おすすめの釣り場

群馬県を流れる神流川は、関東地方で最初にキャッチ＆リリースエリアができた川です。管轄している上野村漁協は、渓流魚の保護を考え、釣り人にとって快適な釣り場を作るべく努力しています。そのおかげで魚影は多く、川沿いを走る道路から淵などをのぞくと、定位した魚がゆっくりとエサを食べに浮上する姿も確認できます。
神流川にはキャッチ＆リリースエリアのほかに、『本谷毛ばり釣り専用区』があります。また今シーズンは『中ノ沢毛ばり釣場』が本格的にオープンして、フライフィッシャーにとっては注目のフィールドです。
本谷と中ノ沢にある釣り場は、予約制で入る人数が限られます。いくつかのエリアに区切られており、そのエリア内は午前の部（9～13時）は貸し切りになるシステムです。そのため先行者を気にすることなく、のんびりと釣りができるのが魅力です。今回はそのなかで、中ノ沢を訪ねてみました。

中ノ沢は神流川の支流で、小規模ながら美しい渓谷です。木が被さっている箇所もありますが、森は管理されていて適度に間伐されているので、日当たりがよくフライロッドを振るのにも適しています。そしてキャッチ＆リリースによって、やはりたくさんの渓流魚が泳いでいるのが魅力です。