• リコール届出番号:3917
  • 届出日:平成28年10月27日
    リコール開始日:平成28年10月28日

ジャイロXのリコール

概要

不具合の部位(部品名)

緩衝装置(フロントピボットアーム)

基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因

フロントフォークにおいて、ピボットアームブッシュの表面処理が不適切なため、ブッシュホルダーとブッシュ間のオーリングが早期に摩耗してグリースが流出すると、フロントピボットアームとブッシュ側面の摺動抵抗が大きくなることがあります。そのため、そのままの状態で使用を続けると、右側フロントピボットアームへ過大な応力が加わり折損し、最悪の場合、前輪ブレーキ操作時にフロントブレーキケーブルが引っ張られ、前輪がロックして転倒や走行不能となるおそれがあります。

改善箇所説明図

改善措置の内容

ピボットアームブッシュを対策品に交換するとともに、フロントピボットアーム及びオーリングを新品に交換します。なお、改善措置用部品の供給に時間を要することから、当面の暫定措置として、フロントピボットアームを点検し、作動不良が確認されたものについては、フロントピボットアームを新品に交換し、ピボットアームブッシュにグリースを塗布します。それ以外については、ピボットアームブッシュにグリースを塗布します。

自動車使用者及び自動車分解整備事業者に周知させるための措置

・使用者:ダイレクトメール等で通知します。

・自動車分解整備事業者:日整連発行の機関誌に掲載します。

・改善実施済車には、車台番号付近にNo.3917のステッカーを貼付します。

対象範囲

車 名

型 式

通称名

リコール対象車の車台番号の範囲

及び製作期間

リコール対象車

の台数

備 考

ホンダ



JBH-TD02



ジャイロX



TD02-1100002~TD02-1112581
平成23年5月9日~平成27年9月30日

12,580


TD02-1180004~TD02-1180619
平成23年5月16日~平成27年8月21日

228

郵政専用車両

TD02-1180104~TD02-1180669
平成24年1月19日~平成27年9月15日

438



(計1型式)

(計1車種)

(製作期間の全体の範囲)
平成23年5月9日~平成27年9月30日

(計13,246台)


  • *対象範囲の一部には、改修対象ではない車両も含まれています。

交換修理用部品として出荷したもの

対象の製品名

部品番号

対象部品の出荷期間

対象部品数

備考

フロントフォークセット

51110-GFY-630

51110-GFY-660

51110-GM6-316

51110-GG2-316

平成23年10月11日~平成28年10月18日

5,873

ジャイロX

ジャイロUP

ピボットアームブッシュ

51314-GFY-661

51314-GM6-000

51314-GG2-900

平成24年4月7日~平成28年1月18日

6,652


合  計

(計12,525個)


  • ※交換修理用部品が組み付けられた車両は、同様の改善を実施します。

(備考)

本件は、平成27年4月14日付け届出番号「3554」にてリコール届出を行ったものですが、新たな原因が判明したため、対象を拡大し届出します。