Stream - 2000.10

STREAM
Stream 2000.10.26
Concept

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高剛性ボディで一体感ある走りを実現。
スポーティな走りにこだわる7シーターとして、ボディ剛性に対しても高い目標を設定し、コンピュータ解析による最適構造の検討と苛酷な鷹栖テストコースの走り込みを実施。一体感のあるスポーティなハンドリングの実現のために、フレームなど断面の大型化や、結合部の強化などにより、大幅にボディ剛性を向上。リアなど開口部が大きいミニバンながら、セダン同等以上のねじり剛性を実現するストリーム専用の高剛性サラウンドフレームボディを新開発しました。

●フロントの剛性向上
サスペンションの入力やエンジンの支持剛性、前面衝突時の安全性の観点から、高剛性井桁サブフレームを採用。さらにサイドフレームパフォーマンスロッドを追加して横入力に対する剛性を向上。また、フロントダンパーガセットを追加してダンパーからの入力をダッシュアッパーの大断面で効果的に受け止める構造とするなどの補強を行いました。

●リアの剛性向上
リアの剛性は、3列目シートの居住性を犠牲にせずに向上させる工夫を施しました。リアのクロスメンバーをリアホイールハウスの縦壁に直結し、フレームとフレームが交差するポイントにバルクヘッドを配置するなど、大断面の部材同士を強固な結合とすることで居住性を犠牲にせず、剛性を向上させました。また、大きな開口部のあるテールゲートをフルボックス構造とし、3本のリアクロスメンバーを追加し、クォーター&リアピラーの大型スティフナー、大断面のミドルクロスメンバーによっても剛性を大幅に向上させています。

走り込み 起伏に富んだワインディングを持つ北海道・鷹栖テストコースを走り込み、
パフォーマンスを磨いたストリーム。写真はテスト車両による撮影。

ボディ剛性アップのポイント

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