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世界ツーリングカー選手権

round 05

SCHEDULE

June 6 2015, QUALIFYING WTCC Race of Russia

ロシアロシア

予選でタルクィーニ選手が3番手、ミケリス選手が8番手、モンテイロ選手が10番手に
レース1、レース2ともにHonda Civic WTCC勢は好ポジションからのスタートで勝利を目指す

2015年6月6日(土)・予選  会場:モスクワ・レースウェイ(3.931km)
天候:晴れ  気温:18℃  コースコンディション:ドライ

世界ツーリングカー選手権(WTCC)は、第5戦ロシア大会を迎えました。舞台となるモスクワ・レースウェイは、低速から高速までさまざまなコーナーが組み合わされ、長いストレートもあり。ロシア初の近代的なコースと施設を有するサーキットです。

  • ガブリエーレ・タルクィーニ選手ガブリエーレ・タルクィーニ選手
  • ガブリエーレ・タルクィーニ選手ガブリエーレ・タルクィーニ選手
  • ガブリエーレ・タルクィーニ選手ガブリエーレ・タルクィーニ選手
  • ガブリエーレ・タルクィーニ選手ガブリエーレ・タルクィーニ選手
  • ガブリエーレ・タルクィーニ選手ガブリエーレ・タルクィーニ選手
  • ティアゴ・モンテイロ選手ティアゴ・モンテイロ選手
  • ティアゴ・モンテイロ選手ティアゴ・モンテイロ選手

Honda Civic WTCCは「カストロール・ホンダ・ワールド・ツーリングカー・チーム(Castrol Honda World Touring Car Team)」のガブリエーレ・タルクィーニ選手、ティアゴ・モンテイロ選手と、「ゼングー・モータースポーツ(Zengő Motorsport)のノルベルト・ミケリス選手に加えて、「ニカ・レーシング(Nika Racing)」のリカルド・ライデル選手がこの大会から復帰し、4台体制となりました。

午後1時30分から開始された20分間のQ1で、4台のHonda Civic WTCCは1度目のアタックを1分40秒台で終えると、早々にピットに戻って2度目のアタックに備えました。2度目のアタックで、タルクィーニ選手が1分38秒104、ミケリス選手が1分38秒789、モンテイロ選手が1分39秒070をマークします。タルクィーニ選手は2番手の好タイムでQ2進出を確定させたため、アタックを終了しました。モンテイロ選手は、多くのマシンが2度目のアタックを終えた時点で12番手と、Q2進出ギリギリのポジションでした。セッション終了間際、モンテイロ選手とミケリス選手は3度目のアタックに挑み、ともにタイムを更新。ミケリス選手は6番手、モンテイロ選手は11番手でQ2進出を決めました。ライデル選手は、トレーラーの到着が予選日の未明となって準備が遅れたこともあり、タイムを伸ばせず。17番手に終わりました。

続いて行われた10分間のQ2で、3台のHonda Civic WTCCはセッション終了間際の2度目のアタックにおいて、3台ともが1度目のタイムを更新。タルクィーニ選手は3番手、ミケリス選手は8番手、モンテイロ選手は10番手となり、タルクィーニ選手は今季初のQ3進出を果たしました。

Q2の上位5台が1台ずつタイムアタックを行うQ3において、タルクィーニ選手は、1分38秒091をマークしてそれまでの自己のタイムを更新。3番手となりました。

6月7日(日)に行われるレース1において、タルクィーニ選手は2列目3番手から、リバースグリッドで行われるレース2では、モンテイロ選手がポールポジションから、ミケリス選手が2列目3番手からスタート。それぞれ好ポジションから、勝利を目指してレースに挑みます。

コメント

ガブリエーレ・タルクィーニ選手(3番手)
「このコースではスタートがとても大事なので、今週末は予選に焦点を当てました。ここではオーバーテイクが難しいからです。金曜日の走行における最初のラップから、マシンが満足のいく状態でうれしいです。Q3ではいい走りができましたが、トップには少し届きませんでした。Honda Civic WTCCは、明らかにこのコースに合っています。マシンには満足していますが、ライバルたちとの差を縮めるには、さらに進歩しなければなりません」

ノルベルト・ミケリス選手(8番手)
「今週末のこれまでのパフォーマンスに、少しがっかりしています。ここに来る前、トップ3または4を狙えると期待していましたが、結局、そのようなポジションを狙って戦うだけのスピードがありませんでした。しかし、タルクィーニ選手がマシンの潜在能力を発揮したのでうれしく思います。私自身はスタートポジションを生かせるよう、できる限りのことをするつもりです」

ティアゴ・モンテイロ選手(10番手)
「まず、タルクィーニ選手を祝福します。今週末、彼はずっと好調です。私にとっては、今のところ今シーズン最も厳しい週末になっています。目指すところはもっと上ですし、その力もあると思っています。予選に向けていくつかの箇所を変更しましたが、結局、私が必要としているものにはなりませんでした。レース1のポールポジション争いは無理だと分かった時点で、レース2のポールポジションを獲得するために、10番手を狙うことが現実的な目標となりました。それを達成できましたが、だからと言って必ず優勝できるとは限らず、勝利には遠いイメージです。今はもっと、レースに向けて正しいセットアップを見つける努力をしなければなりません。最高のスタートを切ることに集中します。それができれば、表彰台を狙えると思います」

アレッサンドロ・マリアーニ|Castrol Honda World Touring Car Team代表
「最初のセッションから、タルクィーニ選手はすばらしいスピードを披露していたので、ポールポジションが獲得できると期待していました。残念ながら、本当に僅差で3番手でした。しかし、差は非常に小さいので、かなり満足しています。100%満足と言えないのは、モンテイロ選手のマシンのセットアップが決まっていないからです。このコースはオーバーテイクが非常に難しいので、ポイントを獲得できるようにQ2で10番手を狙おうと、モンテイロ選手と決めました」

堀内大資|Civic WTCC開発プロジェクトリーダー
「エンジンに関しては主に、思ったより低い気温に合わせた調整と、これまでたまに出ていたミスファイア対策を行いました。サスペンションについては、まだドライバーがそれぞれいろいろなトライを行っている部分もあり、タイムに多少のばらつきが出ていますが、タルクィーニ選手がQ3まで進み、タイムを更新したことからも成果が出ていると思っています。また、ライデル選手が復帰したことも、我々にとってはうれしいことです。ブランクが長かったので、すぐに結果にはつながらないかもしれませんが、実績のあるドライバーですので心配はしていません。結果的に、Honda Civic WTCC勢は両レースとも好ポジションからのスタートとなり、レースペースは悪くないことが確認できていますので、いいリザルトを期待しています」

予選リザルト

順位 No. ドライバー マシン タイム
168Y.ミュラーシトロエン1'37.923
237J.ロペスシトロエン1'37.969
32ガブリエーレ・タルクィーニHonda1'38.091
412R.ハフラーダ1'38.639
53T.チルトンシボレー1'39.139
633M.キン・ハシトロエン1'38.836
 
85ノルベルト・ミケリスHonda1'38.918
1018ティアゴ・モンテイロHonda1'39.071
1719リカルド・ライデルHonda1'40.060