round 08

August 3 2013, QUALIFYING Race of Argentina 2013 アルゼンチン

SCHEDULE

初開催のアルゼンチンラウンドで、ミケリス選手が予選3番手、タルクィーニ選手が4番手のタイムをマーク
Honda Civic WTCCはセカンドローから勝利を目指し、決勝レースに挑む

2013年8月3日(土)・予選
会場:アウトドローモ・テルマス・デ・リオオンド(4.806km)  
天候:晴  気温:23℃  コースコンディション:ドライ

世界ツーリングカー選手権はシーズン第8戦を迎え、その舞台をヨーロッパから南米アルゼンチンに移しました。レースが行われるアウトドローモ・テルマス・デ・リオオンドは、首都ブエノスアイレスから約1000km内陸に位置するフラットでテクニカルなコースです。

  • ガブリエーレ・タルクィーニ選手ガブリエーレ・タルクィーニ選手
  • ガブリエーレ・タルクィーニ選手ガブリエーレ・タルクィーニ選手
  • ガブリエーレ・タルクィーニ選手ガブリエーレ・タルクィーニ選手
  • ティアゴ・モンテイロ選手ティアゴ・モンテイロ選手
  • ティアゴ・モンテイロ選手ティアゴ・モンテイロ選手
  • ティアゴ・モンテイロ選手ティアゴ・モンテイロ選手
  • ティアゴ・モンテイロ選手ティアゴ・モンテイロ選手

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Castrol Honda World Touring Car Teamは、前戦ポルトガルでのレース後、ティアゴ・モンテイロ選手のマシンに不具合の可能性を発見し、エンジン交換を行いました。また、Honda Civic WTCCはこのレースからウエイトハンデを解除され、1150sの基本重量に戻りました。

午後4時に開始された20分間のQ1では、まずモンテイロ選手が1分50秒311、そしてZengő Motorsportのノルベルト・ミケリス選手が1分50秒634のタイムをマークし、上位につけました。ガブリエーレ・タルクィーニ選手(Castrol Honda World Touring Car Team)はエンジンにミスファイアの症状が出て、アタックせずにピットに戻りました。セッション後半、3台のHonda Civic WTCCは再度アタックに臨み、ミケリス選手が1分49秒247、モンテイロ選手が1分49秒517、タルクィーニ選手が1分49秒545と3台共にタイムを更新しました。その結果、ミケリス選手が2番手、モンテイロ選手が4番手、タルクィーニ選手が5番手で、Q2進出を決めました。

10分間のQ2では、セッション開始早々のアタックで、ミケリス選手が1分48秒939、モンテイロ選手が1分49秒177、タルクィーニ選手が1分49秒282をマークしました。セッション終了間際に3台は2回目のアタックを行い、ミケリス選手が1分48秒855、タルクィーニ選手が1分48秒919とタイムを更新しました。この結果、ミケリス選手は3番手、タルクィーニ選手は4番手のポジションを獲得しました。モンテイロ選手は、レース2でのグリッドポジションを考慮し、2回目のアタックを止め、7番手で予選を終えました。

8月4日(日)に行われる決勝において、Honda Civic WTCCは、2台がセカンドローからのスタートとなり、表彰台獲得と勝利を目指してレースに挑みます。

コメント

ガブリエーレ・タルクィーニ選手(4番手) 「Q2では、アタックラップでスローダウンしているマシンに阻まれ、タイムを少し落としましたが、4番手のポジションを得ることができました。Honda同士で2列目からスタートできることに満足しています。決勝ではスタートからアタックして、表彰台を獲得したいと思います」

ティアゴ・モンテイロ選手(7番手) 「初めてのサーキットなので、コースについてしっかり学ぶことが大事でした。コースは非常に流れがよく、さまざまなライン取りが可能な個所が多く幅も広いので、レースでは劇的なオーバーテイクが行われることが予想されます。予選ではいいタイムを出すことができたと思います。しかし、Q2では先のことを考える作戦を取りました。レース2のグリッドはリバースですから、私はレース2を2列目からスタートできますし、その好ポジションからのスタートであれば必ず表彰台のチャンスがあるはずです」

堀内大資|Civic WTCC開発プロジェクトリーダー 「アルゼンチン戦に向けて、前戦のデータを踏まえ、排気温度を少し抑えるセッティングを施しました。また、ティアゴのマシンに、前レース後のデータ解析で不具合の可能性が見つかったので、エンジンを交換しています。初めてのサーキットとなるアウトドローモ・テルマス・デ・リオオンドは標高280mほどで、心配していたほど高地ではありませんでした。しかし、まわりが荒野なのでコース上に非常に砂が多く、とてもスリッピーです。比較的テクニカルなレイアウトなので、グリップしない状況ではドライバーにとって難しいコースだと思います。予選ではガブリエーレのマシンに少しミスファイアの症状が出てしまい、本来の速さを発揮するにはいたりませんでしたが、3、4番手は悪くないポジションだと思っています。ティアゴは7番手でしたが、エンジン交換をしたためレース1ではグリッドダウンとなるので、レース2に期待が持てるポジションです。RMLチームの2台がかなり速いようですが、決勝レースではいいい結果を出せるようがんばります」

予選

順位 No. ドライバー マシン タイム
112Y.ミュラーシボレー1:47.920
223T.チルトンシボレー1:48.423
35ノルベルト・ミケリスHonda1:48.855
43ガブリエーレ・タルクィーニHonda1:48.919
574P.オリオラシボレー1:48.979
69A.マクドウォルシボレー1:49.039
 
718ティアゴ・モンテイロHonda1:49.177