、ポテンシャルは確認できたよ。早く乗ってみたくてワクワクしているんだ。

レース結果などの詳しい情報は、こちらでご覧いただけます。
American Honda オフィシャルサイト
www.hondaredriders.com



AMAオフィシャルサイト
www.amaproracing.com
Honda Racing このページの先頭 News Formation