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世界ツーリングカー選手権

round 07

SCHEDULE

June 27 2015, QUALIFYING WTCC Race of France

フランスフランス

予選でモンテイロ選手が7番手、ミケリス選手が8番手
レース2では2台がセカンドローからスタートし、勝利を目指す

2015年6月27日(土)・予選  会場:ポール・リカール・サーキット(3.841km)  天候:晴れ
気温33℃  コースコンディション:ドライ

世界ツーリングカー選手権(WTCC)は、前週に行われた第6戦スロバキアから連戦となり、第7戦のフランスを迎えました。舞台となるポール・リカールは、南仏コートダジュールに位置して気温も高く、真夏の気候です。WTCCは、世界耐久選手権(WEC)などが行われるコースの一部を使ったショートコースで開催。シリーズ中で最も距離が短いコースですが、直線と高速コーナーが特徴でハイスピードなレイアウトとなっています。

  • ティアゴ・モンテイロ(#18)ティアゴ・モンテイロ(#18)
  • ティアゴ・モンテイロティアゴ・モンテイロ
  • ティアゴ・モンテイロティアゴ・モンテイロ
  • ガブリエーレ・タルクィーニガブリエーレ・タルクィーニ
  • ガブリエーレ・タルクィーニガブリエーレ・タルクィーニ
  • ガブリエーレ・タルクィーニガブリエーレ・タルクィーニ

この大会からHonda Civic WTCCのウエイトハンデは40kgに改定され、前戦より20kg軽減。また、今回から「ニカ・レーシング(Nika Racing)」のリカルド・ライデル選手が病気欠場から復帰を果たし、「カストロール・ホンダ・ワールド・ツーリングカー・チーム(Castrol Honda World Touring Car Team)」のガブリエーレ・タルクィーニ選手、ティアゴ・モンテイロ選手、ゼングー・モータースポーツ(Zengő Motorsport)のノルベルト・ミケリス選手と合わせ、Honda Civic WTCCは総勢4台の体制で予選に臨みました。

午後3時から開始された20分間のQ1でミケリス選手が1分30秒621をマークし、その時点でトップに立ちます。一方、タルクィーニ選手、モンテイロ選手はコースには出ましたが、アタックせずにピットに戻り、タイヤ交換を行いました。セッション半ばにタルクィーニ選手とモンテイロ選手はそれぞれタイムアタックを行い、タルクィーニ選手が1分30秒877、モンテイロ選手が1分30秒529をマークします。ミケリス選手は2度目のアタックで1分30秒500とタイムアップ。タルクィーニ選手は、セッション終盤にQ2進出をかけて再びアタックに出ます。しかし、最終セクターで前車に阻まれ、1分30秒802とタイムは更新したもののポジションを上げることはできず、Q1は終了。この結果、ミケリス選手が8番手、モンテイロ選手は9番手でQ2進出を果たしましたが、タルクィーニ選手とライデル選手は14番手、17番手で予選を終えました。

10分間のQ2では、1度目のアタックでモンテイロ選手が1分30秒158、ミケリス選手が1分30秒559をマーク。セッション終了間際にタイムアップを狙い、2度目のアタックを試みましたが、モンテイロ選手、ミケリス選手ともにタイムの更新はできず、モンテイロ選手が7番手、ミケリス選手は8番手でQ2を終えました。僅差の予選でしたが、Honda Civic WTCC勢はQ3に進出できませんでした。

6月28日(日)に行われるレース1は、モンテイロ選手が7番手、ミケリス選手は8番手からスタート。リバースグリッドで行われるレース2では、この2台がセカンドローからのスタートとなり、上位を狙います。

コメント

ティアゴ・モンテイロ選手(7番手)
「予選のセットアップは、今週末で最高のものでした。マシンはかなりバランスがよく、新しいタイヤを履いたときは非常によく反応しました。Q2のアタックは満足できました。どこまでのポジションを得られたか分かりませんでしたが、僅差であることは分かっていました。タイムを上げようと2度目のアタックに挑みましたが、少しプッシュしすぎてタイムを更新することができませんでした。明日は、2レースともいい走りをしたいと思います」

ノルベルト・ミケリス選手(8番手)
「今のマシンのパフォーマンスを考えると、8番手前後だろうと予想していました。レース2ではスタートポジションがいいので、それを生かして表彰台争いをしたいと思います」

ガブリエーレ・タルクィーニ選手(14番手)
「厳しい予選になることは分かっていました。Q2での10番手を目指していましたが、残念ながらマシンはプラクティスのときほどよくありませんでした。セットアップを変更しましたが、それもうまくいきませんでした。また、2度のアタックともに最後のセクターでトラフィックに阻まれました。明日は14番手からのスタートで非常に厳しいと思いますが、まだ可能性はあります。全力を尽くしていかなるチャンスも逃さず、生かすつもりで挑みたいと思います」

アレッサンドロ・マリアーニ |Castrol Honda World Touring Car Team代表
「我々にとって非常に厳しい予選となりました。プラクティスは速かったのですが、予選ではスピードを発揮できませんでした。確かにトラフィックの問題はありましたが、フリープラクティス1と2のタイムを見れば、我々が速かったことが分かります。ここではライバルが強いので、レースでは全力を尽くすことに集中しなければなりません」

堀内大資 |Civic WTCC開発プロジェクトリーダー
「ライデル選手が戻って来てくれたことはいい出来事でしたが、予選は残念な結果に終わりました。タルクィーニ選手は、Q1最後のアタックでクリアラップがとれず、アンラッキーでした。エンジン、車体ともに少しずつよくはなっているのですが、タイムが接近した予選となり、思ったような順位とはなりませんでした。気温33℃、路面温度43℃という暑さで、我々だけではなく全体的にタイムが伸び悩み、さらに僅差になったという面もあると思います。レース2では2台が2列目からスタートできるので、好結果を期待しています」

予選リザルト

順位 No. ドライバー マシン タイム
19S.ローブシトロエン1'29.245
268Y.ミュラーシトロエン1'29.370
337J.ロペスシトロエン1'29.378
433M.キン・ハシトロエン1'29.617
53T.チルトンシボレー1'29.831
67H.ヴァレンテシボレー1'30.133
 
718ティアゴ・モンテイロHonda1'30.158
85ノルベルト・ミケリスHonda1'30.559
142ガブリエーレ・タルクィーニHonda1'30.802
1719リカルド・ライデルHonda1'31.162