パワーユニット CRF250R(2)


[CRF250R]

■シリンダーヘッド

 シリンダーヘッドの吸・排気ポートは断面形状を変更。ポートを絞り、混合気の流速を高めることで全域での出力特性の向上を実現しています。それにともない、ECUおよびFCRキャブレターのセッティングも最適化を行いました。
 ロッカーアームは形状を見直すとともに軽量化、また吸気および排気バルブスプリングの荷重アップ、排気バルブステムの小径化を行うことでバルブの追従性を向上、レブカット回転数を13,500rpmへと大幅にアップしています。




■ピストン

 2本リング式の鍛造ピストンは新形状とし、圧縮比を12.9から13.1にアップしています。またピストントップリングの板厚を0.8mmから0.9mmへと変更し、張力やねじれ剛性などを見直すことにより、高回転時における耐久性を向上。ブローバイガス量も低減しています。



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