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世界ツーリングカー選手権

round 07

SCHEDULE

June 25 2015 WTCC Race of France

フランスフランス

ハンディウエイトが40kgになるHonda Civic WTCCが、巻き返しを期して連戦に挑む

FIA世界ツーリングカー選手権(WTCC)は、2週連続の開催で第7戦フランス大会を迎えます。前戦のスロバキア大会を終えた「カストロール・ホンダ・ワールド・ツーリングカー・チーム(Castrol Honda World Touring Car Team)」のガブリエーレ・タルクィーニ選手とティアゴ・モンテイロ選手は、それぞれ自宅に戻り、つかの間の休息を取りました。チームは休む間もなく、コート・ダジュールにある戦いの舞台、ポール・リカールに向かっています。

ポール・リカールは、フランス第2の都市マルセイユの近郊に位置し、南仏らしい気候と、かつてはF1世界選手権も開催された本格的なグランプリコースで、ハイスピードかつダイナミックなコーナーが特徴です。今年で2度目のWTCC開催となり、昨年は予選でタルクィーニ選手が2番グリッドを獲得。そして決勝では、レース1、レース2ともにHonda Civic WTCCは表彰台を得ました。

今回、Honda Civic WTCCに課せられるハンディウエイトは、前戦の60kgから40kgに軽減されました。それに加え、コースとの相性、前戦からのマシンの進化といったアドバンテージを生かし、昨年以上の結果を出すべく、チームは意気込んでいます。

WTCC第7戦フランス大会は、6月27日(土)に予選、28日(日)に決勝が行われます。

コメント

ガブリエーレ・タルクィーニ選手
「ポール・リカールは、WTCCに参加するチーム、ドライバーにとって大変なじみのあるサーキットです。レースは昨年から開催されていますが、以前より冬のテストなどで利用されていました。とても安全でフラットなコースです。私にとっては、2つの長いストレートが難所になると思っています。一方、低速でツイスティなセクションでは、Honda Civic WTCCがその持ち味を発揮するでしょう。路面温度にも注意が必要です。昨年は第2戦と早い時期での開催でしたが、今年は真夏の戦いになります。気温と路面温度がマシンとタイヤに与える影響に注意しなければなりません」

ティアゴ・モンテイロ選手
「今回ハンディウエイトが減ることにより、前戦スロバキアの予選で起きた問題のいくつかは対処しやすくなるでしょう。しかし、結果を予測するのは難しい状況です。ヨーロッパラウンドは残り2戦となり、レースでのバトルは激しさを増していますが、いつものように全力でアタックする心構えです。フランスに住んでレースをしていた時期があり、いい思い出や友人が多いので、ポール・リカールでの戦いをとても楽しみにしています」